白鵬の朝青龍化加速！けいこ５０番「横審に言っとけ」

　今度は悪態だ。横綱・白鵬（２４）＝宮城野＝が６日、横綱審議委員会のけいこ総見（４日）が低調な内容に「最低の総見」と激怒した内館牧子委員（６０）に反抗した。墨田区の部屋で１時間１８分の長時間にわたり同部屋の幕下・龍皇（２６）を相手に連続５０番も胸を出し「やる時はやるんだ。横審に言っとけ！」と悪態。白鵬の朝青龍化がさらに加速してきた。

　明らかに内館発言を意識したけいこだった。番数も内容も「ひどすぎる」と切り捨てられた総見。そんな苦言に反論するように白鵬は、土俵に上がり続けた。結果は連続５０番。「やっているうちに―何だか行けそうな気がする〜―って思った」と天津木村のフレーズをマネて１時間１８分のマラソンげいこを振り返った。

　内館発言にけいこで答えを出した。だからこそ、悪態はらしくなかった。問題発言と行動を続けた先輩の朝青龍（２８）＝高砂＝を反面教師に黙々と横綱の地位を務めてきた。ところが、最近はプロレス観戦で場外乱闘に参加するなど少しずつほころびが出始めている。育ての親の熊ケ谷親方（元幕内・竹葉山）は「お前は向こうの横綱とは違うことを言い聞かせたい」と朝青龍化を心配する。

　７日から「出げいこに行く」と明かす。けいこで受けた批判は、黙ってけいこ場の汗で見返せばいい。秋場所初日まで白鵬に綱の自覚が問われている。

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