放送予定
   
   
   
9月8日(火)放送予定
値下げが止まらない
  秋商戦の舞台裏


ハンバーガー200円、ジーンズ880円、薄型テレビ29800円・・・。リーマンショックから間もなく1年。全国消費者物価指数は過去最大の下落率となった。 景気悪化、給与カットで「とにかく安くないと買わない」という消費者の志向に合わせ、かつてない値下げが進む。 安値を可能にしているのがプライベートブランド。大手だけでなく、地方のスーパーも商圏を超えて共同開発に乗り出した。一方、老舗のメーカーやデパートは、お得感や付加価値で差異化を図る。値下げの秋、最前線とその影響を追う。
(NO.2785)

スタジオゲスト 熊野 英生さん
    (第一生命経済研究所
  主席エコノミスト)
スタジオゲスト 荻原 博子さん
    (経済ジャーナリスト)
 

   
   
9月9日(水)放送予定
海の“財宝”は誰のものか

エジプト古代文明の遺跡が沈むアレクサンドリア沖、17世紀に海運業で栄えながら大地震で沈んだカリブ海の港町。さらにはスペインがイギリスに宣戦布告し、ナポレオン戦争のきっかけとなった帆船「メルセデス号」の沈没船など、世界の海には、地上の文化遺産に匹敵する歴史的価値の高いものが数多く眠っている。沈没船だけでも世界に300万隻もあるとも言われている。そうした沈没船や"水中文化遺産"を引き上げ、一攫千金を狙う"トレジャーハンター"たちが世界各地で活動。引き上げた財宝の所有権をめぐって訴訟も起きている。こうした問題に対処するのが「水中文化遺産保護条約」。今年1月、20カ国以上の批准を得て、ようやく発効した。水中文化遺産の商業目的での使用を禁止し、沿岸国に強い権限を認めている。しかし、高度な海洋探査の技術を持つサルベージ会社や欧米諸国など、主要な沿岸国 は、条約の批准に消極的だ。水中文化遺産を取り巻く現実を追い、歴史ロマンに誘う水中文化財の保護のあり方を考える。
(NO.2786)

スタジオゲスト 小山 佳枝さん
    (中京大学総合政策学部准教授)