2009 年
3 月
24 日
「子ども2人乗せ自転車」の開発をきっかけに道交法を変えたい
〜日本の道交法は「例外」だらけ〜
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不況の波を受け、働くママが増えています。 当然、保育園の送り迎えに自転車を利用する人が増えることになります。道路交通法(道交法)では三人乗り(おとな1人+幼児2人)は違法とされてきましたが、子育て中の方たちから「乗れるようにしてほしい」との声があがり、強度や安定性の向上という条件をクリアした自転車の開発が行われています。モニターを使った実験が先ごろ行われ、この実験を行ったNPO法人自転車活用推進研究会を訪ね、事務局長の小林成基さんにお話を伺ってきました。<写真上>前のラックに乗っているのが小林さん。70kg以上だそうですが、ラクにこげます
このデンマーク製の「子ども乗せ自転車」。前ラックに子どもやお買い物の荷物を乗せて走ります。構造的には子ども3〜4人でもOKです。大人が乗ってもペダルはとても軽くこげます。自転車は車。車道を走ってみました。ひぇー!自動車と一緒に走るのって、とても怖い(最近、コワイことばかりやってる気がします)。<写真右下> 1台26万円。高い!ヨーロッパでは、こういった自転車はリースだそうです。子育て時期しか乗らない期間限定の自転車ですからリースの方が合理的ですね。
今回、この自転車で道路を走って感じましたが(これまでもうすうす感じてはいましたが)、道路は自動車のためだけにある、ということ。そして、道交法は自動車のための法律であり、歩行者のための法律はない、ということを実感しました。 もう、日本は自動車のためだけの道づくりに終止符を打ち、歩行者や自転車のための道路づくりへと方向転換すべきです。 <写真左下>自転車活用推進研究会提供写真
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