▼「人権の森宣言」(創価系元助役が主導し自公連立ムラ市長が利用しただけの政治ショー上演) |
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9月2日、朝木明代議員が殺害された当日だったが、東村山市議会では、「いのちとこころの人権の森宣言」なるものを議決するためのセレモニーが、全生園入所者自治会代表、作文を書いた小学生2名を議場に招き、一般質問の前に時間を割いて行われた。
この「宣言」が、後世の人々に内容あるメッセージを伝えることができるものであれば、まだしも、全生園の入所者に対する人権蹂躪の生々しい歴史にフタをし、「人権の森」などという美名の下に「隠蔽美化」するものでしかないものであることは、上記の「宣言」本文を読めばすぐわかる。
すなわち、強制隔離された入所者を待っていたのは、「生者としてではなく、死者番号の順番を待つもの」に対する全生園当局による徹底的な人権蹂躪政策だったが、この人権蹂躪を強行した最大の責任者は誰か、そしてこの戦前戦後の人権蹂躪を座視し許してしまった所在地東村山市の関係者、首長、議員、職員らに、責任はないのか、「宣言」には、これらについて全く言及されていないばかりか、これら重大な責任を全生園設置100年を機に、明らかにし、どのように贖罪していくのかについても、全く、言及もない。
そしてさらに問題なのは、自公連立ムラ市長の政治的利用をお膳立てしたのは、自公連立ムラ市長の「アドバイザー」と称してあれこれ入れ知恵している創価系元助役で、しかも、全生園入所者自治会代表、を招くのは置くとしても、2名の小学生まで、を「政治ショー」の演出に利用したのである。加えて、ムラ議員の中には「小学生の朗読した作文に感動した」という人物らまでいたのだから、ますますあきれ返る。
一方、草の根・矢野、朝木議員には、市民多数から「全生園100年の歴史があるのに、あの程度の宣言をしていいのか?」と異議を伝えており、中には共産系の元教師の方までいたという。全生園の歴史と人権蹂躪の実態を知っている市民なら、「ここ全生園には、・・・これらとともに多くの想いがある。」などと抽象論で誤魔化すことが許されないことはよく知っているからである。
それに、今から30年前に、全生園入所者自治会が『倶会一処』を刊行し、全生園70年の生々しい人権蹂躪の実態を詳細に公表しているから、東村山市民で少しでも全生園について関心のある方なら、殆どの方がこの書物を知っており、人権蹂躪を強行した全生園当局の関係者が実名のまま登場している内容に、入所者の怨念と怒りの激しさを知らされ、人間の尊厳を踏みにじられた人々の突き刺すような叫びに圧倒されてしまう。
朝木明代議員は福祉関係者とのかかわりが深く、全生園入所者の人達との交流や、職員の人達、そして社会復帰した全生園入所者の方々ともおつきあいをさせていただいたし、矢野議員も国際障害者年前後のころから全生園入所者との交流が多くなり、現在でもFMラジオを通して交流がある。朝木直子議員も、子供のころから、知っている全生園入所者らのみなさんもいるほどだ。
朝木直子議員は、この日、自公連立ムラ市長に、「私は母(朝木明代)からこの本だけはしっかり読みなさい、といわれた」ことを紹介し「市長は、この『倶会一処』を読んだか、読んでどのような感想をもったか」と追及した。
ところが、自公連立ムラ市長は「市議のころ、この本を貰ったが、ひどい取り扱いをされていると思った」という程度の感想で、ろくに読んでいないことを証明した。この本の内容を知っていれば、このような、まやかしの「宣言」を提案するはずがない。
この「宣言」の起草委員会には全生園関係者がふくまれてはいるが、仮に、全生園入所者のみなさんが、「過去のことは全部忘れましょう」といったとしても、こちら側の責任の問題は消滅しないし、人権蹂躪の歴史に対して自ら責任を明らかにし、贖罪の言葉を宣言に刻み込むことこそが、最も肝要な「東村山市」の「宣言」足りうる最低の前提である。だが、「宣言」には、これが全くない。そして「過去のことは全部忘れましょう」などと公言する人が、全生園入所者にどれほどいるというのか。
共産党は、起草委員会の構成を質疑したが、でたらめな「宣言」を後世に残す事に不和雷同するよりも、問題の核心を指摘し、後世に伝えるべき点を明確にする名誉ある「反対派」の道を選択すべきではなかったか。
「非国民」と呼ばれるのが怖くて、斗わず日和るという見掛け倒しでは、政治勢力としての存在価値がない。人権蹂躪の嵐の中で人としての尊厳を徹底的に踏みにじられ、「生者としてではなく、死者番号の順番を待つ」だけのものとして、なお必死に生き、無念にも亡くなっていった全生園入所者の怒りをしっかりととらえかすことを忘れてはならない。
なお、『倶会一処』の中で、「草津重監房」として紹介されている群馬県草津町の「栗生楽泉園」の入所者50人の「証言集」がこのほど完成した。(問い合わせ先 栗生園入所者自治会 電話0279−88ー8671)
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全生園設置100年を政治利用した自公連立ムラ市長は、『倶会一処』の再刊と全国図書館等への配布運動くらいは、罪滅ぼしとして率先すべきではないか。 |
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昨「傍聴席には全会一致での採択を信じて自治会の皆さんも詰め掛けておられました」
などと何も知らずにトンチンカンな発言をする、市民派のポーズだが、実は 
「創価系無所属」の佐藤まさたか「市議」の無知蒙昧ぶり
居住できない保育所施設内に「転入」したなどとまだ強弁しているが、早く、妻子の住む日野の戻り、子育てに専念することだ。 子供を放って置いて、なぜ、知りもしない東村山市に一知半解に口を出し続けるか!? |
どこから、「全会一致での採択を信じた自治会の皆さん」といえるのか?!
「創価系無所属」佐藤「市議」は、その根拠を示すことだ。 |