内閣府は31日、消費者庁の監視機関として1日に発足する消費者委員会のメンバーから設立準備参与会の代表だった住田裕子弁護士がはずれると発表した。同委員会の委員は当初予定の10人から9人に変更される。住田氏から最近、「一身上の都合で委員を辞退したい」との連絡があったという。
住田氏は、野田聖子消費者行政担当相の指名で参与代表を務めてきた。政府内では消費者委員長への就任が内定していたが、消費者団体や弁護士会からは「消費者問題の経験がない」などの批判が出ていた。衆院選の結果なども影響し、辞退したとみられる。【山田泰蔵】
毎日新聞 2009年9月1日 5時00分