ムネオ日記
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2009年8月31日(月)

鈴 木 宗 男

 昨日、第45回衆議院議員総選挙の投開票がなされ、我が新党大地は一議席を獲得することが出来ました。新党大地に温かいご支援を下さった皆様に、心から御礼申し上げます。
 残念なことは、目標としていた2議席の獲得を果たせなかったことです。この点、大地を支援して下さった皆様、そして私の要請に応じて出馬して下さった八代英太代表代行に対し、大変申し訳なく思っております。
 しかし、民主党への大きな追い風が吹き、【自民VS民主】の図式が出来上がってしまった今回の選挙において、前回とほぼ変わらない43万3122票もの得票を戴けたことは、新党大地・鈴木宗男に対して確かでぶれない支持層があることの証であったと考えております。八代代表代行も大変爽やかな選挙ができたと喜んでくれました。
 今回の選挙で、鳩山内閣・民主政権が成立します。今後大地は与党の一員として頑張って参ります。北海道の地域政党、リージョナルパーティーとして、今後ともしっかりと存在感を示して参ります。
 北方領土返還、サハリンからのエネルギー供給、アイヌ民族の権利確立、また、足利事件に見られる警察、検察の横暴を抑える為の取調べの全面可視化、そして郵政民営化の抜本的見直し等、新党大地・鈴木宗男だからこそできる課題の解決に向け、更に更に取り組んで参ります。
 ご支援下さった北海道の有権者の皆様、本当に有難うございました。温かい激励、応援を下さった全国の心ある皆様にも、心から感謝申し上げます。
 引き続き新党大地にご支援を賜りますよう、心からお願い申し上げます。
(13:00更新)

 今日は夜中2時迄事務所で、松山千春さんを交えて選挙の反省、今後の「大地」の活動について打ち合わせ、2時間程寝て、6時15分からTBS「みのもんたの朝ズバ!」選挙事務所からの生中継であった。久し振りにみのもんたさんの歯切れの良い言葉を聞き、元気をいただいた。
 9時45分から、UHB(北海道文化放送)TV「のりゆきのトークDE北海道」に約1時間生出演。
 13時55分からHTB(北海道TV放送)「イチオシ!総選挙スペシャル」に約1時間生出演、その後市内挨拶廻り。
 18時15分UHB(北海道文化放送)「UHBスーパーニュース」に約1時間生出演、昨夜もTVのはしごであったが今日もその延長戦である。
 TV出演の際、よく官僚政治から脱却出来るかという愚直な質問があったが、私は「役所の目安箱」を作らせたほうが良い。大臣、副大臣が役所の中の無駄に取り組む姿勢、人事の不遇、改善をしなくてはならない問題点等々をあげてもらう。率直な意見を聞かせてもらい、その声に従って所々の改革をするのがよい。
 このやり方は、2002年2月田中外相更迭を受け、外相になった川口順子氏が意図的に鈴木叩きに用いた手法である。
 核持ち込み、沖縄密約問題等、国民に情報公開、情報の透明性を果たしていく責任がある。いずれにせよ政権交代である。今迄できなかったことを民主党政権は行うであろう。喜んで協力していきたい。ピンポイントで事務次官の能力、見識を精査し、大臣が国益の観点から1つか2つの役所の事務方トップの首をすげ替える、それだけでも良い意味での緊張感を持つ事になる。
 官僚と向き合う100日間アクションプログラムを作り実行していけば良いのである。鳩山首相の誕生にワクワクするものである。
 私がムネオ日記で何度も訴えてきた、北海道からチェンジ、北の大地北海道から政権交代、を実現できたのである。賢明な北海道民に心から感謝し、ムネオ日記を本日から再開する事にする。読者の皆さん宜しくお願いします。
(19:30更新)

2009年8月17日(月)

