蒙恬mini掃訳筆Ⅱ
台北では、クリスマスにもかかわらず、いきなり樂學書局と光華商場のハシゴ、なんていう非常にアレな生活を送っています。光華商場、というか台湾の電脳市場も、近頃は日本語版OSでも多言語処理に問題はないし、ちょっとイカれたパーツ類も少なくなったしで、あまり面白く無くなったなあ。
といいつつ買ったのが、標題の一品。手書き認識・音声認識・OCRなどのトップメーカー、蒙恬のペン型スキャナ+OCRシステムです。NT$3,800也。
といいつつ買ったのが、標題の一品。手書き認識・音声認識・OCRなどのトップメーカー、蒙恬のペン型スキャナ+OCRシステムです。NT$3,800也。
どんなヤツかというと、こんなヤツです。
こんなふうに使います。
準備は簡単、ドライバ&ユーティリティをセットアップし、本体をUSBにつなぐだけ。日本語Windowsなら、英語版を入れれば間違いないでしょう。その後、ユーティリティを起動すると、タスクトレイにアイコンが入ります。そこにカーソルをあわせると、メニューが立ち上がります。
プロパティはこんな感じ。
日中台対応なのがわかります。二つめのタブは、
ペン型スキャナを置く場所と、読み上げ、縦書き・横書きなどの設定です。三つ目のタブは、
活字と手書きと言語の設定です。
ユーティリティを立ち上げておけば、あとは、ペンを持ってスキャンするだけで文字が認識され、ワープロ・エディタなどなど、いろんなソフトに文字情報が送られます。ひとまず、メチエ刊行の辞とマニュアルを読ましてみました。文字種が違うので、一々プロパティで切り替えなきゃならないのがチト面倒だけど、しゃーないですね。
微妙に読み間違えていますが、まー、本筋は外していないかなあ。特に、漢字はチャンと読めています。
で、入力された文字にカーソルを合わせると、自動で校正ユーティリティが立ち上がります。
元画像が見れます。カナはやはりチト苦手なようですな。文字画像区切りの修正は、漢字だけしかできないようです。後には「つ」と「っ」の誤認もあったけど、せめて、カナの大文字・小文字くらいは、候補文字一覧に出して欲しいぞ。
中国語の場合は、単語候補による校正が可能です。ただ、「mini」なんて英字の場合は、やはり画像区切りの変更ができないので、手で直すしかないですね。
コイツの長所は、一々OCRソフトを立ち上げてスキャナを起動して……という面倒なしに、ペンをUSB接続してユーティリティを立ち上げるだけで、サクサクっと文字を読み込めることです。勿論、ペン型だけに、一頁を超えるような長文の認識には向いていませんが、しかし、文中に用例をちょっと本から引きたい、なんて時には、コイツは重宝しそうです。
個人的には、長文は大陸に下請け入力に投げて、論文その他の用例認識はコイツ、という結構麗しい使い分け体制ができそうだな、これで。
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