知事就任二期目、懸案の玄海原子力発電所プルサーマル計画と実行、新幹線問題を見事に解決し、次々と政策実現に取組む古川知事、
今回の福祉問題にどう対応するか注目される。
平成21年4月29日
質 問 書
佐賀県知事
古川 康 殿
ジャーナリスト松山慎一郎
私は、過去佐賀県の行政関与型第三セクター、財団法人佐賀県環境クリーン財団経営の産業廃棄物最終処分場
(唐津市菖蒲)に関して質問をさせて戴きました、ジャーナリストの松山で御座います。
知事就任間もない古川知事から、私如きフリー記者に対して真摯な回答を戴き感激した次第でありました。
今回は、福祉行政に関しまして質問させて戴きます、精査し前回同様、真摯名回答を戴きます様お願い致します。
質 問
1.4月マスコミ報道されました、社会福祉法人祥楓会の六千万円不正流用事件をどの様に理解されますか。
2.福祉法人設立の許認可権・その後の指導監督権は各自治体の権限です。再度今回の祥楓会の不正流用(横領)事件の 見解を。
3.今回の、六千万円不正流用事件前にも、当時の翠晃施設長吉田博樹の三千万円(今回の流用を合わせて累計額九千 万円)不正流用の事実が発覚し、県から指導を受けています。この事実は現在も県に残っていますか。
4.祥楓会二代目理事長吉田梅次(今回、問題報道がなされた施設長吉田博樹の父親)氏、翠晃施設長江原新子氏を知っ ていますか。
5.江原新子(前回の佐賀市議会議員選挙に民主党から支持され出馬、落選。今回10月の佐賀市議会議員選挙に再出馬 の予定)氏の夫と学友であり友人と聞きます、事実ですか。
6.理事長吉田梅次氏がグループホーム(唐津市佐志)を開設した開所式に空港から直行し駆けつけています、それ程ま でに吉田氏と親しいのですか。
この施設は関係者の間で建設費未払い裁判に発展しました。今なお建設費未払いと、排水問題、敷地内通行道路問
題等が未解決です、又この建築物そのものが都市計画法に基づく違法建築です、これらの事をご存知ですか。
7.知事の後援会は、吉田梅次氏及びその関係会社から献金を受けた史実がありますか、あれば具体的に。
8.福祉法人の指導監督権を持つ佐賀県は、今回の、又前回の施設会計不正流用等事件の対応を具体的に。
9.福祉法人法に於いては理事全員の無限連帯責任が問われます、間違いありませんか。今回の事件で、佐賀県は理事
10. 全員の退陣を指導されています、この指導に理事長吉田梅次氏も当然含まれますか。
11. 今後の指導内容とスケジュールをお教え願いたい。
以上
重傷害事件・官製談合・ダイビング経営者波口士郎達の強要事件等、
数々の事件の舞台と成った、佐賀県唐津市菖蒲産廃処分場。
(佐賀県唐津市鎮西町菖蒲)
■ 古川佐賀県知事に提出した質問書を改めて掲載する。
波口士郎の厚黒(面が厚くて腹黒い)な振る舞いが理解出来る。
平成17年8月21日
佐 賀 県 知 事
佐賀クリーン財団理事長 古川 康 殿
ジャーナリスト 松山 慎一郎
【質 問 書】
前略、古川県政もいよいよ1期目後半に差しかかろうとして参りました。マスコミ報道等を通じ、青年知事(古川知事)の透き通る県政運営を拝見いたしております。全国各自治体の財政難、御多分に漏れず佐賀県も同様であります。
長崎新幹線建設・有明海湾奥部海域・佐賀県空港利用問題等(難題必題)の折、古川知事の透き通る活力ある県政を期待し、その成果を楽しみにする処であります。
処で、佐賀県北西部(鎮西町)に建設中の、佐賀クリーン財団運営の廃棄物最終処分場建設に関してでありますが、佐賀県が採用致しました公共関与型(第三セクター方式)は、昨今の各自治体の処分場問題発生等を捕らえましても、民間、単独では処分場問題は任せられない。その一例として、福岡県筑紫野市で発生致しました、(株)産興の処分場の操業許可取り消し事件であります。
一説に依りますと、産興処分場問題解決には5百億円前後の福岡県税負担が発生するであろうと言われています。
この様な一例を捕らえましても、佐賀県が採用しました処分場建設(ゴミ問題)は(官・民)共同での運営方式は、今後益々習って来るでありましょう。
佐賀方式は間違っていなかったと評価評価を受ける出ありましょう。
然しながら、最近の私の取材で下記の事項が判明致しました。計画から業者決定過程に至る疑惑であります。
(官製談合)であります。
私は、下記の事項を知事及び佐賀クリーン財団理事長に質問致します。精査し回答を各関係部署に御指示戴きます様、宜しく御願い致します。
尚、質問の事項、文章、言葉使い等に失礼が在ります時は御許し下さいませ。