鈴 木 宗 男

 衆議院選挙はいよいよ明日公示、30日投票日、待ったなしの時間との闘いとなった。今日は新聞休刊日で朝刊はスポーツ紙のみである。
 スポーツ報知18面にコラムニストの勝谷誠彦氏が「自民=信用できない男VS頼りない男=民主」でもシバけば案外頼れる!?というコラムがあるので一部紹介すると 「ボクはずっと、自民党は信用できない男で、民主党は頼りない男と言ってきた。
 信用できない男は、それなりに稼いで家に金を入れてたから許してた。よそに公明党みたいな変な愛人つくって、ろくなもんじゃなかったけど、とうとう安倍(晋三)さん、福田(康夫)さんは家に帰ってこなくなった。今度(麻生太郎首相)は人はいいけど、毎晩ずっと飲んだくれている。女房としては勘弁してほしい。
 頼りない男はずっと引きこもって働きに行かないで、バイトに出たら偽メールつかまされて自爆してたけど、昔はこわもてでならした小沢一郎さんが諦めたら、シャキッとした。頼りない男は、シバけば頼れるかもしれない。政権担当能力がない。」(中略) なるほど面白い見方もあるものだと頷きながら、官僚組織にのった自民党、連合さんに支えられている民主党どちらも大きな組織がありうらやましい限りである。
 よく2大政党制と言われるが、細長い日本列島で北海道、東北、東京、京都、奈良、九州、沖縄とそれぞれ多様な歴史、文化が存在する日本には、2大政党はなじまない。
公明党も共産党も生き残るだろう。これからの時代は地域の特性、地域の利点をエゴといわれるぐらい地域の声をアピールする時代だと考える。
 ヨーロッパ型の地域政党による連立政権が日本にあっている。だから「大地」は北海道の地域政党として「北海道の為に頑張ります。北海道が良くなれば日本が良くなります。北の大地、北海道からチェンジ、政権交代」と訴えていく。
 こと、北海道においては「大地」は埋没しない。それは鈴木宗男の存在感と発信力である。「大地」は堂々と北海道の地域政党として、弱い人の味方の政党として根付いてきた。
「大地」は民主党との選挙協力で北海道における小選挙区での民主党の全勝、比例区における「大地」2議席獲得に向け最後のスパートである。
 4年前突然振って湧いた解散総選挙であった。夏休みでカナダから帰っていた娘がいつもそばにいてくれ全面的にサポートしてくれたことを想い出しながら今回はその娘はそばに居ないが、郵政研究会、夫人会はじめ新しい多くの同志仲間に囲まれていることに感謝しながら、歴史の新しい1ページを作る作業に邁進まいしんして行く。
 勝算は我にあり。油断することなく、改めて改めて改めまくる姿勢をもって闘い抜く。選挙戦が終わるまでムネオ日記は法律の関係でお休みさせていただくが9月1日からを楽しみに待っていていただきたい。
読者の皆さん、今一度声をだして言って頂きたい。「北海道からチェンジ!!北の大地北海道から政権交代」どうぞ毎日3回は健康管理の上でも声をだして友人、知人、ご親戚にお伝えいただければ幸いである。
 「さあ交代の時はきた」「さあ交代の時はきた」政権交代に向けて「大地」が北海道から先陣をきる。北海道比例区は「大地」「大地」「大地」を宜しくお願い致します。小選挙区は民主党の候補を宜しく頼みます。
 朝から釧路市内を挨拶廻り。11時から釧路管内標茶町、弟子屈町で街頭演説。民主党の仲野ひろ子さんも駆けつけ一緒に訴える。仲野ひろ子さんも見違える演説で、その変身にびっくりする。やればできるものである。仲野さんに「その調子、今日の良かったですよ」と励まして、15時5分釧路発で丘珠空港へ。
17時からNHKの政見放送録画撮り。八代英太さんのリードで順調に終えることができた。さあいよいよである。北の大地北海道から新党「大地」が立ち上がる。
 勝ち組、負け組、弱肉強食の格差の広がった、官僚政治、世襲政治にノーである。
 大きな組織は持っていないが、人間関係で弱い人の味方、声なき声を政治に生かす「大地」の出番である。4年前立党の理念である大地に還り大地に学ぶ。自然を敬い、感謝するその心が家族愛、郷土愛に繋がると信じてやってきた「大地」である。
 アイヌ民族の権利の確立を訴え、昨年6月6日政府は初めてアイヌ民族を先住民族と認めたが、そこに至るには「大地」が大きな役割を果たした。
 1つの大きな歴史的結果をこの4年間で残せたことに誇りを持っている。今度の選挙で「大地」はお年寄りを線引きした後期高齢者医療制度の廃止、障害者自立支援法の廃止、母子加算の復活、郵政民営化の抜本的見直し等を掲げている。是非とも「大地」のホームページをご覧頂きたい。
 小さくてもきらりと光る地域政党「大地」でありたい。
 読者の皆さん、どうか宜しくお願い致します。
明日の公示日  私は案内戴いた北海道2区、8時45分三井わきおさん、9時10分3区荒井さとしさんの出陣式第一声でそれぞれ激励の挨拶をする予定である。
 12時半から新党「大地」の出陣式・神事、13時30分第一声、松山千春さんが駆けつけて下さる。松山千春さんは22日函館市で、18時長崎屋前、18時半五稜郭丸井前街頭演説と、政党演説会にも駆け付けてくれる予定である。更に27日18時札幌プリンスホテル国際館パミール大総決起集会、28日19時、すすきのフィーバー、29日の夕方札幌市内での遊説に来てくれる予定である。「大地」の命名者の力強い応援もいただきながら北海道からチェンジ、政権交代に向け邁進まいしんする。
日本政治学会理事長の山口二郎先生も8月18日13時半の第一声、8月27日の大総決起集会に出席して下さる。
佐藤優さんも8月23日、24日、28日、29日と北海道に入ってくれる。仲間友人は有難いものである。
改めて読者の皆さん、北海道内のお知り合い、友人、ご親戚に日本の政治を変える「大地」を宜しくお願い致します。
 それでは9月1日、又、お会いします。

 SAPIO 7月22日及び8月5日の発売号の小林よしのり執筆の@Aについて私の弁護士から、相手方に内容証明を出したので、読者の皆さんにお知らせします。


 平成21年8月13日
 〒101-8001 東京都千代田区一ツ橋2-3-1
 株式会社 小学館
 SAPIO編集長 飯田昌宏殿
 同  発行人 秋山修一郎殿



  東京都千代田区六番町1番地
 山陽六番町ビル2階
 法律事務所ヒロナカ
 電 話 03-3234-0507
 FAX 03-3234-0508
 鈴木宗男代理人
 弁護士 弘 中 惇一郎
 同  弘 中 絵 里
 同  大 木   勇
 同  品 川   潤



 前略 当職らは鈴木宗男氏(以下「通知人」という)の代理人弁護 士として貴殿らに対し、次のように通知致します。
 小学館が発行する「SAPIO」平成21年7月22日発売号 及び同年8月5日発売号は、小林よりのり執筆の「おねもり・譲 歩外交愚劣@」及び「おもねり・譲歩外交愚劣A」をそれ ぞれ掲載して、通知人の北方領土問題への対応を激しく非難して います。
 しかしながら、かかる非難、日本の外交政策並びに通知人の 四島一括の方針に関して、まったく誤った事実を前提にするもの であります。
 現時点において、あえて、このように虚構の事実に基づく通知 人に対する非難を繰り返すことは、悪質な選挙妨害目的としか考 えられません。
 今後、このような虚偽の宣伝行為を継続するものであれば、刑事 ・民事上の法的処置をとらざるを得ないものであり、本書をもって 厳重に抗議し、警告するものであります。

草々

2009年8月16日(日)

