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2007/09/08

ろくでなし稼業

鈴木清順監督自選DVD-BOX 壱 <日活から大目玉をくらった作品> 鈴木清順監督自選DVD-BOX 壱 <日活から大目玉をくらった作品>
価格:¥ 25,200(税込)
発売日:2006-10-20

♪いちでなし、♪にでなし、さんでなし、よんでなし♪という歌があるんだが、題してろくでなしの唄と言うんだけどね。おいらが最も好むところの宍戸錠の代表作なんだが、

船員上がりの矢野(宍戸錠)と黒田(二谷英明)が、保険金詐欺で荒稼ぎする悪徳海運会社の不正を暴く日活アクション作品。港町で知り合った風来坊のろくでなし矢野と黒田は、用心棒の仕事を探して町の名士・太田黒弁護士(小沢栄太郎)を訪ねるがあっさりと追い返されてしまう。そんな二人は地元の海運会社社長の勝又(金子信雄)から船の爆破を依頼される。勝又は先代の社長亡き後、会社をのっとり保険金詐欺を繰り返していたのだ。本来の仕事がなくなってしまった船長の浜田(山田禅吉)と娘の澄子(吉永小百合)は、先代の息子が町へ帰ってくるのを待ち望んでいた。宍戸錠初の主演作。

というような、まぁ、アレです、全盛期の松田優作ばりの軽~いハードボイルドタッチの名作なんだが、あの時代の宍戸錠というと、そんな風来坊とかトップ屋とか、怪しい人物やらせたら天下一品で、実にいい味だった。当時、なんといっても日活のトップは小林旭で、都会では石原裕次郎なんてのが人気だったようだが、田舎ではアキラだった。そして、昭和30年代の日本は、ほとんどが田舎だった。小林旭は馬に乗って旅をしてるんだぜ。で、アミューズメントパークを作るために立ち退かされようとしている牧場の娘とか出てきて盆踊りを踊るのだ。原作書いていたのは自民党の代議士なんだから笑えるんだが、それはさておき。

話はブローカーなんだが、何でも屋のブローカーというのがいるわけだ。ヤクザが得意としてるんだが、建設重機やタンカーから100円ショップの商品まで、何でも扱う。もちろん人間も扱う。カネも扱う。借金の仲介とかね。まぁ、ろくでなし稼業とは言わないが、あまりまっとうな稼業ではない。それが、一流企業の社員がやっていたというので話題が広がっているようで、例によってお馴染み、きち@石根サイトさんなんだが、

当方でもリンクさせていただいていた風来坊さん。
えらいことになっているようで
ネットゲリラさんがアクセス難なのですが
二階堂vs.風来坊
http://my.shadow-city.jp/?eid=522143
(ネットゲリラさん)
なぜかBirth of Bluesさんもつながりにくい。
やはり電通パワーか^^
Dr風来坊さん激白! 大手広告代理店の博報堂には詐欺社員がいる!
http://birthofblues.livedoor.biz/archives/50411176.html
Dr風来坊の一攫千金インターラクティブさん 二階堂さんと戯れる
http://birthofblues.livedoor.biz/archives/50410939.html

で、きち@石根サイトさんもDr.風来坊とちょっとしたかかわりがあったらしい。まぁ、こんなサイトやってりゃどっかで繋がりが出来てくるわけでね。で、電通そのものも関わっているんじゃないの?という疑問を呈しているんだが、さて、どんなもんか。で、説明もなしに掲載されていたリンクなんだが、

http://www.imi.or.jp/~inets/

クリックしてみると、インターネット商会というのが出てくる。20万トンのタンカーからタラバガニ、タクシーの営業権、ノートパソコン、投資物件まで仲介している。絵に描いたようなブローカーなんだが、何ゆえにこのリンクが掲載されているのか、とりあえずwhoisってみた。基本だな。するとIMIという組織と、兼小路 ヨハン相場 矩雄の名前が出てくる。変わった名前なので同姓同名はなさげ。そこでググッてみると、コレだ。「当会は統一教会、モルモン、エホバの証人と一切関係ありません。」という宗教団体のリストにヨハンさんは出ている。相場さんの方は、こちら。数年前にフィリピンで残留日本兵が、とかいう騒動があって、結局何も出て来なかったんだが、その件に関係していたらしい。で、この相場さんがインターネット商会をやっているらしい。で、何ゆえにきち@石根さんがこのサイトのアドレスを載せたのか、おいらにゃ分りません。単なるブローカー繋がりかも知れない。

