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民主・福山氏“削減目標見直し”の声に反論
民主党で地球温暖化対策を取りまとめてきた福山哲郎政調会長代理が3日、産業界から温室効果ガス削減目標の見直しを求める声が相次いでいることに対して、反論した。
民主党は今回の衆議院議員選挙のマニフェストで、2020年までに温室効果ガスを25%削減(1990年比)する目標を掲げている。これは、政府のこれまでの目標の3倍以上の削減率となり、日本経団連は、鳩山代表が国連総会で演説する前の今月14日に、民主党に見直しを含めて対応策を迫る方針を決めている。
これに対して、福山氏は日本テレビのインタビューに応じ、「産業界の競争力をそぐようなことはしない」と強く反論した。「国際競争力のある日本の企業を、国際競争力をなくさせるために温暖化対策しようなんて全く思っていません。このことをビジネスチャンスととらえて、頑張って技術革新しよう、頑張って新たなマーケットを創造していこうと思っている企業は、日本にはたくさんあります」-福山氏はこのように述べた上で、鉄鋼や電気など二酸化炭素排出量の多い企業に対し、補助金や税制優遇などで配慮し、協力を求める考えを示した。
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