鈴 木 宗 男

 北海道12区の武部勤氏のマニフェストに「たけべ勤の『いま、頑張らないでどうする』宣言」とある。私の身近な人が「それならば武部は今まで頑張ってこなかったのか」と極めて明快(めいかい)に分かりやすく切って捨てた。
 またその中に「北方領土返還運動の促進」「日露友好平和条約の早期締結」とあるが、これは外交を知らない人の訴えである。「交渉」を担当し、結果を出さなくてはならない立場にある政治家が、「運動」を促進してどうするのか。
 「日露友好平和条約」とは何を指すのだろうか。これまで日本国政府が「日露友好平和条約」などと言ったことはない。
 こういった基礎体力のない人が間違ってポストに就くと国力が落ちる。このことを是非とも国民、有権者の皆さんは考えて戴きたい。
 中川昭一氏が9日、断酒宣言をした。「国民の為、皆様方のために断酒をする」と言ったが、「所詮自分の為の断酒ではないのか。」「選挙に勝つ為のミエミエの詭弁だ」と多くの人からの指摘が私のもとに寄せられる。
 また北海道5区にしても、上からの目線でいた町村信孝さんが、今回選挙になり、夏祭りはじめ今まで来なかったところに顔を出している。「選挙の時だけ来るな!」「普段から来い!」という声が寄せられる。
 私もそれぞれの声、指摘に(うなず)きながらも、大地は声なき声、頑張っても報われない人たちに、勇気や誇りを与える政治を目指す。
 北海道の意地、根性を示していきたい。
 9時から政見放送打ち合わせ。
 10時過ぎフジTV取材。11時過ぎから札幌ドーム前で街頭演説。
 13時から日本ハム対西武ライオンズの試合があるので入場者の通路になる歩道橋のそばで約1時間訴える。反応は上々である。
 12時過ぎに球場内に入り、日ハム外野席から観戦に来たお客さんに挨拶して廻る。ここでも握手攻め、「大地」頑張れと声援を受け有難い限りである。
 14時20分丘珠発で釧路空港へ。16時から釧路で記者会見。釧路出身で北海道比例区に立候補する浅野貴博君を紹介する。浅野君も気合の入った、(こころざし)の高い立起声明であった。
 18時釧新花火大会会場に行き、見物客に挨拶して廻る。
 19時から釧路市後援会役員と打ち合わせ。20時民主党選対幹部と協議。世間では色々な声があるが何も心配はいらない。北海道第7選挙区は仲野ひろ子必勝に向けて最善を尽くす。仲野さんの足らざる面は私がサポートする。私と自民党候補との戦いと思ってもらった方がわかりやすいのではないか。ここ7区で民主党仲野さんの勝利が政権交代の大きな一歩である。
 北海道からチェンジ。流れを変える。心ある皆さんのご支援を心からお願いしたい。

2009年8月15日(土)

鈴 木 宗 男

 北海道新聞1面トップに、「吉田首相『2島返還を』 平和条約締結前年 駐日英大使と会談 英の保管文書で判明」との見出しの記事がある。当時日本がおかれていた状況から来る、吉田首相の現実的な考えが伝わってくる。

 日本が千島列島に対する権利を放棄したサンフランシスコ平和条約締結前の1950年、当時の吉田茂首相が北方領土について「2島は日本に返還されるべきだ」と駐日英大使に語っていたことが、英国立公文書館に保管されている元機密文書で分かった。2島は歯舞、色丹両島を指すとみられ、翌51年のサンフランシスコ講和会議の演説では国後、択捉についても暗に領有を主張した吉田氏が、当初は2島返還による決着も念頭に置いていたことが明らかになった。
 (8月15日北海道新聞1面)


 外交では国益を賭け、熾烈(しれつ)な駆け引き、交渉が展開される。今日の記事を読みながら、外交は積重ねでることを改めて感じる。外務官僚はこの吉田発言をどう受け止めるのだろうか。北方領土問題に取り組んできた外務官僚の声を聞きたいものである。
 朝日新聞1面に「『核密約関連資料あった』 外務省元条約局長が寄稿」、また3面に「核密約、外務省は国民に説明すべきだ」との見出しの記事があり、東郷和彦元外務省条約局長が手記を載せている。
 外務官僚は今まで「密約はなかった」と虚偽、嘘の答弁をしてきた。私が再々質問主意書を出してきたが、今日の東郷手記により、外務省がごまかしてきたことが更に明らかになった。
 質問主意書への答弁書は閣議決定で決裁される。総理大臣以下国務大臣が、外務官僚にバカにされてきたことを示すものである。
 改めて決意する。官僚政治打破!北の大地 北海道からチェンジ!政権交代を何としても成し遂げなくてはならない。
 「裂帛(れっぱく)の気合を持って、ウソつきの外務官僚に相対して下さい」といった声が寄せられる。時間の問題で、この国民の声に応えていきたい。
 帯広を出て故郷足寄に向かい、松山千春さんの実家でお参り。町内を廻り、11時から足寄ふるさと祭りオープニングセレモニーに出席し、挨拶。
 故郷の人情に触れ、心から感謝する。故郷はいつ、どんな時でも私を温かく迎えてくれる。有難きかな、である。
 釧路市で13時半から釧路市戦没者慰霊式、平和祈念式に出席。蝦名市長が式辞を述べられたが、この10ケ月で風格も出て、立派な市長姿であり満足する。
 15時05分釧路発で丘珠空港へ。13時半から「大地」の公約と、比例候補者の発表記者会見。HANAジュンコ(本名:「町川順子」)、浅野貴博両名を紹介する。公約、両名のプロフィールについては、「大地」のHPをご覧戴きたい。
 これで態勢は整った。あとは前進、前進あるのみである。
 選挙協力している連合さんも、昨日、連合北海道地域協議会は、「比例は大地支援」と明確にして下さった。この流れを全道に波及させて戴きたいものである。
 1区から12区の小選挙区で、三重丸の間違いなく当選と言えるのは、鳩山さんただ1人である。頭少し出ているのが4人ほどいるが、これとて油断できない。あと七つの選挙区は大接戦、拮抗している。
 「大地」と民主党、連合との確かな協力で勝利できるのである。お互い良い結果を出すため、更に更に協力関係を深めていきたい。

2009年8月14日(金)

鈴 木 宗 男

 北海道を回っていると、毎日北海道5区の【町村vs小林ちよみ】、11区の【中川vs石川ともひろ】、12区の【武部vs松木けんこう】の各陣営の選挙情勢、候補予定者の動きが必ず出てくる。その中で「大地」のことに触れられる事も多い。
 この3選挙区で民主党が勝利する事で政権交代が確実なものになる。この3選挙区に、いや、全道の各選挙区に「大地」が大きく関われることは有難い限りである。「大地」は思い切り頑張っていく。
 民主党との選挙協力も動き始めた。連合さんの協力、指示も降り始めた。お互い更に更に連動して、北海道からチェンジ、北の大地・北海道から政権交代を実現していく。
 昨日帯広で記者懇談会をしたところ、出席の記者さんから中川昭一氏の公式サイト「中川昭一が語る」のことが話題に挙げられる。次のくだりの話が出た。

 〈この公約は一体どこの国の公約だろうか。民主党と知らずに読む人にこの公約はどこの国の政党だと思いますかと問うてみたい。毒の入った「ヤミ鍋」だ。(言われたら後から何でも入れる)
 こんな政策が実現したら、国民は意欲をなくし、経済や地方は衰退し、国力は必ず破壊し、公務員の労働組合だけが盛える国家になる。〉


