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総選挙大勝で関心? 「鳩山会館」の見学者が増加

2009年9月5日15時4分

写真:民主党圧勝後、観光客が増えている「鳩山会館」=4日、東京都文京区、水野義則撮影民主党圧勝後、観光客が増えている「鳩山会館」=4日、東京都文京区、水野義則撮影

 鳩山一郎元首相の邸宅で、今回の総選挙で大勝した民主党代表の鳩山由紀夫氏が大学時代まで過ごした「鳩山会館」(東京都文京区)の見学者が増えている。

 普段は1日60人前後だが、総選挙後は100人を超える日が続いている。由紀夫氏の人となりが連日伝えられ、「関心を持った人が急に来るようになったのではないか」と同館の関係者は話す。

 会館のある敷地は約7200平方メートルで、関東大震災直後の1924年に由紀夫氏の祖父、鳩山一郎元首相が施工した。東京大空襲で被害を受けながらも改修、「音羽御殿」とも呼ばれ、自民党の設立や日ソ国交回復など、戦後政治史の舞台にもなった。

 96年からは一郎氏の遺品などを展示する記念館として一般公開している。鳩をあしらったステンドグラスや、屋根に飾られたミミズクの像は珍しく、バスツアーなどでの観光スポットにも組み込まれている。

 さいたま市の自営業、木村太一郎さん(42)は「政治家一家の鳩山家について興味があり訪れた。実際に鳩山代表が住んでいたとは、驚きました」と話していた。

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