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米でプリウス輸入差し止めのピンチ? (2/2ページ)
ペイスはITCへの提訴とは別に、トヨタを相手取った同じ特許の侵害訴訟をテキサス州地裁にも起こしており、10月1日に審理が始まる予定だ。
ITCは、米国市場を特許侵害などの不当な取引から保護するために設立された機関で、米関税・国境警備局(CBP)に特許を侵害する製品の輸入禁止を命じる権限を持つ。ITCがペイスの主張に基づいて調査を開始した場合、調査は約15カ月におよぶ可能性がある。
民事裁判とは異なり、ITCにはトヨタに対して特許料の支払いを命じる権限はない。特許侵害が認められた場合、取ることができる唯一の措置は排除命令だ。トヨタの広報担当者シンディ・ナイト氏(ワシントン在勤)からは、今のところコメントを得られていない。
1997年のプリウス発売でハイブリッド車市場を生み出したトヨタは、同車種を米国に投入した2000年以来、同国で110万台のハイブリッド車を販売した。そのうち、プリウスが75万台を占める。同社は10年代の早い時期に、米国におけるハイブリッド車の年間販売台数を100万台に拡大する目標を掲げている。
(ブルームバーグ Susan Decker、Alan Ohnsman)
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