 と、書かれている。随分と思い切った、一方的な決め付けだが、ご自分の「もうろう会見」のことは中川氏の公式サイトの中には一切出てこない。
 「ローマでの会見でご自身の反省を述べて、民主党のマニフェストを批判するのなら良いが、自分には触れず、他党のことを言うのはフェアではない」といった声が寄せられる。私も同感である。
 国益を損ねた行為に対して、おわび、反省があって当然である。必ず十勝の有権者の皆さんは、賢明なご判断をされることだろう。
 それにしても、自民党が組織を使って上からの締め付け、圧力をかけて選挙をしている話が伝わってくる。役所の中では、漁業協同組合に出先をつかって「あなたの組合はどちらをやっていますか」と聞いてきたという話を、私は確認している。
 自民党もここまでやるのかという思いと、それほどまでに焦っているのかという思いが伝わってくる。このことに関しても、多くの組合員の皆さんから「上からの押し付けには負けない」という力強い言葉が私のところに寄せられる。「負けてたまるか」の信念を持っている人に感謝である。
 朝8時、お坊さんに来てもらい、お盆のお参り。
 9時7分帯広駅発で札幌へ。11時半から比例区に立候補してもらう人の人選等を関係者と行う。
 12時半、大通公園で街頭演説。八代英太先生が前座を務めてくれ、大勢の人が集まってくれる。
 14時20分、札幌駅発で帯広へ。お見舞いや市内廻りをして、17時半から花火大会の会場を一回りする。何人もの人と顔を合わせることができた。
 18時45分、第62回帯広平原まつり開会式に出席。うわさの石川ともひろ、中川両氏に挟まれる形で緊張する。お互い火花を散らしていることだろう。私も石川さん当選のため、喜んで参戦していく。
 帯広・十勝からまずチェンジである。

2009年8月13日(木)

鈴 木 宗 男

 昨日の「新しい日本をつくる国民会議」(21世紀臨調)主催の党首討論で、「麻生首相 2%成長で税率上げ、鳩山代表『今後4年は必要ない』」(読売新聞1面トップ)と出ている。2%成長で消費税を上げるのは国民に負担を押し付けるやり方であり、容認できない。
 新党大地・鈴木宗男は、国会議員、国家公務員の特権、税の無駄遣いをなくしてから、国民に負担をお願いすべきと考える。
 衆議院議員は300の小選挙区を200にし、100人を削減する。参議院は242人を人口100万人あたり1人の125人として117人を削減する。また国会議員は年間約650万円のボーナスをもらっている。これを全て廃止し、国会議員自らが身を削り、血を流す。その上で国家公務員のボーナスを削減する。
 国が860兆円の赤字を抱えているのに、4・5ヶ月分のボーナスをもらうのは、国民には理解できない。民間企業で赤字経営ならば、ボーナスはでない。
 一人当たり約130万円のボーナスを2.25ヶ月にするだけで、国民の税金8500億円の半分である約4250億円を浮かせる事ができる。こうした国会議員、国家公務員の特権、税の無駄遣いをなくしていくと、国民も「我々もそれなりの負担をしなければ」という気持ちになるのではないか。こうした手続きをとることが責任ある政治である。鳩山代表の「4年間は必要ない」という考えを支持する。
 また、国有地の売却、遊休地の活用等、国民に負担をさせなくてもお金はつくる事ができる。その間に徹底して税の無駄遣いをやめさせることが先決である。
 この選挙、財源の議論は望むところである。「大地」は積極的に発信していく。
 朝札幌を出て釧路に向かい、故郷大誉地に行き、お墓参り。ご両親、ご先祖さまに、来るべき選挙に向けての決意を報告し、生かされていることに感謝し、心からのお参りをする。
 午後帯広事務所に入り、後援会役員と打ち合わせ。待ったなしの選挙、「大地」の役割をきちんと果たしていく。政権交代、北海道からチェンジを訴えていく。

2009年8月12日(水)

鈴 木 宗 男

 岡山、兵庫両県で、豪雨の為多くの死者・行方不明者が出ており、胸を痛めている時に、昨日は静岡で震度6弱の地震が発生し、一都三県で1人が死亡し、122人のけが人が出ている。亡くなられた方のご冥福を祈り、けがをされた方の一日も早い全快をお祈りする。
 大きな地震ではあったが、比較的犠牲が少なく抑えられたのは、東海地震に対する心構え、備え等が生かされていたのか。
 こうした災害が起きると考える事がある。それは、政治がしっかりしない時と自然災害との微妙な関係である。
 平成5年6月、宮澤政権で自民党が分裂した時、奥尻島を襲った北海道南西沖地震、自社さ村山政権での平成7年1月の阪神淡路大震災、格差を拡げる小泉政権での改革騒ぎの時の、平成16年10月23日の新潟県中越地震、衆参で与野党の議席が逆転した第21回参議院議員選挙の最中に起きた、平成19年7月16日の中越沖震等々である。
 政治が不安定で、また勝手なことをすると、自然が黙っていないような気がする。自然の摂理、自然に対する敬意を大事にしない政治では、人心が荒れる。
 私はこうした事を考える時、やはり政権交代で安心、安全で安定した政治体制をつくらなければとつくづく思うものである。「大地に還り、大地に学ぶ」という「大地」の理念は、実に時代に合ったものだ。自信を持って北海道からチェンジ、北海道から政権交代を訴えていく。
 昨日日本テレビで党首討論があり、興味深く拝見した。内向きな国内の話は子育て、財源、格差、雇用等それぞれ話されていたが、日本のあるべき姿、将来の日本についてどうするかといったグローバルな話は少なかったのではないか。時間の関係もあるのだろうが、国政選挙、しかも「政権交代」選挙である。骨太の話がもっとあっても良かったのではないかと感じた。
 朝8時にスタートし、福井県勝山市、大野市で福井第二選挙区の民主党候補予定者糸川正晃さんの応援。朝早くから熱心な支持者に触れ、ここもいけるという雰囲気になってきた。糸川さんの頑張り、必勝を心から願うものである。
 11時35分小松発で羽田を経由して千歳に向かい、17時過ぎから後志管内余市町で街頭演説。18時過ぎ小樽市で政党演説会。どこも熱心な応援者に囲まれ、有難いかぎりだ。
 19時から小樽市民センターでオール郵政総決起集会に出席。北海道4区の民主党北海道代表 鉢呂吉雄さんとともに、政権交代を実現し、郵政の抜本的見直しをすることを約束する。
 読者の皆さんにも誤解のないようにしておくが、抜本的見直しとは、郵便局を国営にしたり、局長さん、職員を国家公務員に戻すという意味ではない。民営のままで、民間人の姿で結構だが、郵便事業、郵便貯金、簡易保険の3事業が一体化していたかつての姿が、サービス向上、地域住民の皆様の利便性向上に資するとの考えである。
 分社化された結果、利用者の皆さんから不便になった等の苦情、声が多いのである。この点、きちんと説明しておきたい。
 今日も北陸から北海道と、忙しい一日だった。

