【IOC評価報告書】
--選手村の狭さや支持率の低さが指摘されたが。
◆「(選手村は)収容の人間の数やその他の機能にしても、そんなに狭いと思いませんが」
「ただ支持率の問題はね、これは2月の時点で調べたことで、あのころは確かに東京都は少なかったけれども、それからキャンペーンに努めて現在で80%になってますけれども。それはこの間のローザンヌで説明しましたし、今度のコペンハーゲンでも改めて説明しようと思ってます」
--知事の言葉で改めて総括を。
「IOCの委員たちもそれほど勤勉というか与えられたもの全部読まないんだね」
「ドイツのスポーツの専門誌などは東京は一番になったというのと、それからスペインの新聞はあれですね、これで要するに東京とリオデジャネイロが一頭抜けてね、決勝に臨むんだという予測もしてますけどね。それにこっちも安心して安住するつもりもありませんけども」
【八ッ場ダム】
--国交省が八ッ場ダムの入札を延期することになったが。
◆「こういう異常気象っていうのがどんどん深刻化してるときにね、干ばつも大はやりになったし大雨も大はやりになったけども、日本だっていつどういう干ばつにさらされるか分からない」
「しかも膨大なお金出して造ってきた。東京だって分担金って支出したわけでしょ。これは国の意志で中止になったら当然、返還請求しますからね。そのときにですね。しかし僕はね、完成するよりもばらしてしまってだめにしたほうが、いろんな補償も含めてお金かかると思いますね」
「これは基本的に政府として財政上の実利も考えて冷静に判断してもらいたいと思いますな」
毎日新聞 2009年9月5日 地方版