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2007/09/12

ネオナチと極右運動―ドイツからの報告 (三一新書) ネオナチと極右運動―ドイツからの報告 (三一新書)
価格:¥ 816(税込)
発売日:1995-12

イスラエルでユダヤ人のネオナチ坊やがパクられたという話題なんだが、なんだかね、笑い話だ。そもそも、ユダヤ人とは何か?という話から始めないと分かりにくいんだが、面倒くさいのでパス。で、ソ連から貧乏に追われて逃げてきた連中らしいのだが、

イスラエル警察は9日、アジア人労働者や正統派ユダヤ教徒らへの襲撃を繰り返していたネオナチ組織の若者8人を傷害罪などで逮捕したと発表した。ナチス・ドイツの迫害を逃れたユダヤ人らが建国したイスラエルでネオナチ組織の存在が判明したのは初めてで、国民に衝撃を与えている。
 8人は10代後半から20代前半で、いずれも旧ソ連圏からの移住者。祖父母にユダヤ人がいるためイスラエル国籍が付与されたが、ユダヤ人という自覚はなく、移住後の生活への不満が人種差別的行動につながったとみられている。

実は、ユダヤ人というのはアイデンティティが希薄な人たちも多いわけだ。世界中にいるので気候風土による差も大きいし、もともと「ユダヤ民族」ではあってもユダヤという国が存在するわけではないので「愛国心」というモノが何なのか、分っていないわけだな。で、イスラエルという国が出来たんだが、あの国自体がそもそも砂上の楼閣を絵に描いたような存在なんでね。

 イスラエルは、ユダヤ人には無条件で国籍を与えており、8人は子供のころ、両親と移民したらしい。同国には1990年代、旧ソ連から100万人以上のユダヤ系が流入。現在、国内人口の約6分の1を占めるが、イスラエル社会にとけ込まず、ロシア語を使いながら独自の共同体を作っているケースも多い。
 逮捕者の1人は、腕に「白人パワー」という言葉を刺青しており、ユダヤ系としての自覚が薄い「白人至上主義者」だったと見られる。……

イスラエルという国は、ユダヤ人の国だと思われているんだが、案外そうでもないわけだ。もともとアラブ系イスラエル人というのも存在するし、世界中からむりやり人を集めて来たので愛国心なんかない。自分がユダヤだという自覚がないまま連れて来られた子供にしてみればいい迷惑なのかも知れない。

警察によれば、彼らの襲撃対象は同性愛者、「ユダヤ人らしく」キャップをかぶった人、ヤクでへろへろの人(ガーディアンによればRussianの人だそうで)、など。襲撃の模様はビデオで撮影。(Happy Slappingとも似ている。)捜査を指揮した警察の人は「イスラエルにナチのイデオロギーのシンパが存在するとは信じがたいが、これは事実である」とコメント。
そして、ガーディアン記事によると、近年の移住者は「血筋」こそジューイッシュであっても、「ユダヤ」だから移住するというより、経済的理由で移住するケースが多い

おいらに言わせりゃ、だ。そもそもグローバリズムだ何だと脅迫して世界中に自分たちの価値観を押し付けて商売やっているのもユダヤなわけでね。それで自分たちだけがグローバリズムと無縁で居ようと考える事自体が頭オカシイわけだ。そして世界の潮流は反ユダヤだw

これは我の知人の米系ユダヤ教徒の息子の話なのだが、両親がリベラルの民主党支持者だからかどうかは知らないが、まぁ日本で言えば朝日新聞をとっている中の上の階層で苦労もなく育ったのがこうした言動を生むことになったのかも知らないが、驚くべきことにこのボンボンはパレスティナ人の人権を守れ!!という運動をしているのである。そして自分達の民族的聖地であるイスラエル政府を攻撃し、コーランを読んでイスラム教は素晴らしいなどと言ってみせるのである。更に信じられないことに、全てのユダヤ人を代表してシオニストのファシストどもの蛮行をパレスチナ人のみなさんに謝罪しますといって土下座旅行までしてしまうのだ。まぁ親がヒラリークリントン政権の誕生を待ち望んでいるぐらいの阿呆だから、子供も子供だ。全く小日本などでも聞いたことがある話ではないか。

チンコカユイ氏のサイトからなんだが、まぁ、グローバリズムというのはそういうものである。民族とかアイデンティティを捨てて国際金融資本のもとに集まれ、とやってる以上、「でも、ユダヤ人だけは別ね」というわけにも行かない。かくして、自ら播いたタネで自らのアイデンティティを喪失してしまうという、笑えない喜劇になっているわけだ。まぁ、日本には街宣車に乗ってチョーセンジンは死んじまぇ、なんてやってる在日も多いので、おいらは別に驚かないがw

コメント

おはようございます、

ユダヤ、自分にとってもいろいろ興味深い人たちです。
また昔の話で恐縮だけど、
「ユダヤ式思考法」、「新ユダヤ式思考法」(箱崎総一)
という本がなつかしい。
著者の友人であるユダヤ人ビジネスマン、
フォーゲル博士とのやりとりを本にしたもの。
気楽に読める本だけど、深い話が多かった。

この本、だいぶ前に絶版で。
古書店でも見たことない、図書館で検索かけても無し。
国会図書館に行けばあるだろうけど。
これまた読んでみたい。欲しい。

誰かこの本、知ってる人いますかー?


ユダヤにはいろいろ格言があって、
そのなかで好きなのは、

 ●道理のない者と話し合いはできない●

ごもっとも、というか、しょっちゅうそればっか。
(この格言は別の本で知りました)

知ってる人もいると思うけどトリビア、

トーフティー、豆腐で作ったアイスクリームって、
これはユダヤが発祥という話。
コーシェフード(ユダヤ系)のレストランで、
その戒律から、親と子を同じ食事のときに食べてはいけない、
ってのがある。鶏と卵とかね。

牛肉のステーキとか食った後に、
デザートでアイスクリーム食いたい、
けど戒律に触れるので、「子」に結びつくミルク使えん。
それで関係ない豆腐を材料にしてアイスクリーム>トーフティー
といういきさつになったらしい。

日本の豆腐アイスは風味出すために、
生ミルクやらいれるけど、
本来はまったくいれないで作ったそうだす。

連投うざくてごめんよー、
伊豆グルメまた楽しみにしています。

今や中国が市場自由競争時代。イスラエルでネオナチってギャグみたいだけど、まあ、それもアリかな、って感じかねw
ネオナチもネットウヨも同じで、本物のように命掛ける勇気も信念も無い訳だw  田舎ヤンキーのオヤジ狩りみたいなもんでね、 ただのドキュンが暴れたいだけ。弱い者いじめやネットでしか吠えられないカスどもの大義名分みたいなもんだなw

その点、野次馬さんは本物だ。本名も職業も素顔(ネットゲリラ右上のヨウツベ)も肉声(えーとね、えーマイマイ通り、マイマイ通りを入ってもらって、そうずらまんじゅう、の向かいだ)も晒しちゃって、漢というか侠気というか根性据えてるというか自分大好きというか、もうちょっと警戒心をもってくださいw

そういえば、最近「失踪日記」で復活をとげた吾妻ひでおの昔のロリマンガにも、今は亡き川本耕次先生が登場してましたねw

まあ在日ウヨが日の丸振り回して、朝鮮人抹殺と叫んでいるのと同じですよ。
日本で差別されていると言っていますが、韓国では故郷を捨てた非国民のように嫌われていますよ。
以前韓国の在日経営者の会社の仕事に関わったときに、現地の従業員がボロクソに経営者をののしっていました。
日本人より在日が嫌われているのは、何となくわかる気がします。

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