2009年8月11日(火)

鈴 木 宗 男

 兵庫県、岡山県で、台風9号の影響による豪雨で多数の死者・行方不明者が出ている。川の増水や土砂崩れによって亡くなられている。自然の猛威ではあるが、政治の責任も一部あるのではないか。
 危険な山や川については、行政がそれなりに把握しているはずだ。こうした災害が起きる度に防災対策についての指摘がなされるが、平時に備えあれば憂いなしである。国民の安心、安全、命に関わる事には、何より優先順位を高くして、予算措置等を講ずるべきである。
 防災、環境に予算を使う事に、誰も反対しないだろう。緊急に必要な防災対策は早急にやるべきである。
 北海道新聞が実施した衆議院選挙についてのアンケート調査の結果が、今日の朝刊に掲載されている。北海道でも民主党の支持は自民党の倍以上である。「大地」は三番手の支持である。予想の範疇であり、十分な手ごたえだ。これからが勝負である。
 弱い人の政党「大地」、北海道の地域政党「大地」は、北海道からチェンジ、政権交代に向け、発信していく。
 8時から十勝管内本別町大地後援会事務所開き。
 8時半同浦幌町上浦幌、9時半浦幌町本町で国政報告。民主党の石川ともひろさんも同行する。
 石川さんとは昨日から一緒に動いている。全国注目の選挙区であり、結果を出さなくてはならない。石川さんの当選が政権交代を確実なものにする。
 昨日も22時から北海道第11選挙区の民主党責任者、連合の会長さん、幹部の皆さんと打ち合わせ。何が何でも勝たなくてはいけない、そのためには何をしなければいけないのか、基本に立ってやっていく事で一致する。
 11時10分、釧路発で羽田へ。羽田で乗り継いで能登空港へ。
 石川県第3選挙区の民主党候補予定者である近藤和也さんの応援。2ヵ所街頭演説をし、福井県に向う。福井第2選挙区の民主党候補予定者糸川正晃さんの応援を2ヵ所こなす。
 限られた時間を有効に使い、日程をこなす。一日があっという間だ。

2009年8月10日(月)

鈴 木 宗 男

 「新しい日本をつくる国民会議」(21世紀臨調)が政権公約検証大会を開き、自民、民主両党のマニフェストに大しての評価を発表している。


 厳しい評価だが、公約は任期4年間で何をやるかを示す、国民への約束である。選挙前にその公約に対して判定するのもおかしな話である。「新しい日本をつくる国民会議」が、先週日曜日の2日に発表した公約達成率の検証の方が、的を射ていると思うのだが。
 公約も大事だが、アメリカの大統領選挙ではマニフェストはない。候補者がその都度場所を変え、志や魂のこもった話をし、そして有権者がそれを受け止め、行動している。
 日本の政治家で魂のこもった発信をしている人は何人いるだろうか。選挙目当ての公約や話はいらない。私は人の心を揺さぶる訴えをしていく。北海道からチェンジ、政権交代を訴え、努力した者が、真面目に働いた者が報われる社会をつくるため、弱い人のための政党・大地は頑張っていく。必ず、流れを変えていく。
 中川昭一氏が昨日の会合で断酒宣言をした事が話題になっている。「もうろう会見後に言えば良いものを、今更選挙を控えて、ミエミエのパフォーマンスだ」といった声が私の元に寄せられる。
 自らの決断ではなく、ゲストの政治評論家、また、叔父の中川義雄参議院議員から「選挙に勝つため、断酒宣言をして戴きたい」と要請されてのご本人の発言だと新聞に書かれている。ご本人も「日本のため、(支持者の)皆様のために酒を断つ」と述べたそうだが、この記事を見て驚き、ビックリである。日本のため、皆様のために酒を断つのではなく、ローマでの出来事を反省し、有権者にお詫びをすると言って、酒をやめると言うのが当然ではないか。
 麻生首相が島サミットで帯広空港に立ち寄った際も、「麻生首相と日本国民にお詫びしたい」との発言をし、「地元の有権者にいの一番におわびするのが筋ではないのか」との批判の声があった。今回も同じ様な言い振り、流れに、世襲政治家と一般人との間には大きな感覚のズレがあるということに気がつく人が多いことだろう。
 「選挙目当ての断酒に、何とも言い様のない憤りを感じます」といった声が多数寄せられた。
 いつまでの断酒か。選挙までのことか。これから一生やめるのか。ご本人の考えを情報開示してもらいたい。
 9時から日高管内様似(さまにちょう)町、10時から同えりも町で、「大地」・鈴木宗男の国政報告会。朝早くにも関わらず、大勢の人が足を運んで下さり、有難い。
 鳩山代表の選挙区であり、昨日の会合でもそうだが、鳩山後援会の幹部の皆さんも多数来て下さる。ここでは選挙協力がうまくいっている。
 14時足寄に行き、斉藤昇後援会長さんのお別れ会。心からの弔辞を読み、斉藤会長さんに感謝する。心からご冥福を祈り、お別れする。
 17時から十勝管内中札内村で「大地」の国政報告をし、18時半から帯広市内廻り。石川代議士、民主党さんとも良く選挙協力の打ち合わせをする。

2009年8月9日(日)

