2003-02-27 |
外国人参政権には反対する |
長尾たかしは外国人参政権についてどういう見解を持つかの質問 を複数いただいたので、あるエピソードを交えてお答えする。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 会の終了後「長尾さん怒ってるだろうなぁ」と、後で言われたと おり、腹の底が煮え繰り返るほど侮辱された感が残り、同時にこ れは厄介なことを情報提供を受けてしまったと複雑な思いになっ た。 「将来的に、わが民団は朝鮮総連と手を結ぶ」とは、締め括りの 挨拶。金正日が拉致を認めた後の話である。これは重要な発言だ った。 よく記すことだが、私には在日の友人が沢山いる。当然のことな がら、彼らには参政権がない。昨日電話で突っ込んで聞いてみ た。 「参政権がないこと、どう思う?」と質問すると、 「在日韓国人だからしようがない」とごく普通の回答が帰ってく る。 長尾「帰化しないの?」 A君「面倒だし、それに時間がかかり過ぎる」 「やっぱり民族の血は超えられないね」 「長尾さんだってそうでしょ」 「まぁねっ」 「日本人として国に忠誠を誓っていないんだからしようがない」 「忠誠を誓っていない日本人も多いけど、、」 「それ、不味いっすよね」 長尾「君は南だけど、北の拉致問題についてどう思う」 A君「はっきり言って迷惑ですね、僕は3世だから旧同朋と言われ てもピンと来ない世代ですから、、」 「参政権は欲しい?」 「帰化が前提になりそうですよね、帰化はめんどくさい、だから 別にイイっすよ」 概ね、この会話をする限り、参政権に対する意識は、日本人も、 在日韓国人も大差がないような気がしてならない。要は「大した 問題ではないのである」 しかし、前出の在日の上層部の鼻息は荒かった。敵対心丸出しの 90分間にわたる意見交換は、しゃぁーべる、喋る、ずぅ〜っと喋 る、独壇場だった。 彼等の言い分は良くわかった。不当な差別、生活の不平等、韓民 族の苦しみ、よく理解できた。それだけ聞くならばそれは気の毒 な惨事が多々あった気持ちは理解しよう。彼の主張は「日本政府 は我々に帰化するならば、参政権を認めようという。しかし、こ れからの国際社会、共生社会に突入したわけで、日本に帰化して 日本民族と同化することなしに、民族の誇りを持って互いの存在 を認めつつ、社会作りをしていくのが筋ではないか」という。お ぉ、良いことを言うと思った。「日本民族と韓民族がお互いを認 め合う」これには賛成だ。だから、帰化しなくても参政権を認め るべきではないかとの彼の主張はわかった。そんな時代があって もいいかなっと選択肢を広げても良いかと思ったりする。民族の プライドのぶつかり合いは大いに結構だ。日本人にはそれが欠け ているから望むところだ。 しかし、その後が不味かった。 概ねその後は延々日本人の悪口が40分は続いただろう。時あたか も北朝鮮の拉致疑惑を金総書記が認めた直後である。彼ははっき りとこう言い放った。 「北朝鮮が酷い国だと日本では報道しているが、戦時中の日本は 北朝鮮以上に酷いことをした国である、日本人には北を責める資 格がない、自分達の親たちが私達に何をしたかをもっと認識した 上で出直すべきだっ」と、、、。一気に冷めた。 そこまで悪口を言われて「共生」も糞もないだろう。反日感情を 剥き出しにされてあなたの主張を聞く身にもなってもらいたいと 呟いた次の瞬間、前出の言葉である。「将来的に、わが民団は朝 鮮総連と手を結ぶ」と、、、。この言葉は一生忘れない。 私は「そんなに日本を嫌いな人が多いなら、本国へ帰りたいとい う人も多いのでしようねぇ」と合いの手を入れた。要は「そんな に日本が嫌いなら韓国へ帰ればっ」というメッセージだ。彼はキ ッと私の眼を見て話題を変えた。 朝鮮の人たちの「小中華思想」、「事大主義」を非難するつもり はない。そういう時代だったのである。独立を自発的に行わない 朝鮮に対し、清国は朝鮮を属国とみなしていたのも歴史上の事 実。そして、日本は清国と国際法に則って戦争を行い、清国に勝 ち、清国の傘下にあった朝鮮の独立を清国に認めさせる下関条約 を締結。それでも独立に目覚めない朝鮮半島。そして、日露戦 争、日韓併合。 「小中華思想」、「事大主義」が根付く朝鮮の人たちには日本の やることなすことが面白くないのは当然であろう。しかし、日本 国内に侵入し、日本人を拉致した行為と戦争は比べられない。国 際社会のルールから外れた、決して許されない不法行為で、紛れ もない犯罪行為。日本人に北朝鮮を非難する資格がないと主張す る彼の意見を納得するわけにはいかない。 共生社会。