会見で敗れた悔しさのあまり険しい表情を見せる浅尾美和(左)と西堀健実
「ビーチバレー、国内ツアー第5戦岡山オープン・第2日」(5日、岡山県玉野市渋川海水浴場)
浅尾美和(23)、西堀健実(28)組=ともにエスワン=は、3回戦で尾崎睦(24)、草野歩(24)=ともに湘南ベルマーレ=組にストレート負け。5位決定戦に勝利し迎えた、準決勝でも浦田聖子(28)=MDI、楠原千秋(33)=フリー=に1-2で敗れた。ツアーとしては今季最終戦で、悲願のツアーVはならなかった。6日は3位決定戦で鈴木洋美(30)、田中姿子(34)=ともにフリー=組と対戦する。決勝は尾崎、草野組-浦田聖、楠原組となった。
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3回戦でここまで3連敗中の尾崎、草野組に完敗すると、準決勝は浦田聖、楠原組にフルセットで敗戦。悲願のツアー初優勝は夢と消えた。試合後、浅尾は「勝ちにこだわっていた。いい試合をしても勝たないと意味がない」と、自らへの怒りを押し殺すように声を震わせた。5日は昨年、交通事故で亡くなった妹・美紀さんの命日、そして母・恵美さんの誕生日だった。「岡山だけは絶対に勝つ」。浅尾、西堀、そしてスタッフ全員の思いだったが、現実は容赦なく立ちはだかった。