東方ジャンルを擁護してみる [東方]
コミケ76では東方ジャンルの混雑が大変なことになったりで、東方ジャンルは色々と騒ぎを引き起こしてます。
ただ、それに関する文句とかが東方ジャンルを知らないヲタクな人によるものばかりなので、ある程度は東方ジャンルを知っている私が擁護の文章を書いてみようかと。
現時点でそういう輩は、アニメとかゲームをやらないのに自分の思いこみで勝手に有害扱いするようなバカと、同じだと感じてます。
・東方はガキが多すぎ マナーとか知らなくて超迷惑
こういうこと言う人に逆にこう聞きたいです。
「あなたのハマっているジャンルに若い人は来ているのですか?」
今は日本全体が少子化のため、ヲタクジャンルに限らず若い人を取り込むのにどこも非常に困っています。
ファン層で30代より上が5%に過ぎず、あとの95%がそれ以下の年齢層の東方のようなジャンルは異常です。
私は30代なので東方ジャンルではジジイですが、ジャンルによっては30代で若手なんてところはざらにあります(軍事系の一部とか正にそれ)
これからのコミケのことを考えると、若い人が入ってくること自体は良いことでしょう(もちろんマナーとかは別問題として)
・東方ジャンルに出入りしている人は、他のジャンルにも興味を示さず閉鎖的だ
こんなことを書く人自体が「自分のジャンルに閉じこもって他に興味を持とうとしない」閉鎖的な人だと思いますが一応回答を。
別に今は良いんじゃないですか?
東方のファン層は若いこともあって、東方からヲタクジャンルにハマった人が多いので、まだ東方ジャンルしか興味がないのは仕方ないでしょう。
今、コミケに出入りしている人たちだって、最初はガンダム系とか葉鍵系などからハマって、時が経つにつれて他ジャンルに流れていったタイプが多いですが、そういう人が最初にコミケとかに行ったときに他ジャンルとかもちゃんと追いかけましたか?
私は葉鍵系のLeaf企業ブースがコミケに出入りするきっかけになりましたが、最初は他ジャンルなんて追っている余裕ありませんでしたよ?
つまり、こんな文句を書いている人は自分の心が狭いばかりでなく、自分が最初にコミケに参加した頃の初心を忘れている人たちです。
・東方の同人とかCDとか多すぎ
東方ジャンルは神主が、
「元ネタが東方であることを明記し、流通ルートが同人であるならば、何をやってもよし」
と明言しているので、非常に同人活動がやりやすいのです。
二次創作どころか三次創作、四次創作とかが成立してるジャンルでもありますし。
ここまでの規模になると比例して面白いのも多いですし。
あと18禁エロ同人の割合が、マリみてに次いで低いのも、若年層が取っつきやすいですね。
・東方シリーズはゲームの数多すぎて、今からこの世界に入るの無理。
あ、大丈夫、大丈夫。
東方ファンやっている人で東方のゲームを最後まで全部やっている人なんて、あんまりいないから。
私も東方できちんと最後までストーリーを追ってプレイできたのは、黄昏フロンティアの弾幕格闘系の「東方萃夢想」「東方緋想天」「東方非想天則」だけですし。
本家の新作「東方星蓮船」は簡単だと評判ですが、私の腕ではEASYでも未だに本編クリア出来ないレベルです。
東方紫香花が出たとき、付属音楽CDに参加していたアレンジ作曲家が
「実は東方やったことが無いんですよね(笑)」
と書いてしまい騒ぎになりましたが、このとおり東方のゲームをやっていなくても別にファンやること自体に問題はないのが現状です。
(公式出版物でこんなコメントを書いてしまう、この作曲者には問題ありすぎですが)
・東方のキャラクタ多すぎ
こちらも東方ファンで全部覚えている人は(以下略)
ただ、東方のキャラは名前が独特なのと、服装がキャラの元ネタを反映していて記号化がしっかりしているので、覚えやすいですけどね。
あとキャラの記号化がしっかりしているので、東方のキャラは誰が書いても、区別が付きやすいです。
・上海アリス幻楽団って、行列の規模からしてコミケにサークルとして出ること間違ってね?
確かに今回のコミケも含め、行列が大変なことになってますし、影響力や売り上げも大規模です。
ただ上海アリス幻楽団は未だに「神主」と呼ばれるZUN氏の個人サークルです。
たった一人で制作し続けるゲームのシリーズが数多くのファン活動に支えられて、ここまでの大規模ジャンルになってしまったのは前代未聞でしょう。
ここまで来たら、最後まで個人サークルのまま押し通して、どこまでいけるのか私は見てみたいですね。
・東方って今がピークだよね?
私は第一回の博麗神社例大祭の少し前くらいから東方ファンやっていて、少なくとも第二回例大祭ぐらいからずっとそう言う話を聞いてますが、全然人気が落ちずに上がり続けてます。
ホントにいつ人気が落ちるんでしょうか?
ただ人気が今の十分の一以下に落ちたとしても、十分に大勢力ですが。
不十分なところも多いですが、とりあえずこんな感じで。
もちろん、私も現在の東方ジャンルに色々と問題点があるのは承知はしていますが、敢えてこういう文章を書いてみました。
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