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米でプリウス輸入差し止めのピンチ? (1/2ページ)
ハイブリッド車販売で世界トップのトヨタ自動車は、「プリウス」など同社の人気ハイブリッド車の米国への輸入差し止めに発展する恐れがある特許侵害訴訟に直面している。
非公開企業の米ペイス(フロリダ州ボニタ・スプリングズ)は3日、ハイブリッド駆動系に関する同社の特許をトヨタが侵害したとして、ワシントンの米国際貿易委員会(ITC)に輸入差し止めを求める訴えを起こした。
ペイスは2005年にも、同社特許を利用したトヨタのハイブリッド車、「プリウス」、「ハイランダー(日本名クルーガー)」、「レクサスRX400h」の特許侵害をめぐり、民事訴訟を起こした。ペイスの訴えが認められ、トヨタには430万ドル(約3億9000万円)の損害賠償が命じられたが、販売差し止め要求は却下された。そして今年4月、テキサス州の連邦地裁がトヨタに対し、プリウスには卸売価格の0.48%、ハイランダーには同0.32%、レクサスRX400hには同0.26%の特許使用料の支払いを命じた。トヨタは上訴している。
今回のペイスの訴えでは、同社特許の正当性が証明されているにもかかわらず、トヨタのハイブリッド車「カムリ」、「3代目プリウス」、「レクサスHS250h」、「レクサスRX450h」が同じ特許を侵害しているとし、トヨタ側が議論に応じないと主張。ペイスは、05年の訴訟で訴えの対象となった車種と今回の車種の駆動系は「実質的には同じ」だと訴えている。
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