3回、亀田和毅(右)の右ストレートがヘスス・ペリバンの顔面をとらえる
「デイリースポーツ後援・バンタム級8回戦」(5日、ディファ有明)
亀田家の三男・和毅(18)=亀田=は、打たれ強いメキシカンを相手にTKO勝ち。昨年11月のプロデビュー以来、無傷の10連勝を飾った。
メキシコ修行中の昨冬から磨いた右アッパーがさく裂した。3回序盤にカウンター気味でダウンを奪取。ラッシュ後の決定打も同じだ。2度目のダウンで相手を担架送りにした。「ようやく試合で出せるようになった。俺もビックリしたわ。10戦であんなん初めてや」と、声を弾ませた。
兄・興毅との初競演。入場ではプロレスの覆面姿で会場を沸かせた。今後は年内に中米の地域王座に挑む見込み。さらに、同階級の現王者・長谷川穂積との対戦の可能性について問われた和毅は「俺、焦ってないから。21、22歳で世界や。まあ、その時(長谷川が王者に)おってくれたら世代交代や」と豪語した。