平成20年11月15日
平成20年11月15日、麻生総理は金融・世界経済に関する首脳会合で各国首脳と議論を行いました。
午前に行われた先進国と新興国など20か国・地域(G20)の首脳等が参加した全体会合は、世界経済の成長を回復し、世界の金融システムに必要な改革を達成するために、協働すること等を盛り込んだ首脳宣言を採択して終了しました。
その後、自由貿易・投資に焦点を当てる形で、金融・世界経済に関するワーキング・ランチが開催されました。多くの国より、現下の世界経済情勢においては、保護主義を拒否し、WTOドーハラウンドのいわゆるモダリティ合意を年内に達成すべく努力するとの首脳の決意を示し、貿易大臣に対し交渉の加速化を促すことが極めて重要との見方が示されました。
サミット閉幕後の内外記者会見で麻生総理は、「今回の会合の成果を具体的な行動に移していかねばならない。また、新しい世界経済と金融というものに対応した国際的な経済システムの実現に向けて引き続きリーダーシップを発揮していきたい。」と述べました。
全日程を終えた麻生総理は、同日政府専用機でワシントンを出発、帰国の途につきました。