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胎児にも記憶能力はある 「胎教」の重要さ裏づける
記憶は、健康的な社会生活を送る上で必要不可欠な機能である。この記憶、一体いつごろから作られ始めるのだろうか? 最近の研究で、妊娠後期の母体中の胎児は、一つの記憶を4週間以上も維持できることが明らかになった。この研究は、専門誌「Child Development」に掲載されている。
オランダ・マーストリヒト大学医療センターの研究チームは、93人の妊婦を対象に、胎児の記憶力に関する実験を行った。当然、胎児と直接話すことはできないので、記憶を形成しているかどうかは、胎児の振動刺激に対する反応で評価した。
母体の腹部に振動刺激を与えると、最初、胎児は足を動かすという反応を見せるが、繰り返し刺激を与えると、胎児が振動刺激に慣れ、次第に反応を示さなくなる。この慣れによる反応の消失を記憶の指標としたのだ。ある程度時間が経った後に、同じ振動刺激を与えて、反応を示さなければ、胎児はこの刺激を「記憶していた」ということになる。
実験では、妊娠30~36週の胎児に振動刺激を与え、反応がなくなるまでの刺激回数を測定した。その後、妊娠38週目に二度目の刺激を与え、反応の有無を検証した。その結果、妊娠34週目および妊娠36週目に刺激を与えられた胎児は、二度目の刺激のときに反応がなくなるまでの回数が減少する傾向にあったというのだ。これは、胎児が刺激の記憶を2週間から4週間も維持していたということを意味する。
この結果から、胎児も記憶を長期間保持できることが明らかになった。これは胎教の重要性を裏付ける結果といえよう。
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