【最終処分場はなぜ鎮西地区に決定したのか】
1.当初この場所は、民間処分場として三松興業(唐津市東大島)が廃棄物最終処分場として計画し県は許可を 与えていたか、間違いないかお答え願いたい。
2.当初から、計画に下流域(唐津市湊地区)住民は反対で在った。 三松興業側は地区住民側に対しての説 明は、現在行っている対馬(美津島町)開発で発生する表土(泥・石)の搬入であってゴミ処分ではないと説 明した。
住民側は三松興業が持ち込んだ表土の一部を分析し、結果安全性に問題なしとし同意に及んだ。
県はこの事実を把握しているのか、お答え願いたい。
3. その後、某地区長より三松興業計画区内に医療廃棄物が不法投棄されていると行政・三松興業側に指摘 されていた。
それらの事実を把握しているか、お答え願いたい。
4. 工事中に一部医療廃棄物が出て来たと聞いている、法的告発を検討しているのか、お答え願いたい。
5. その後、三松興業は事業採算性の観点から、一部首都圏からのゴミ搬入受け入れを表明した。その事が 住民側反対運動に発展発展し処分場計画は断念に至った。この事を把握しているのか、お答え願いたい
6. 三松興業は、運転資金調達の為、処分場許可権利を、県住宅開発公社に売却した。この事は一日で決定 した、条件として廃棄物最終処分場は造らないと。アスレチック中心の公園を造るとの事で在った。
尚、この権利売却の斡旋を行ったのは、鳥越・近藤(共に唐津・東松浦郡選出)県議会議員であった。 廃棄物処分場は造らないとの条件は間違いなかったか、お答え願いたい。
7. 行政に、この土地にどの時期から処分場計画が再発・決定したのか、お答えねがいたい。
【工事用進入路に関して】
8. 現地点に立ち返り、工事用進入路の土地買収・建設は正しかったか否か、税の無駄とは思わなかったか 、お答え願いたい。
9. 当初、工事用進入路は期限付き借地であった。
借地面積は 借地期限は 借地金額は
お答え願いたい。
10. 工事用進入路建設は(有)宮崎建設(玄海町)に4,600万円にて発注された。この会社の顧問には既に、宮崎 泰茂(唐津・東松浦郡選出)県議会議員が就任していた。この事実を把握しているのか、お答え願いたい
11. その後、工事用進入路が工事完成後、借地から買収に変更されている、その理由をお答え願いたい。
借地 買収
面積
価格
周辺価格
(この比較表にもお答え願いたい)。
12. 平成14年9月14日、公共関与型廃棄物処理施設の建設及び操業に関する保全協定書が、クリーン財団理 事長 井本知事と、湊地区協議会との間で交わされている。
【内容要旨】
平成14年12月31日迄に着工しなかった場合は、この協定書を白紙とし再検討する。
尚、付帯確認書も存在する。(内容に排水路も記載されている)。
上記、協定書が存在する為、無駄な工事用進入路発注が行われたのではないのか。
進入路入札は・契約日は・工事開始日は、お答え願いたい。ある。
【排水路に関して】
13. 排水路は、平成14年9月14日保全協定書・付帯確認書に決定されている。
今、なぜ排水路変更申し入れなのか、お答え願いたい。
14. 確認書の存在を理解すれば橋本川流域に自然放流は決定である。
当初、決定していた公道一部埋設が出来ないのではないか。
又、橋本川側面の1メートルの農地買収が出来ないのではないか。
排水路変更は、平成18年12月末完成の最重要事項に成りつつある、行政の無責任約束が工事完了予定す ら危ぶまれつつある。排水路変更を住民側に認めて貰わずして工事完成期限は守られるのか。
先日の取材中、中村事務局長は強制執行も出来ると発言した、その様な姿勢で今後の諸問題には臨むの か、お答え戴きたい。
【コンサル会社日本技術開発に関して】
処分場計画に際し湊地区有志が公共関与型施設、当時全国2ヶ所の内、岩手県内施設を視察(費用は県負担) した。
宮崎県議会議員(唐津・東松浦地区選出)も同行した。
この時、既に日本技術開発(本社東京)九州支社の井出工事部長が現地に待機しており、施設の説明を行った
15. 日本技術開発のコンサル起用は行政側にて既に決定していたのではないのか、お答え願いたい。
(行政側、住民側に積極的に関与したのは、九州支店戸沢営業部長である。因みに戸沢氏は佐賀県出身者 である)。
16. 平成17年6月24日(金) 湊地区有志の一人に日本技術開発九州支店(井出工事部長・西本グループリー ダー)から300万円が支払われた。内容は鎮西地区処分場コンサル業務受注成功の御礼であった。
