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【速報】広島3人放火殺人で死刑求める 1審無罪の控訴審 '09/9/7

 2001年に広島市西区で3人が死亡した殺人放火事件で、殺人や現住建造物等放火などの罪に問われ、一審で無罪判決を受けた元会社員の中村国治被告(39)の控訴審公判が7日、広島高裁であった。最終弁論で検察側が死刑を求めたのに対し、弁護側は無罪を訴えて結審した。判決は12月14日の予定。

 事件は、01年1月中旬、西区己斐大迫の飲食店経営中村小夜子さん=当時(53)=方が全焼、小夜子さんと孫の彩華ちゃん=同(8)、ありすちゃん=同(6)=が遺体で発見された。広島県警は06年5月、小夜子さんの長男で2児の父親の中村被告を詐欺容疑で逮捕。その後、放火や殺人容疑を認めたとして再逮捕した。

 一審判決は、捜査段階で中村被告が殺人や放火を認めた自白調書について「信用性に疑問がある」などとして、いずれも無罪を言い渡した。




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