ところで、宍戸錠はトップ屋なんてのも演じているんだが、トップ屋というのも最近、聞かなくなったね。トップ屋とは何かというと、フリーの記者で、あちこち嗅ぎまわっては特ダネを探す野良犬みたいなヤツだ。最近は雑誌も新聞も記者は自前で抱え込むので、フリーのトップ屋はほとんどいなくなった。でも、いないわけじゃない。宍戸錠は真っ赤なイギリス製オープンカーで悪目立ちしながら潜入取材していたような記憶があるんだが、そういえば真っ赤な外車で悪目立ちしながら永田町走りまわっているニュータイプのトップ屋がどこかにいたような気がしないでもない今日この頃なんだが、まぁ、どうでもいいや。

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コメント

お疲れ様です

では、こちらが本線で、あちら(忍者)は予備と考えてよろしいのでしょうか?ちなみにココもとりあえずの避難所ですよね?

ま、どっちにしても引き続き、お疲れさまです。

兼小路 ヨハン て、すげー名前だ。

名刺見ただけで普通は引きますな。

 わ~いっ
 ここでもペタンコw
 野次馬さん,ありがとう!

 この避難所はハリマオがあるし
 画面の色もシックで素敵ね
 野次馬に似合ってるわw
 野次馬さんお忙しい中を避難活動お疲れ様でした

 宍戸錠さんというと「ちあきなおみ」さんの旦那様だった
 宍戸開さんの方が魅力的だなぁと感じた私
 
 どこも同じ様に東京化された日本は日本らしさのある
 それぞれの地方の特色を持った懐かしい田舎を
 表面的には文化的にはしたけど画一的で
 風情のない安物のメッキ地方都市にしてしまった感じがする

 日活映画や東映映画の勧善懲悪の映画では
 悪者を正義の味方がやっつける爽快な場面で一斉に
 拍手した観客・・・今の現実の世の中では絶対にあり得ないお話
 政治家も弁護士も検察も警察も悪になっちゃったw
 

早速第2避難所が出来ているとは、ゲリラの本領発揮ですね。

このカラースキームのほうが、目に優しく読みやすいですね。

楽しんでいきましょう。

宍戸錠は素晴らしいと思いますよ。
頭の悪いマッチョだけのアメリカ人と、
頭が良いがひ弱のヨーロッパ人をたして二でわった
ところがある。まさに良いトコどりしている日本人だ。

良い映画はたくさんありますが「肉体の門」の宍戸錠が
印象深い。たくましさと、カッコよさで女たちを手なづけて
しまうところが、すごく説得力ある。

避難所おつかれさまです。
いつも楽しみに読んでいます。
PCからは問題なくスムーズにみれるのですが、携帯からだと(Docomo)、リンクをクリックしてから画面が出るまで10秒くらいかかり、眠ってしまいそうになります。
普段は、一日数回以上携帯からアクセスしています。
確認お願いします

流石!打つ手が早いですね!

トップ屋言えば「梶山 季之」ですな

母は宍戸錠をテレビで見かけるたびに毎度「自分でああ言うほっぺたにしたんだよ!」と感に堪えない様子で話してました。宍戸開がデビューした時、親父の術前の二枚目ぶりが偲ばれた。
いま息子は術後の親父の方に似てきましたね。

>真っ赤な外車で悪目立ちしながら永田町走りまわっている
>ニュータイプのトップ屋

wwwwwwww
同じくどこかで見たような・・

ここのコメント読みにくいよ…
何とかしてよ、カリさん…
下→上じゃなくて上→下がいいよ…
でもデザイン(右側にインデクス)や色合いは見やすくていいです

獅子土壌は僕の祖母の従兄弟の嫁の兄弟の…で遠縁だそうです

もとい、他人です…

もう直ってる、さすがw
コメント欄はこっとの方が読みやすいね。

ちあきなおみの夫だった宍戸錠の弟さんは郷鍈治ですよ。

↑そうだった。。。
ごめんなさい。宍戸開さんは息子さんですね
郷鍈治さんが生前に開いていらした喫茶店に
一度行って近くでお顔や雰囲気を見たかったなぁ(’’)
う~んっ,すご~い間違いしちゃったです。
皆さん,ごめんなさい。

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