2009年9月6日 10時6分更新
高速道路の料金値下げに対抗するため、岡山県玉野市の宇野港と香川県の高松港を結ぶフェリーの料金が5日から土曜日と日曜日それに祝日に限って割引きされることになり、ターミナルは大勢の利用客で混雑しました。
宇野港と高松港との間でフェリーを運行する「国道フェリー」と「四国フェリー」では瀬戸大橋の利用料金が値下げされたことに伴って利用が低迷し、減便などの措置をとってきました。
このため2社では利用回復へ向けた起爆剤にしようと5日から土日と祝日、年末年始の料金を割り引くことになりました。
料金は普通車の場合、片道最大3300円が2480円に軽自動車では片道2300円が1980円にそれぞれ割り引かれます。
さらにフェリーの利用者には玉野市が発行する地域商品券がプレゼントされるため、市内で買い物をすれば実質的な料金は普通車、軽自動車ともに980円となります。
初日の5日は、午前中から多くの若者や夫婦などが訪れ、乗船券と引き替えに商品券を受け取っていました。
利用客は「高速道路よりもフェリーが好きなので、もっと活用したい」などと話していました。
この割り引きは、来年2月末まで行われる予定です。