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2009年09月07日

J＆Jと神奈川県・済生会東部病院など、横浜市内の中学生を対象とした手術体験セミナーを開催

　ジョンソン・エンド・ジョンソンメディカルカンパニー（以下、J＆J）と神奈川県の済生会東部病院、望星サイエンスは、8月30日に横浜市内の中学生約30名を対象とした「中学生のための手術体験セミナー」を開催した。2005年に始まった同手術体験セミナーは、すでに全国で70回を超え、今回は整形外科手術体験も初めて実施された。

　済生会東部病院消化器外科の長島部長は冒頭で、「昨今、医師減少の危機が指摘されている小児科、産婦人科よりも、長時間にわたる勤務や訴訟のリスクなどによって、実際には外科医の減少率の方がより深刻である」と訴えた。同じく消化器外科の江川医師は、「自らの体験を踏まえて、大変ではあるけれども外科医はかっこいい仕事であり、少しでも今日の体験を通して興味をもってほしい」と呼びかけた。

　術衣に着替えた子どもたちは、実際の手術で使われる糸を使用して結び方を練習したり、皮膚に見立てた鶏肉を超音波メスで切ったりする体験を行った。中でもひときわ賑やかだった整形外科手術体験のコーナーでは、骨折の様子がレントゲン写真で紹介され、股関節が骨折したという想定で、人工関節を埋め込む方法を学んだ。初めは緊張のためか、言葉少なげに取り組んでいた子どもたちも次第に表情がほぐれ、楽しそうに、かつ器具を扱うときは真剣な表情で“擬似治療”にあたっていた。今回は6つの体験が学べるものであったが、いずれも実際の手術で用いられる器具が使用された。

　長島部長は、「外科医になるのに器用さは関係ない。大事なのは、学習意欲と努力」とし、子どもたちに勉強することの大切さを伝えた。また、整形外科の野本部長は、「実際に使用されている道具を手にとって体験できたことは非常に貴重な経験。どのような道に進んでも、今日この場で得た体験を将来に生かしてほしい」と子どもたちを励ましていた。

ジョンソン・エンド・ジョンソン＝http://www.jnj.co.jp/

投稿日時: 2009年09月07日 10:43 | パーマリンク　｜ ▲このページの上へ
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