【東京】裁判員候補 73人に呼び出し状 地裁支部発送 来月の初公判へ向け2009年9月5日 裁判員裁判の対象になる強制わいせつ致傷罪に問われた府中市の古書店店主小島章裕被告(40)の事件で、東京地裁立川支部は四日、十月二十七日の初公判に呼び出す裁判員候補者七十三人に、呼び出し状を発送した。 同支部は、事件ごとに呼び出し状の色を水色、黄色、緑色の三種類に分けて用意、今回の事件は水色を採用した。職員ら四人が、呼び出し状のほか、裁判員になる資格や辞退が認められる事情があるかを尋ねる質問票、返信用封筒などを茶色い封筒に入れた。 同支部に返送された質問票の記入内容により辞退が認められた人には、呼び出しを取り消す通知が送られる。それ以外の候補者は、初公判当日の朝に同支部に集まり、選任手続きを経て六人の裁判員と二人の補充裁判員が選ばれる見通し。 名簿登録者から候補者百人が先月二十七日に選ばれたが、七十歳以上の人や学生であること、重い病気の治療中などの理由で二十七人が事前に辞退が認められた。 (萩原誠)
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