ロシア革命アニメーション 1924-1979 ロシア・アヴァンギャルドからプロパガンダへロシア革命アニメーション 2009年6月6日(土)革命ロードショー
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THEATER

アニメは洗脳する—「チェブラーシカ」や、宮崎駿に大きな影響を与えた「雪の女王」またはノルシュテインの切り絵アニメをロシア・アニメーションの表の顔だとするならば、こちらは我々にはこれまで窺い知れなかったダークサイド。1917年に始まった共産主義革命の過程で、敵とみなされた資本家やファシズムそしてアメリカを徹底的に否定し、革命の成果を誇示するために、早くからアニメーションのイメージ伝達の即効性に着目していたソヴィエト政府は、人民を洗脳する手段として、共産主義プロパガンダを目的としたアニメという特異なジャンルを80年代末の体制崩壊まで一貫して発展させていった。
今見ると逆にカテゴライズ不能、ポップで刺激的なこれら短編アニメーションの数々—ジガ・ヴェルトフによるロシア・アヴァンギャルドの影響色濃いソ連最初期のアニメ、ロシア未来派の雄マヤコフスキーに捧げられたコラージュ・ワークから、米ソ冷戦真只中に、資本主義批判の建前のもとに敵国アメリカ以上のポップカルチャー趣味を炸裂させてしまったアジテーション・アニメまで—いずれ劣らずクールでキッチュな全16作品。この極めて戦略的なメディアとしてのアニメーションを是非ご堪能あれ。
ロシア革命アニメーション プログラムA:1.ソヴィエトのおもちゃ(1924) 監督:ジガ・ヴェルトフ/2.用心を怠るな(1927) 共同制作:ニコライ・ホダターエフ 他/3.ファシストの軍靴に祖国を踏ませるな(1941) 監督:アレクサンドル・イワノーフ、イワン・イワノフ=ワノー/4.百万長者(1967) 監督:ヴィトールド・ボルジロフスキー、ユーリー・プルィトコフ/5.予言者と教訓(1967) 監督:ヴャチェスラフ・コチョノチキン/6.狼に気をつけろ(1970) 監督:エフィム・ガムブルグ/7.電化を進めよ(1972) 監督:イワン・アクセンチュク/8.射撃場(1979) 監督:ウラジーミル・タラソフ
ロシア革命アニメーション プログラムB:1.惑星間革命(1924) 監督:ゼノン・コミッサレンコ、ユーリー・メルクーロフ、ニコライ・ホダターエフ/2.レーニンのキノ・プラウダ(1924) 監督:ジガ・ヴェルトフ/3.勝利に向かって(1939)  監督:レオニード・アマリリク、ドミートリー・バビチェンコ、ウラジーミル・ポルコヴニコフ/4.映画サーカス(1942) 監督:レオニード・アマリリク、オリガ・ホダターエワ/5.ツイスター氏(1963) 監督:アナトーリー・カラノヴィチ/6.株主(1963) 監督:ロマン・ダヴィドフ/7.生かされない教訓(1971) 監督:ワレンチン・カラヴァエフ/8.前進せよ、今がその時だ(1977) 監督:ウラジーミル・タラソフ
ロシア革命アニメーション:劇場情報 UPLINK X(〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル2階)ロシア革命アニメーション:公開日 2009年6月6日(土)ロードショー
ロシア革命アニメーション:チケット情報 特別鑑賞券(当日一般1,600円のところ) 1回券1,400円(税込) 2回券2,500円(税込) 当日料金 一般1,600円 学生1,300円(平日のみ1,000円) シニア1,000円UPLINK X・地図
ロシア革命アニメーション:上映スケジュール 2009年6月20日(土)〜7月3日(金) 17:00〜Bプログラム 18:40〜Aプログラム7月4日(土)〜7月10日(金) 17:30〜Aプログラム 19:10〜Bプログラム
7月11日(土)以降 15:00〜Aプログラム・Bプログラムを日替わりで上映
ロシア革命アニメーション※Aプログラム・Bプログラムはそれぞれ別料金となります。
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