山形のニュース
品切れ、数百人に払い戻し 山形・芋煮会フェス
山形市で行われた「日本一の芋煮会フェスティバル」で、3万5000食分準備した芋煮が足りなくなり、数百人に代金を払い戻すトラブルがあった。芋煮を受け取れなかった来場者は「腹をすかせ、暑い中を長時間並んだのに」などと、がっかりした様子だった。
事務局によると、前売り券(40杯で1万円)と当日券(1杯300円)の販売総数が、予定した芋煮の配食数を上回ったのが原因。担当者は取材に対し「完全な人為的ミス。最初に配った芋煮の1杯当たりの量が多すぎたことも影響したようだ」と説明し、陳謝した。
会場に「異変」があったのは配食開始から約3時間近く経過した午後1時50分ごろ。ショベルカーで大鍋からすくえる里芋の量が激減した。事務局は「機械トラブルがあった」とアナウンスしていたが、その後、量が足りなくなったことが判明。午後2時半ごろ「不手際があった。配食を中止する」と呼び掛けた。
会場には、払い戻しを求める数百人の行列ができた。陳謝する事務局に対し「新幹線で来たのにがっかりだ。交通費を返してほしい」と怒りをぶちまける女性もいた。
2009年09月07日月曜日
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