聞こえは良いが民族のプライドが敵対心剥き出しの 上、ぶつかり合う環境では不可能。在日の方々が、「日本人とし ての国民権利」を得たいと思うならば、日本人にならなければな らない筈だ。参政権は国のかたちの根幹に関わる重大事項であ る。在日が日本よりも朝鮮に対する忠誠を優先させ、かつ権利を 得るというのは虫の良い話。最後に、彼は「外国人に参政権を認 めたら、日本が乗っ取られてしまうと考えがあるようだが、別に 乗っ取られたっていいじゃないかっ」とハッキリと述べた。耳を 疑ったが、事実だ。遂に彼は我々の前で、徹底した反日感情を最 後まで貫き通したのだ。 外国人参政権、認めてあげたいが、今は反対だ。日本国民になっ たのなら認めても良い。共生社会とは聞こえが良いが、それは民 族感情が邪魔をして不可能であろう。ましてや、朝鮮総連と手を 結ぼうとしている思想を受け入れるわけにはいかない。これが私 の意見である。「区別と差別」、「戦争と犯罪」の区別がハッキ リつく国民でありたいものだ。 一般の在日の方々のほうがよっぽど平和的に話がわかるというも のだ。どの民族も、国家も、トップと国民との間には大変な乖離 が存在するのであろう。実感した。 因みに、韓国では永住外国人の参政権は認められていない。こり ゃまた、当然の話だっ。 −−−−−−−−−−−−−−−− 追加 在日の私の友人達はみな誇り高い。日本に職を求めてきて立派に 差別を乗り越え今でも成功していることにプライドを持ってい る。以下の文章は読者からの投稿を転載する。私が伝えたいメッ セージがここにある 【某氏より】 ◇半年くらい前に俳優の伊原剛志(在日3世、帰化済み)さんが 祖父の故郷である韓国を訪問するという特集をテレビで やってい ました。 おじいさんの生家や親戚を訪ねていました。そこで親戚の人 曰く 「君(伊原さん)のおじいさんは稼ぐために日本に行き、そのま ま日本に住み着いてしまった。」のだそうです。さて、今日本に いる在日のほとんどはこのパターンです。(+戦後の密航組) 何も恥じることはありません。 一旗あげようと裸一貫で異文化の土地へ赴く気概は尊敬に値しま す。 それを、祖父母は無理矢理連れてこられたなどとデマを垂れ流す のは、この誇り高い先祖の気概を傷つけることにはなりません か?私はこのことを在日の方々に強く言いたいです。 ◇韓国から来てる留学生が飲み会のときに「前の戦争だけじゃな いんだ。豊臣秀吉だって韓国せめて来たんだぞ。日本人は赤ん坊 でもまず韓国人に謝罪しないといけないんだ」彼らの教科書には 下記のような記述があるみたいですね。 ▲朝鮮出兵は、日本による侵略行為である。 しかし、元寇は日本「征伐」であって、侵略行為ではない。 ▲第二次大戦(対日本との独立戦争)の勝利国である朝鮮は、 敗戦国である日本に対し、謝罪と賠償を求めることが出来る。 ・・・との事です。 (出展:韓国の教科書) 日本政府や国会議員の方々には、韓国の教科書こそ「歴史歪曲」 だとして抗議して欲しいです。歴史上の証拠や文書を提示して反 論しても、韓国人らはそれを「また日本人による捏造だ!」で終 わりです。 彼らのいきすぎた反日教育こそ、日韓友好の一番の妨げだと思い ます。しかし、韓国人の韓日友好とは「日本の譲歩」が当たり前 だと思っていることです。 マッカーサー元帥のGHQは「在日」の韓国人・朝鮮人の”帰国 (引揚げ)”に過剰ほどの支援をなした。すべての希望者に帰国 のための無料の船便を提供した。日本の官僚に対して「全員帰国 を達成せよ」と厳しく命じた。つまり、現在の在日韓国人・朝鮮 人とは、このとき、たとえ政治的に差別されようとも”外国人” として日本に残った方が経済的に有利であるとか、日本の方が相 対的に好きとか、の自由意志を頑なに貫き、GHQの「好意」を 断固拒絶したもの、およびその子供や孫たちである。自ら”外国 人”の値を選択したのが故の「在日」であり、その子孫である。 それなのに”外国人”として扱われることを「差別」と称するの は、詐欺そのものだろう。 (「歴史を捏造する韓国 韓国併合と搾取された日本」 中川八洋著(徳間書店)p.257より抜粋) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 【一旗あげようと裸一貫で異文化の土地へ赴く気概は尊敬に値し ます。それを、祖父母は無理矢理連れてこられたなどとデマを垂 れ流すのは、この誇り高い先祖の気概を傷つけることにはなりま せんか?私はこのことを在日の方々に強く言いたいです。】 在日の人が全部思っているわけではないと思う。多分、その感情 を国益に結びつける外交を実際に行っている一部の人たちが叫ん でいる。 うん、心に残る言葉だ。 |