むき身 (復元記事)
テーマ:SAMの欠陥さて、「SAM」が確立し、「自己」を認め「自己意識」が目覚め、「防衛機制」が働き始めた、定形発達と、「SAM」が欠落しながらも、知能で疑似的な「SAMもどき」で、自分の行動を確認し始めた自閉症を比べる。結果としての「防衛機制」は、ありとあらゆるところで、無意識に自動で働き、「自己意識」を強固に守る。
クソチンコとか、畠山静香のように、例え現実に人を殺していても、裁判官に「死刑にして下さい」と訴える事をしていても、尋問されると、人を殺した事実は無かったかのように証言してしまう。
自分でも、分かっている。しかし、敢えて尋問されると、違う事を言ってしまう。しかし、事実は意識下で「知っている」から、死刑を自ら求める。証言内容と自ら求めている事に矛盾があっても、構わない。平気で事実をねじ曲げてしまう。当然、これは「SAMが肥大」してしまった、「変質者」のケースだが、これこそが、定形発達の「防衛機制」の力の強大さ、を示す例となる。つまり、定形発達は、きちんとした「心の鎧」を身に付けて、社会生活を送っている。しかし、自閉症は、その「鎧」も「殻」も持たない。「むき身のエビ」が、海を泳いでいる様なモノだ。だから、直ぐエサになってしまう。定形発達でも、防衛機制の力が薄れ、鎧の(株)とを脱いでしまったり、殻が剥げ落ちたりする事がある。これが、鬱病で、普段殻を持っていたからこそ、その無力感、絶望感は増大し、自殺してしまう。同じ鬱病でも、生まれつき、鬱病予備軍だった「殻」を持たない自閉症は、その分、鬱に強いのかもしれない。それでも、横浜のヤマト運輸に勤めていた、自閉症の青年は、仕事を干されて自殺してしまった。(追記:偶然この事件は、平成21年9月3日(木)和解解決)きっと予兆があっただろうに、良い脳機能薬に巡り会っていれば、防げただろうに。残念な話だ。
2008/2/28(木)のブログ 復元記事