鈴 木 宗 男

 昨日夜遅く東京に入り、ひとつ会合を済ませる。
 今朝一便で千歳に戻り、10時から千歳基地航空祭に出席。記念祝賀会の前に約1時間半ほど、千歳基地の中で挨拶廻りをする。何万人もの人と顔を合わすことができた。
 心配された天気も晴れ、見事な展示飛行は、航空自衛隊のファンを十分に堪能させるものであった。
 千歳基地を出た後、日高管内平取町びらとりちょう、日高町富川を回る。平取町の岩知志地区では140人もの人が私の国政報告に足を運んで下さり、とても感激した。平取にこんなにも人がいたかと驚くくらいであった。
 また平取町のふれあいセンターびらとりでは、鳩山代表の幸夫人と一緒になり、「小選挙区は鳩山由紀夫さん、比例は大地」と、お互い訴える。鳩山代表に代わって一生懸命訴える幸夫人の姿にも感激した。
 5月18日、6月23日の日記で既に触れているが、5月14日付の産経新聞で櫻井よしこ氏が、北方領土問題に関してかつて私が四島返還のスタンスではなかったと事実でないことを述べ、更に、北方領土問題に係る日本政府の対応の変遷を理解していないかの様な発言をしていることに対し、これまで何度か質問状を櫻井氏に出してきた。私の質問とは以下の2点である。

 @私がかつて四島返還の側に立っていなかったとする根拠は何か。
 A北方領土交渉に当たる政府方針の変化等、北方領土問題に関する一連の歴史的経過を承知していたか否か。

 櫻井氏は私に対して明確な回答をすることを避けてきた。櫻井氏の主張は私の名誉を不当に貶めるものであり、到底看過できるものではない。
 8月5日、再度内容証明の質問状を出したところ、本日櫻井氏より以下の書簡が届いた。

 〈鈴木議員よりの書簡、たしかに拝見しました。本年五月十四日付の産経新聞の記述に関するご質問への回答は、九月一日発売の月刊誌、『正論』に掲載されます。以上、お知らせいたします〉

 それにしても、5月の出来事であるのに、なぜ4ヶ月もかけての返事になるのか、に落ちない。すぐに答えるべき話ではないのか。
 果たして櫻井氏が『正論』においてどの様な回答をしてくれるのか、楽しみにしたい。

2009年8月8日(土)

鈴 木 宗 男

 昨日ロシア外務省は、日本が北方領土へ送ってきた人道支援物資を今後は受け取らない旨、モスクワの日本大使館に通告してきたと、大きな記事になっている。
 7月6日から10日にかけて択捉島、国後島にビザなし訪問で行ってきたが、食糧品はじめ日常品は十分そろっている。電気製品も韓国製品が沢山あった。かつて「遠くの親戚より近くの他人」と言い、日本と四島は信頼関係を持ってやってきたが、小泉政権以後、近づいていた島は離れてしまった。トップリーダー、並びにロシア担当の外務官僚の不作為が、大きく国益を損ねたのである。
 今、この時期にロシアがこうした発言をするということは、日本の政治とも無関係ではない。政権交代必至の状況の中での、ロシアによる強い発信だと私は受け止める。同時に、数日前、プーチン首相が水泳をしたり、潜水艦に乗っている極めて元気な姿が報道されていたが、これも無関係ではないだろう。
 いずれにせよ、政権交代で仕切り直しをすれば良いのだ。北の大地・北海道からチェンジを訴え、政権交代をすることが、閉塞感漂う今の日ロ関係を打開する一番の道である。
 さすがチー様、我が松山千春さんである。松山さんが昨日選挙応援に行ったことが、北海道では大きな話題になっている。「落としたい自民党の国会議員もいる」と、3人の名前を挙げて批判している。
 選挙期間中には、昨日名前の挙がった3人の選挙区に松山さんが入ることになっている。うまく日程を調整しながら、北海道からチェンジ、政権交代に向けて進んでいく。
 朝8時半から空知管内浦臼町うらうすちょう雨竜町うりゅうちょう北竜町ほくりゅうちょう、芦別市、赤平市、歌志内市、上砂川町、夕張市を遊説する。
 14時40分、江別市での北海道5区の民主党候補予定者である小林ちよみさんの決起大会に出席し、「全国注目の北海道5区で小林ちよみさんが勝利することによって、政権交代が確実に実現出来る」と激励する。
 その後恵庭市で遊説し、千歳市で航空自衛隊千歳基地開庁52周年前夜祭に出席し、挨拶の機会を得る。
 19時半から新党大地千歳支部の決起集会。民主党の小林ちよみさんも駆けつけてくれる。「小選挙区は『小林さん』」と呼び掛ける。
 新党大地の千歳の皆さんは勝手連的な雑草集団で、たくましく、心がこもっている。仲間とは有難いものである。街頭での決起集会だったが、大勢の人が足を止めてくれ、耳を傾けて下さり、盛会裏に終えることが出来た。関係者の皆さんに心から感謝したい。
 毎日が本番のような日程である。

2009年8月7日(金)

鈴 木 宗 男

 クリントン元大統領が訪朝時に使ったチャーター機は友人の富豪の持ち物で、経費はすべて無償で提供されたと報じられている。やはりアメリカはスケールが大きい。
 日本でこういう善意の奉仕者が現れると、癒着だとか、売名行為とか、必ずケチがついてしまう。クリントン元大統領の親友の心意気に、何よりも釈放されたこの二人の記者、家族が感謝していることだろう。
 ダイナミックな展開の裏に奉仕者がいたことを知るべきであり、大きな人道的結果を残したことは称えられる。
 このチャーター機は、三沢空港で行き帰りの給油をしたことが明らかになった。全く極秘裏に進められたクリントン元大統領の訪問に、やはりアメリカのインテリジェンスは大したものであると感じさせられる。やはりアメリカの凄さにただただ驚くのみである。
 7時から神奈川県第14選挙区の、もとむら賢太郎さんの応援。相模原駅前での朝立ち、遊説をする。次から次へと乗降客が行き交う。そこでもとむらさんと交互に3回ずつ、今次総選挙の意義、政権交代の必要性を訴える。反応も良く、十分な手応えを感じながら、4月に来た時よりもとむらさんご本人がたくましく、かつ成長した姿に満足する。必ず良い結果が出るものと確信した次第である。
 11時の便で千歳へ。13時からの北方領土返還要求北海道・東北国民大会に出席。
 15時半から空知管内栗山町、由仁町、長沼町、南幌町を遊説。どこでも熱心な支持者が足を運んで下さり、有り難い。確かな輪の広がりを確信する。
 ここでも「比例は『大地』、小選挙区は『小平忠正さん』」とお願いし、そして「政権交代で、かつてここも選挙区であった鳩山由紀夫さんを北海道初の総理大臣にして、元気の出る北海道、明日の日本を作る北海道にしよう」と訴える。久し振りの空知で元気を戴いた思いだ。
 18時半から岩見沢市に移り、石黒武美市議会議員のビールパーティーに顔を出す。石黒さんとは旧知の仲であり、同志である。衆議院選挙の比例は「大地」と、しっかりお願いさせて頂く。
 今日も一日あっという間に過ぎた。

