街の宝 探訪「Fukuoka 東区花火大会」

いつまでも残したい、あなたの“街の宝”。
魅力的な風景、祭り、食、物産などいろいろな分野にスポットをあて、紹介します。

夏の夜空と博多湾を美しく彩るFukuoka東区花火大会

上／花火大会の様子（撮影／田辺範光）　下／地域ぐるみでの清掃活動

地域住民がひとつになって支える

　夏の風物詩と言えば、夜空を美しく彩る“花火”。福岡都市圏で一、二を争う規模の「Ｆｕｋｕｏｋａ東区花火大会」は、毎年多くの人を魅了してやみません。その魅力はすばらしい景観もさることながら、地元住民たち有志による手づくりの花火大会という点。“香椎のためにできることをやろう”という「香椎やろう会」がまちづくりの一環として、地域のために企画したのがはじまりです。
　「まちづくりの一環と言っても、町内の協力がなければできないこと。地元自治体や商工連盟などさまざまな団体の協力を得て、今年で18回を迎えることができました」と実行委員長の吉本清さん。
　「企画や会場整理も住民のボランティア。大会資金も地域住民の募金でまかなっているため、過去には資金上の都合で休止の危機もありました」。そんなとき地元ＮＰＯの協力もあり、花火大会オリジナルグッズを５年前から販売。その収益を運営資金に充てています。

いつまでも続けていくために…
　
　「博多湾ならではの光と音の競演は圧巻です！　立ち上げ当初、この花火大会を見ていた子が今は親世代になっているんですよ。親子、いや３世代で楽しんでほしいですね。その上で一つお願いしたいのは、“公共交通機関の利用とごみの持ち帰り”。いつまでもこの花火大会を続けていくためには皆さんのご協力が必要です。大会翌日には、会場だけでなく地域ぐるみで清掃活動にも取り組んでいます。清掃ボランティアも募集中です。みんなの力でこの花火大会をより良いものにしていきましょう」

花火大会翌日の清掃ボランティアも募集中
花火大会翌日の午前８時に、各自軍手を持参の上、片男佐海岸本部広場に集合してください
※花火大会オリジナルグッズや清掃ボランティアについては事務局（香椎商工連盟内）へ（TEL 092・661・4316）






写真左　上／大会のオリジナルＴシャツとエプロン（各1500円）
ほかにエコバッグ（1000円）もあります。ホームページからもチェックできます http://www.e-machikashii.com/hanabi/shirt.html

写真左　下／「第18回 Fukuoka 東区花火大会」打ち上げ場所の地図
今年は８月30日（土）午後８時〜同９時、片男佐海岸で（ＪＲ香椎駅から徒歩15分、西鉄貝塚線香椎宮前駅または西鉄香椎駅から徒歩13分、西鉄御幸町バス停から徒歩10分）。※打ち上げ数7700発を予定、雨の場合は翌日に順延