何故、この時期に300万円の金員提供が行われたのか、至急調査されたい。
【金員提供を受けた、湊地区有志との取材内容の要旨は下記の通りである】
17.松山 :何故、日本技術開発から金300万円の提供があったのか。
A :当初から日本技術開発より一千万円の報酬を約束されていた。
松山 : それだけの理由で日本技術開発を応援したのか。
A : 金だけではなく、この会社の技術力・信用力も評価して、又戸沢営業部長は佐賀県出身者であっ た。
松山 : この時期、一千万円の支払いは会社に取って大変だと思うが。
A : 戸沢営業部長は、金策は井出がしますと、前支社長時代は無理だったが、今度の古川支社長は了 解していると井出工事部長同席で答えた。
松山 : 調達方法を井出氏はどの様に言っていたか。
A : 電気設備下請けをクボタから富士電機にさせ、金策はそちらからと。
井出工事部長よりクボタ中橋営業課長も福岡で紹介されました。
井出部長は、単独でうちだけでは金策は無理と言っていた。
松山 : 一千万円約束が何故300万円になったのか。
A : クボタの協力が無理だったと思う。
松山 : あなたがそう思っているだけでしょう。
A : そうです。
【A氏の日本技術開発井出工事部長からの300万円受け取り状況証言(取材日、7月12日(金)】
A氏と井出部長との会話証言の要旨
18.松山: 300万円受け渡し前後の様子を。
A : 井出部長より携帯が6月22日(水)11:30あり、今週会いましょうと。
古川支社長に確認の電話11:50 する。6月末がダイビング会社の決算ですからと。
約束金額は一千万円ですよ、それを御願い致しますと。
松山:日本技術開発と会った、場所と日時を。
A : 井出部長より携帯に、6月24日(金)13:00唐津で会いましょう、先方より唐津ロイヤルホテルラウ ンジを指定して来ました。
井出が300万円で終わりたいと言いましたので、約束は一千万円と応酬しました。
井出部長が、再度20:00に唐津に来ますと分かれれました。
21:00福岡市中洲 ホテルオークララウンジで井出部長と会う、10分遅れて西村リーダーも来る。 この件が発覚すると、古川支社長と私は首ですよと、井出部長が愚痴る。
井出氏300万円を鞄より出し渡す。
残金はいつ支払いますかと尋ねる。
井出氏は後日連絡します、残金の件は支社長にも伝えます。
21:40解散しました、ラウンジの支払いは私がしました。
300万円の一つづつの帯封は保管しています。
この事実を知れば、関係者一同大変驚き悲しみます、調査を御願い致します。
【水処理施設発注に関して】
19.当初の入札参加予定企業は、下記の9社であった。
1.アタカ 2.エバラ 3.クボタ 4.九電工 5.協和化工 6.ミゾタ 7.神鋼パンテックス 8.住友重機 9.ユニチカ
20.ユニチカ担当者よりA氏に届いた手紙を入手した(公表する用意がある)。
1、岸本県議会議員(玄海町)が会社に来て、事情が発生して今後は地元としてユニチカを応援出来なくなった
2、古川本部長に呼ばれ、二人組が来てユニチカから流失したとして日本技術開発の鎮西地区水処理施設仕様 書をみせられ、この二人組は信用出来る人物なので真実だと迫られました。事実無根と説明しましたが古 川本部長に刎ねられ入札参加を辞退せざるを得ませんでした。
3.悔しかったが行政相手の限界を感じた。(古川局長は二人組の氏名を最後まで公表しなかった)
以後、古川本部長(本年春退職、現在日赤佐賀センター所長)の事前調査に依り、ユニチカが外され続いて
平成16年3月31日再入札、当日古川本部長の呼び込みに依りエバラ・クボタが外された。
20:00入札終了、住友重機械が落札。これが俗に云う深夜の入札強行事件である。
全国自治体数在れど稀に見る異常入札であった。
古川本部長に依る、入札妨害(官製談合)は明らかである。
お答え願いたい。
22.入札参加企業に、ミゾタ(佐賀市内、前佐賀県知事井本後援会長)と九電工が含まれている。
この二社にこの様な大型水処理施設施工実績があるのか、お答え願いたい。
23.落札会社、住友重機械より九電工は電気設備工事を、ミゾタは処理機械下請けを事前に約束されていた(官 製談合)である、お答え願いたい。
24.政・官・民の典型的な官製談合である。
政は政治家の名を 官の役所の名を 民の企業の名を、お答え願いたい。
※. 精査し、真摯に回答戴きます様、関係各部に御指示願います。
(質問事項を一部要約して、掲載している)・
以 上