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7月に解任された関西独立リーグ、神戸の中田良弘前監督(50)が球団に対し、契約通り8月以降の給与の支払いを求める仮処分を神戸地裁に申し立てたことが4日、分かった。中田前監督はスポーツ報知の取材に「契約不履行で、話し合いにならないので第三者を挟むことになった」と、仮処分申請に踏み切った理由を説明。7日に第1回審理が行われる。
中田前監督は後期開幕直後の7月29日に、球団側との意見の食い違いを理由に突然解雇された。しかし、球団との契約は今年2月1日から来年1月31日までだったため、シーズン途中の解雇でも全額支払われるべきだと主張。未払いとなっている8月以降の6か月分の給与の支払いを求める内容証明を、弁護士を通じて球団に送付した。
一方の球団側は、監督業務が終了した時点で契約打ち切りが可能な委託契約だと主張。その後、8、9月分の2か月分を分割で支払うという妥協案を提示したが、前監督は示談に応じなかった。
神戸の広田和代球団社長(48)は「お話をちゃんと聞いてから、こちらの主張もお話ししていきたい」と、7日の審理に自ら出席する意向を示した。吉田えり投手(17)も所属する神戸の“泥仕合”。その行方は裁判所に委ねられた。
(2009年9月5日11時29分 スポーツ報知)
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