2009年8月6日(木)

鈴 木 宗 男

 昨日の北海道新聞4面に、「松山千春さんに民主ピリピリ 新党大地『応援団長』 自民党新人の集会へ」という囲み記事があった。これに反応して、「大地」事務所にも電話が入ったそうだ。民主党の支援者の人で、「比例は『大地』に入れようと思いましたが、『大地』に入れるのをやめました」といった内容のものが多かったそうだ。
 大地と民主党、更には連合の高木会長とも文書で選挙協力の合意を交わし、しかも政策で一致しての選挙協力である。電話で報告を受けながら、「なんとも短絡的な判断をする人もいるものだ」とビックリする。
 電話をかけてきた人に言いたい。「大地」鈴木宗男はブレない。私はいつ、どこでも、小選挙区は民主党の候補者をお願いしている。大地の支援者、応援者は、「民主党の候補予定者は、『比例は大地』と言っていない」と憤っている。しかし私はそうした人に、「きちんと結果を出すから心配しないで」と説得しているのだ。
 4年前の選挙で、自民党は3分の2をとる圧勝だった。しかし北海道では、武部幹事長、中川経産大臣、町村外務大臣と、これ以上ない布陣であったにも関わらず、12小選挙区で4勝8敗の結果に終わった。「大地」が民主党候補を応援した結果である。
 今回も民主党に風向きが良いと言っても、100%間違いなく当選と言えるのは、今の時点で鳩山代表ただ一人である。民主党で少し頭を出している人が4人いるが、残る7選挙区は自民党と大接戦である。
 大地と民主がきちんと信頼関係を持って選挙戦を乗り切らないと、前回と逆の結果が出るのである。「大地」鈴木宗男は、一旦約束をしたら、何があっても約束を守る男である。
 松山千春さんは私にとってかけがえのない人、存在だ。松山千春さんの「なさけ」、「心」は、私が誰よりもよく知っている。松山さんの人間関係も尊重しなくてはならない。電話を下さった方々に、是非ともご理解戴きたい。
 政権交代、北海道が良くなれば日本が良くなるという思い、そして誰よりも北海道にこだわりを持って生きている松山千春さんであり、鈴木宗男である。一集会にゲストで行ったからと言って、あまり心配しないで戴きたい。
 松山さんはきちんと目に見えた姿、形で、政権交代に向けたメッセージを発してくれるので、選挙期間を良く見て戴きたい。とにかく政権交代、北の大地・北海道からチェンジ、北海道初の総理大臣誕生を目指して、「大地」は頑張って行く。多くの北海道民のご理解、ご支援を戴きたい。
 8時半、宗谷管内枝幸町をスタートし、浜頓別町、猿払村を廻り、稚内市に入り、挨拶廻り。
 ここ3日間、稚内、宗谷管内にしては珍しい夏日で、どこに行っても「鈴木さん、天気を持ってきてくれて有難う」と言われる。私の力ではないのだが、これも巡り合わせである。自然の恵みに感謝してやまない。
 14時40分稚内発で上京し、19時半から東京で講演。今年に入って26回目の講演である。早くから頼まれていただけに、解散になっても約束は守り、実行する。
 政局について話をしながら、「北海道に知り合いのいる方は、是非とも『大地』を宜しく」と、お願いをする。
 20時45分からBS11「インサイドアウト」の収録。次期衆議院総選挙をテーマに、約1時間話をする。放送は12日(水)22時から23時までの予定である。
 明日は朝7時、神奈川第14区の民主党候補予定者もとむら賢太郎さんの応援をする予定である。

2009年8月5日(水)

鈴 木 宗 男

 米国のクリントン元大統領が北朝鮮に行き、金正日総書記と会談している。
 電撃的に平壌を訪問し、北朝鮮に拘束されている米国人女性記者二人の解放を実現させた。まさに米国らしいやり方であり、世界一の国は凄いと思わざるを得ない。

   米国の懐の深さ、したたかさ、何よりも決断力等、日本にはまねの出来ないことである。それはトップリーダーのリーダーシップ、ガバナビリティの差である。世界に発信する政治、外交を行う為にも、政権交代である。
 8月5日発売の『SAPIO』で、小林よしのり氏が「北方領土『おもねり・譲歩外交』の愚劣A」という題の、私や佐藤優氏を批判する漫画を掲載している。前回号でも事実誤認に基づく稚拙な内容の漫画を掲載していたが、今回の話も同様に、事実でない、誤解による内容のものだ。笑止千万である。
 これについて佐藤氏が、ライブドアニュースの「佐藤優の眼光紙背(第56回)」で、次の様な批判をしている。以下、一部引用させて戴く。

 《北方領土問題を巡って政治漫画家の小林よしのり氏が8月5日発売の『SAPIO』(小学館)でも筆者を攻撃している(「ゴーマニズム宣言・北方領土『おもねり・譲歩外交』の愚劣2」)。前回の眼光紙背「哀れな政治漫画家」で筆者は小林氏の北方領土交渉に関する事実誤認について指摘したが、小林氏はこれを無視し、印象操作を続けている。
(中略)
 北方領土問題について、小林氏との間に論争は成立しない。筆者の理解では、論争が成立するためには3つの前提条件がある。<1.争点が存在すること。2.事実にもとづいた批判がなされていること。3.論争相手に対する最低限の敬意があること。>
  小林氏の場合、いずれの条件も満たしていない。従って、本件を筆者は論争ではなく政治的攻撃と受けとめている。客観的に見て小林氏との間に諍いは生じているが、これは論争という高いレベルのものではない。これまでこの政治漫画家を論壇が甘やかしてしまった。このことが日本の論壇の閉塞状況をつくる上で少なからぬ役割を果たしたというのが筆者の認識だ。
  8月30日には衆議院議員選挙がある。論壇人や雑誌編集部が自らの政治的見解をもつこと自体は不思議でない。特定の政党や政治家を批判することもあるだろう。しかし、それは事実に基づいていなくてはならない。8月5日付『SAPIO』で小林氏はこう記す。<ところが1997年、宗男は猛反対する外務省を「恫喝」して樺太を訪問! のみならず樺太に日本総領事館を設置する意向をロシア側に伝えた!!>
 これは事実ではない。3点を指摘しておく。1.1997年の鈴木宗男氏のユジノサハリンスク訪問に外務省が反対したという事実はない。2.従って、鈴木宗男氏が本件に関して外務省を「恫喝」したという事実もない。3.ユジノサハリンスクに総領事館を開設することは、外務省の正式の決裁を経た日本政府の公式方針であった。
  8月5日付『SAPIO』掲載された小林氏の政治漫画を読んだ読者は誤った情報に基づいて30日の衆議院議員選挙に臨むことになってしまう。小学館には校閲(記事の内容の事実関係をチェックすること)機能があるのだろうか?
  それとも小林氏の政治漫画は「聖域」になっており、事実と異なることを書いても構わないという判断を小学館はしているのだろうか? このような記事を掲載した雑誌を発行した責任はどうなるのだろうか? 
 国民の真実を知る権利との関係でも、今回の小林氏の政治漫画の内容は多くの問題をはらんでいる。》

