Windows
TIPS
[System Environment]
環境変数を変更する
→ 解説をスキップして操作方法を読む
デジタルアドバンテージ
2002/01/17
対象OS
Windows 2000 Professional
Windows XP Professional
Windows XP Home Edition
Windows 2000 Server
Windows 2000 Advanced Server
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コマンド・プロントや[ファイル名を指定して実行]を使うときには、現在でも環境変数の値が参照されている。
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Windows 2000/XPで環境変数の初期値を変更するには、コントロール・パネルの[システム]アイテムを使用する。
環境変数は、システムの各種情報を保持している文字列変数で、プログラムなどから利用できる。MS-DOSの時代には、PATHやTMPなどの環境変数を駆使して、よく使うディレクトリのパス指定を省略したり、バッチ・プログラムから参照して条件分岐に使ったりと大活躍した環境変数だが、Windows環境になってからはあまり注目されなくなった。
しかし環境変数は現在のWindowsでも重要な役割を果たしている。特に管理者にとって、コマンド・プロンプトは手放せないツールであるし、ちょっとした作業を自動化するときに、今でもバッチ・コマンドを活用している管理者は少なくない。また[スタート]−[ファイル名を指定して実行]のテキスト・ボックスに指定されたプログラムなどの実行では、環境変数PATHの値が参照されるようになっている。
MS-DOS時代では、現在の環境変数の値を確認したり、変更したり、新規に追加するにはSETコマンドを使用していた。Windows環境でも、コマンド・プロンプトからSETコマンドを使うことは可能だが、コマンド・プロンプトを閉じると、設定内容は消えてしまう。Windows
2000/XPで環境変数を設定するには、コントロール・パネルの[システム]アイテムを使用する。
Windows 2000/XPで環境変数を設定するには、コントロール・パネルの[システム]アイテムを起動し、表示される[システムのプロパティ]ダイアログの[詳細設定]タブ(Windows
2000では[詳細]タブ)をクリックし、[環境変数]ボタンをクリックする。すると次のような[環境変数]ダイアログが表示される。
[環境変数]ダイアログ
ここでは、各ユーザー別に適用される環境変数と、システム全体で適用される環境変数をそれぞれ指定する。システム環境変数を変更するには、管理者権限が必要になる。
特定のユーザーにだけ適用される環境変数を設定する。
システム全体で適用される環境変数を設定する。
このようにWindows 2000/XPでは、各ユーザーごとに適用される環境変数と、システム全体で適用される環境変数の2種類がある。このうち後者のシステム環境変数を操作するには、管理者権限が必要になる。また両方に同じ変数があると、ユーザーごとの設定の方が優先されるので、例えばTMP(とTEMP)をシステム全体で1つだけにしてディスク領域を節約したければ、 のユーザーごとの設定を削除するとよい。
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