【埼玉】バッグじろじろ…怪しい!! “勘”働きスリ逮捕 休暇の新座署員2009年9月7日 駅のベンチで寝ていた男性のバッグから財布を抜き取ったとして五日、窃盗の疑いで川口市芝、アルバイト松下秀光容疑者(52)が現行犯逮捕された。ホームに停車中の電車に偶然居合わせた警察官が犯行を見逃さず、松下容疑者は、あえなく“御用”となった。 逮捕容疑では、五日午前九時四十五分ごろ、さいたま市のJRさいたま新都心駅の京浜東北線ホーム上で、酒に酔ってベンチで寝ていた東京都足立区の飲食店員の男性(31)の手提げバッグから、現金十四円などが入った財布を抜き取ったとされる。 大宮署によると、逮捕したのは新座署生活安全課長の畑中悟警部(51)。休暇で外出中だった畑中警部は、急病人が出て停車中だった高崎線の車内の座席から、別のホームにいた松下容疑者が財布を盗み、逃走を図るのを目撃。電車から降り、約百五十メートル追走し、松下容疑者を取り押さえた。 畑中警部は「松下容疑者が男性のバッグをジロジロ見ていて、怪しいと思った」と警察官の“勘”が働いたといい、松下容疑者は「金が欲しかった」と容疑を認めているという。
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