エレクトロニクス
シャープ、LEDテレビの普及価格モデルを年末商戦に投入
シャープは液晶のバックライトに発光ダイオード(LED)を採用した「LEDテレビ」の普及価格モデルを、日本で年末商戦向けに発売する。2009年度は日米欧で100万台の販売を目指す。堺新工場(堺市堺区)で生産する新型液晶パネルを搭載、白色LEDだけを使い製造原価を大幅に削減する。同市場は韓国サムスン電子が先行、ソニーも新機種を発売予定。国内液晶テレビでシェア首位のシャープは、独自技術で差別化しコスト競争力を高める。
発売するのは52、46、40、32型の4機種。米国で一部先行販売しており、52型で約26万円とサムスン製とほぼ同じ価格帯で売られている。日本ではそれよりも少し高い値付けになりそう。
新型液晶パネルは、従来のラビング法からLEDバックライトが搭載しやすい光配向方式に切り替える。亀山第2工場(三重県亀山市)の一部で試験導入しており、10月に稼働する堺工場で全面展開する。
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