2008年06月13日
ネアンデルタール人の知能
ネアンデルタール人の知能
ネアンデルタール人の知能は,現代人より劣るか?という話題です。
ネアンデルタール人の方が,知能は劣っているだろう,
という答えが多いでしょう。はじめに正解を言ってしまえば,ネアンデルタール人の方が現代人よりも知能は劣っています。
あ〜,つまらい。
とは薄情な反応でしょう。まあ,ネアンデルタール人の方が知能が高くなければ話題になりそうもありません。
昔から,犬がヒトに噛みついても記事ならないが,ヒトがイヌに噛みつけば記事なる,といわれてきた国です。昨今の情勢だと,ペットが救出されて記事になる,でしょうかねえ。
話を戻して,ネアンデルタール人の知能ですが,
ネアンデルタール人の特徴として,頭がデカイのです。
つまり,現代人よりも脳が大きいのです。
ネアンデルタール人の脳は,約1500グラムと推定されています。
ついでに,ネアンデルタール人は見た目が立派,というかちょいと古い表現ではマッチョなのです。体重は,70キロ〜80キロと推定できます。
最近の日本人はメタボ,昔の表現で言うとデブが多くなっていますが,80キロ超の人は少ないでしょう。まあ,ネアンデルタール人は,日本列島に住んでいたわけではありませんから,比較できないかもしれませんが。
脳が大きくても知能が高いとは限らないぞ。
という意見はもっともです。
ゾウの脳の重さは4500グラムもあります。現在一番重い脳を持っているのはクジラで,9000グラムもあるそうです。彼ら(まあペットブームで,飼っている犬をうちの子と表現するご時世ですから)がヒトよりも知能が高くないことは納得してもらえるでしょう。
これは,体重と脳の重さとの間に,ある程度の関係が考えられます。つまり,体が大きくて体重が重ければ脳の重量も重い,という関係がありそうです。
そこで,脳の重さを体重で割ってしまうのは,乱暴な比較の方法で,これでは脳の重さを正しく比べることはできません。
ここでの正解は,体重と脳の重さの対数値をとると,直線的な関係になる,です。
こうすると,ある体重に対応する「理論的な脳の重さ」を決めることができます。ところが,実際の脳の重さは,その回帰直線から多少ズレた値となります。このズレを相対脳重(EQ)とします。
この相対脳重が重要で,知能に関係していると考えられています。たとえば,ヒトの相対脳重が,現在の地上に生息するホ乳類では突出しています。
ところで,この相対脳重が,ネアンデルタールは現代人よりも小さいと推定されています。
しかし,原人のホモ・エレクトスやチンパンジーに比べると,ネアンデルタール人の相対脳重は圧倒的に大きいことは確かです。
相対脳重だけで知能を決めていいのか,という問題が出てくるでしょう。
これを解決するには,知能を比較するためのもう一つの方法を考えればいいことでは?
そこで,大脳新皮質の発達の度合いを調べる指数,たとえば,余剰大脳新皮質面積を比べればいいでしょう。
ネアンデルタール人の余剰大脳新皮質面積は,現代人に比べると50平方センチ少ないという計算ができるといいます。
これで,ネアンデルタール人の知能は現代人よりも劣る,という結論が出てくると思います。よろしいでしょうか。
ネアンデルタール人の知能は,現代人より劣るか?という話題です。
ネアンデルタール人の方が,知能は劣っているだろう,
という答えが多いでしょう。はじめに正解を言ってしまえば,ネアンデルタール人の方が現代人よりも知能は劣っています。
あ〜,つまらい。
とは薄情な反応でしょう。まあ,ネアンデルタール人の方が知能が高くなければ話題になりそうもありません。
昔から,犬がヒトに噛みついても記事ならないが,ヒトがイヌに噛みつけば記事なる,といわれてきた国です。昨今の情勢だと,ペットが救出されて記事になる,でしょうかねえ。
話を戻して,ネアンデルタール人の知能ですが,
ネアンデルタール人の特徴として,頭がデカイのです。
つまり,現代人よりも脳が大きいのです。
ネアンデルタール人の脳は,約1500グラムと推定されています。
ついでに,ネアンデルタール人は見た目が立派,というかちょいと古い表現ではマッチョなのです。体重は,70キロ〜80キロと推定できます。
最近の日本人はメタボ,昔の表現で言うとデブが多くなっていますが,80キロ超の人は少ないでしょう。まあ,ネアンデルタール人は,日本列島に住んでいたわけではありませんから,比較できないかもしれませんが。
脳が大きくても知能が高いとは限らないぞ。
という意見はもっともです。
ゾウの脳の重さは4500グラムもあります。現在一番重い脳を持っているのはクジラで,9000グラムもあるそうです。彼ら(まあペットブームで,飼っている犬をうちの子と表現するご時世ですから)がヒトよりも知能が高くないことは納得してもらえるでしょう。
これは,体重と脳の重さとの間に,ある程度の関係が考えられます。つまり,体が大きくて体重が重ければ脳の重量も重い,という関係がありそうです。
そこで,脳の重さを体重で割ってしまうのは,乱暴な比較の方法で,これでは脳の重さを正しく比べることはできません。
ここでの正解は,体重と脳の重さの対数値をとると,直線的な関係になる,です。
こうすると,ある体重に対応する「理論的な脳の重さ」を決めることができます。ところが,実際の脳の重さは,その回帰直線から多少ズレた値となります。このズレを相対脳重(EQ)とします。
この相対脳重が重要で,知能に関係していると考えられています。たとえば,ヒトの相対脳重が,現在の地上に生息するホ乳類では突出しています。
ところで,この相対脳重が,ネアンデルタールは現代人よりも小さいと推定されています。
しかし,原人のホモ・エレクトスやチンパンジーに比べると,ネアンデルタール人の相対脳重は圧倒的に大きいことは確かです。
相対脳重だけで知能を決めていいのか,という問題が出てくるでしょう。
これを解決するには,知能を比較するためのもう一つの方法を考えればいいことでは?
そこで,大脳新皮質の発達の度合いを調べる指数,たとえば,余剰大脳新皮質面積を比べればいいでしょう。
ネアンデルタール人の余剰大脳新皮質面積は,現代人に比べると50平方センチ少ないという計算ができるといいます。
これで,ネアンデルタール人の知能は現代人よりも劣る,という結論が出てくると思います。よろしいでしょうか。