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前代未聞!興毅が計量後に“祝い酒”

 計量後、メキシコのビール「コロナ」を飲む亀田興毅。奥は対戦相手のウンベルト・プール=東京・文京区のJBC
 計量後、メキシコのビール「コロナ」を飲む亀田興毅。奥は対戦相手のウンベルト・プール=東京・文京区のJBC

 「プロボクシングフライ級10回戦」(5日、ディファ有明)

 亀田興毅(22)=亀田=が前代未聞の飲酒パフォーマンスで“前祝い”した。4日、東京・水道橋の日本ボクシングコミッションで計量を行い、契約リミット51・5キロを200グラム下回る51・3キロでパス。計量後には試合のスポンサーであるメキシコビールメーカー「コロナ」のビールでノドを潤すパフォーマンスを披露。07年7月以来の亀田流パフォーマンスを復活させ、世界前哨戦へ向けて怪気炎を上げた。

  ◇  ◇

 2年間封印していたパフォーマンスの禁を解いた。計量後、左手でビール瓶を掲げた興毅は、むき出した歯で栓を抜いた。王冠を吹き飛ばし、瓶を傾けビールを口にふくませゴクリ。飲んだ量は控えめだったが、前代未聞の飲酒パフォーマンスで復活の雄たけびを上げた。

 世間を大混乱に陥れた07年10月の内藤-大毅戦を境に過激なパフォーマンスを封印していた。興毅の最後のパフォーマンスとなったのは、07年7月28日のセサール・ロペス(米国)戦。以来、興毅、大毅共に試合前の“恒例儀式”を自粛し、対戦相手と自ら握手を求め友好的だった。

 今回のパフォーマンスは、対戦相手への挑発ではなく、興毅流の感謝の表現だった。今試合初めてメキシコビールメーカー「コロナ」がスポンサーについた。「せっかくスポンサーについてもらったから、何かせなアカン」。普段は全くアルコールが飲めない下戸(げこ)の興毅が“男気”を見せ、ビールを口にした。

 「おとなしい亀田じゃ面白くないやろ。これが進化したパフォーマンスや」と久々、亀田節をさく裂させた興毅。5日の試合に招待している次期対戦者のWBCフライ級王者・内藤(宮田)に対して「試合に来ると思うで。出たがりやろ。目立つの好きそうやからな」と挑発し、最後までエンジン全開だった。

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