好レシーブを見せる浅尾美和＝岡山・渋川海水浴場
「ビーチバレー国内ツアー最終戦・岡山オープン、最終日」（６日、岡山県玉野市渋川海岸）
３位決定戦に回った浅尾美和（２３）、西堀健実（２８）＝エスワン＝組は、鈴木洋美、田中姿子（フリー）を２-１で下し、３戦ぶりの表彰台を死守。ただ今季終盤の失速に、浅尾からはパワー不足解消へ『体重増量宣言』が飛び出した。浦田聖子（２８）＝ＭＤＩ、楠原千秋（３３）＝フリー＝が優勝。男子は朝日健太郎（ＣＨＩＮＴＡＩ）、白鳥勝浩（湘南ベルマーレ）組が今季ツアー５戦完全Ｖを達成した。
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最後は自らスパイクを決め、３戦ぶりで表彰台に立った。試合終了の瞬間、少しだけ笑顔を見せた浅尾だったが、今季もツアー初優勝を逃した悔しさはぬぐいきれなかった。「（ペア結成）５年目なのに、この結果は駄目でしょう」と反省の弁を繰り返した後、衝撃の発言が飛び出した。
「（体重を）増量しないといけないかなと考えてます」。夏場の４連戦で課題ははっきりした。８月にビーチバレージャパンで今季初優勝を飾った後は、４、５、３位と低迷。原因は体重減だった。「私たちはやっぱり細い。体形的に劣ってる。シーズン終盤になると体重が減って、スタミナは変わらないけどパワーが落ちる」。ロンドンへの土台づくりとなる来季に向け、グラビアなどに引っ張りだこの抜群のプロポーション（上からＢ８３Ｗ６２Ｈ８６）を捨てる覚悟までにじませた。
浅尾組のファンにとってはため息ものだが、結果を出すため、なりふり構っていられない。「食べるのもアスリートの仕事」と、西堀。美人ペアが聖域なき肉体改革に挑む。
(２００９年９月６日)