3944 読売新聞に関連記事が出ていました | - 2009/09/07
- 今日の読売新聞に関連記事が出ていました。
これには出ていませんが、この取引先もこの800万円強を白井市に請求すると思いますし、今この為に経営危機に陥っている仕入先も毎日白井市役所に日参しているそうです。肝心なことは、昨年度は営業損益は黒字でしたし、それを赤字にものにすり変えたのも白井市ですし、白井市は専門家に21年3月期の決算書だけで破産を決めて、今期の数字は一切見ていません。又、破産にするかどうか、破産を回避するにはどうしたらいいかなど、一切その論議をしていません。誰が見ても不自然です。
白井市の第3セクター「白井梨ブランデー」の破産申し立てを横山久雅子市長が表明し、9月議会でその処理に必要な経費約720万円を議決した。設立以来、赤字が続いてきた第3セクターの整理に道筋がついた一方、再建を託されて公募で社長に就任した草間政一氏は「売り上げが伸びている会社を破産させるのはおかしい」と反発し、取引業者らに混乱が広がっている。(八角一紀)
◇「納得する説明を」
同社が販売する「ブランデーケーキ」の製造を担当する納入業者は10年以上の取引関係があり、多いときは月に約200万円の注文があった。製品はブランデーに漬け込んで熟成させる手間が必要で、納入までに1か月ほどかかる。突然の事態で抱えた在庫は約800万円分に及ぶという。営業担当者は「市が関与しているので信頼していた。どちらが正しいのかはわからない。せめて納得する説明をしてほしい」と憤る。
◇続く赤字経営
資本金の約9割を白井市が出資する同社は、全国有数の梨産地としての特産品を作ろうと、当時の白井町や梨農家が出資して1989年7月に設立された。92年10月から1本9450円のブランデーなどの販売を始めたが、売り上げは多い年度でも約3000万円にとどまるなど、伸び悩んできた。
99年からはブランデーを使った「梨ブランデーケーキ」の販売を開始。ゼリーや酢、焼酎など、梨を使った様々な商品を開発し、2003年度には年間売り上げを約7500万円にまで伸ばしたが、その後も赤字が続き、市議会は「市は事業から撤退すべきだ」と批判。市は経営危機を打開するため、同社の常勤取締役を公募し、07年10月に草間氏が社長に就任した。
草間氏はプロレス興行会社「新日本プロレスリング」社長なども務めた経営コンサルタント。商品開発や販売先の開拓に取り組み、過去最高の売り上げ約7667万円を計上したが、それでも赤字解消には至らず、累積赤字は今年3月までに約2億円に膨らんだ。
◇対立の溝深く
市は8月、「赤字幅は前期に比べて更に悪化している」という市が依頼した公認会計士の財務調査を踏まえ、破産の方針を決定。県市町村課によると、県内の第3セクターの破産申し立ては「過去に例がない」という。
横山市長は「いずれ資金ショートで倒産していた。株主の市民には丁寧に説明したい」と話し、草間氏が借り入れを繰り返していたことなどを批判している。
一方、破産を突きつけられた草間氏は同24日、事務担当に「次回の取締役会で社長を退く」と辞表を提出。市は同31日、草間氏不在の取締役会で辞表の受理と破産申し立てを決めた。草間氏は「(辞表提出は)軽率な判断だったと反省しているが、取締役会の招集権は代表取締役にあるはずで、31日の取締役会は無効」と訴えている。
草間氏は「借り入れは運転資金で、今後短期間で健全な会社になる」と主張。自身が連帯保証した借り入れであることなどを挙げ、「社会的な信用が大きく失墜した。責任を市がとってくれるのか」と反論しており、「法的手段をとるしかない」としている。
(2009年9月7日 読売新聞)
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