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監督「感無量」、おくりびと1年間のロングラン達成

2009年9月6日

写真:「おくりびと」上映1周年を記念して舞台あいさつする滝田洋二郎監督、主演の本木雅弘さん、脚本の小山薫堂さん(右から)「おくりびと」上映1周年を記念して舞台あいさつする滝田洋二郎監督、主演の本木雅弘さん、脚本の小山薫堂さん(右から)

 今年の米アカデミー賞外国語映画賞を受賞した「おくりびと」が13日に、公開1周年を迎える。ロングランを記念したイベントが6日、上映館の東京・新宿ピカデリーであった。滝田洋二郎監督と主演の本木雅弘さん、脚本の小山薫堂さんがあいさつした。

 本木さん演じる納棺師を通し、様々な人生模様を描いた「おくりびと」は、昨年9月13日に公開。配給の松竹によると6日までの国内観客数は560万人。上映権は海外65カ国・地域に売れた。昨年のモントリオール世界映画祭グランプリ受賞や今年のオスカー受賞も追い風に、日本映画では異例の長期上映となった。

 「非常にデリケートな物語なので当初はなかなか賛同を得られず、完成から公開まで1年待った」という滝田監督は、「1年間ものロングランなど思いもよらなかった。本当に感無量です」と語った。

 同劇場では上映終了の18日まで、オスカー像など映画賞のトロフィーや海外版ポスターなどを展示。来年5月に中村勘太郎さん、田中麗奈さんの出演で舞台化されることも決まった。(深津純子)

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