ダフ屋も出現?酒井被告 傍聴券プレミア必至
覚せい剤を所持していたとして女優の酒井法子被告(38)が起訴された事件で、東京地裁が10月26日の初公判に向け警備員の増員などの検討に入った。大きな社会的関心を呼んでいる事件だけに、多数の傍聴希望者が殺到するのは確実。熱心なファンによる不測の事態まで考えられ、同地裁は異例の対応を迫られそうだ。
覚せい剤取締法違反(所持・使用)の罪で起訴されている高相祐一容疑者(41)=覚せい剤所持容疑で再逮捕=の初公判は10月21日、麻薬取締法違反(使用)の罪で起訴された押尾学被告(31)の初公判は同23日。そして、東京地裁が“厳戒態勢”を検討しているのが酒井被告の初公判だ。
通常約10人の警備員を約20人に増員したり、不在の時もある法廷内の警備員を4〜5人配置するなどの対応で不測の事態に備えることも考えられている。地裁職員も総動員態勢で、業務外の不審物のチェックなどに従事しそうだ。
同公判は傍聴席をめぐって抽選になるのが確実。抽選になった際、傍聴希望者は整理券を地裁正面入り口付近で受け取り、傍聴券が交付される整理番号の発表時間まで、入り口付近を先頭にテラスの屋根下に列をつくっていく。それでも収まらない時は、建物の側面に沿って列を長くする。
ただ、3076人を集めた1995年10月のオウム真理教元顧問弁護士・青山吉伸被告(当時)の初公判の際は、地裁近くの日比谷公園で抽選が行われており、3000人を超えると予想される場合は同公園で列をつくる可能性もある。同地裁最多記録の1万2292人を集めたのは、96年4月に開かれたオウム真理教松本智津夫被告=当時、教祖名・麻原彰晃、死刑確定=の初公判時。日比谷公園では傍聴券を売る“ダフ屋”も現れた。
通常なら整理番号が発表されるのは開廷時間の30〜40分前。しかし、酒井被告の初公判の際は発表時間を1時間ほど繰り上げて、傍聴希望者が余裕を持って確認できるようにする可能性もある。
酒井被告は現在保釈されていないが、同地裁が初公判での罪状認否などを見た上で保釈を認める可能性もある。その時は初公判終了後に拘置先の東京湾岸署にいったん戻り保釈されることになる。
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