 佐藤氏が指摘している通り、小林氏は勉強不足もはなはだしい。私が外務省を恫喝した事実はないのである。国益の観点からの判断だ。その辺りの経緯を、小林氏は正しく理解しているのだろうか。
 そういえばあの櫻井よしこ氏も、5月14日付の産経新聞上で、私について事実でないことを書いていた。櫻井氏と小林氏に共通しているのは、客観的事実、根拠に欠ける主張をしているという点だ。いわゆる"保守言論人"ともてはやされてきた人間のレベルがいかに低く、彼らに対する評価がいかに事実に基づいていないか、これだけでも読者の皆様にはお分かりいただけるだろう。
 いずれにせよ、小林氏の主張は選挙妨害とも言うべき不当なものである。現在私は顧問弁護士を通じ、然るべき措置をとるべく検討しているところだ。
 8時40分、利尻発のフェリーで稚内に向かい、11時10分から宗谷管内豊富町とよとみまち、留萌管内幌延町ほろのべちょう天塩町てしおちょう遠別町えんべつちょう初山別村しょさんべつむら、18時半宗谷管内枝幸町えさしちょうで、鈴木宗男後援会・「大地」支部の会合を持つ。どこでも政権交代に対する期待感は大きい。心強い限りである。
 特に北海道第12選挙区では、「何が何でも『偉大なるイエスマン』を許す訳にはいかない」という声が多く届けられた。選挙民はよく分かっている。農協、漁協、建設協会等の組織からの、または上からの押し付け、圧力による選挙のやり方に憤りを感じている。
 しかし、そうした組織の中にも「鈴木さん『大地』に期待していますよ」、「政権交代頼みますよ」と声をかけてくれる人が沢山いる。分かる人は分かってくれる。有難い限りである。
 北の大地・北海道からチェンジ!待ったなしの政権交代を実現したい。

2009年8月4日(火)

鈴 木 宗 男

 国民参加の裁判員裁判が昨日開始された。十分国民に理解されているのか。また、国民に強制するしくみで良いのか。様々な問題を残してのスタートである。
 同時に、「今までの裁判制度のしくみが良くなかったことを表す裁判員制度である」といった声も聞かれる。2004年に全会一致に近い形で成立した裁判員制度である。その当時、私は議席を有していなかったので、議論に参加していなかったが、審議に加わった国会議員は、官僚、役所の言いなりで、特別の疑義も持たずに法案を通してしまったのではないか。
 人の命を判断する重い仕事、役割である。スタートはしたものの、これからもより良い制度にするため、これで良いのか、しっかり議論していく必要があるのではないか。十分見守って生きたい。
 このことは、冤罪を防ぐ上でも必要である。権力側、検察によるメディアへの一方的なリーク等をもとに間違ったイメージ、事実でないこと等が報道され、間違った認識を持たれたら、たまったものではない。
 17年半も刑務所に入れられ、6月に釈放された足利事件の菅家さんの時も、マスコミは一方的リークを受け、事実でないことを流し、悪いイメージが作られてしまった。私の経験からも、冤罪をなくす観点からも、報道のあり方もあわせ、裁判員制度について国民等しく考えていく必要がある。
 7時半、稚内港を出て礼文島へ。午後、利尻島へ移る。2年ぶりの訪問である。
 観光シーズンでもあり、観光客はいたが、例年の半分以下だという。ここにも景気の低迷、雇用情勢の悪化等、地方切捨ての弊害が出ている。
 特に、離島において郵便局の果たしてきた役割は重い。しかし、民営化がなされ、地域住民はこの先を心配している。私は「政権交代で、必ず抜本的見直しをします」と話させて戴く。
 郵便局の皆さんも「国営に戻せ」、「公務員にしてくれ」と言っているのではない。分社化され、十分なサービスが行き届いていない。かつての郵便事業、簡易保険、郵便貯金の3事業一体化の方が、より地域の為に、住民の為になると純粋な思いを抱いているのだ。私はその考えを支持する。
 礼文、利尻を廻り、小泉政治によって経済的にも精神的にも大きな打撃を受けている事を肌身に感じ、やはり政権交代をしなくてはと決意を新たにする。
 この選挙区は、小泉首相の偉大なるイエスマンと言い放った人の選挙区である。十分に全国的な注目を浴びるに値する選挙区である。
 礼文、利尻、日本の最北端の空の下で、「北の大地・北海道からチェンジ!『大地』がやる!」と雄叫びを上げる。2年ぶりだが、大勢の人が気持ちよく迎えてくれ、有難い限りである。
 島でも「大地」は根付いている。「地方を切り捨てた小泉についたあの男は許さん。今に見ていろ」と、島の多くの人が私に言ってくる。うなずきながら、この人達の思いを聞くのが「大地」鈴木宗男の役目だと自分に言い聞かせる。
 離島に生きる人達の厳しい生活を目の当たりにしながら、政治の光を与えていきたいと、思いを強くする。そのためにも政権交代である。

2009年8月3日(月)

鈴 木 宗 男

 日本の戦後復興に大きな光を与えた「フジヤマのトビウオ」古橋広之進さんが、世界水泳選手権が行われているローマで急死した。最後まで水泳に打ち込まれたその姿には頭が下がる。政治家一人一人が見習うべき態度ではないか。心からのご冥福をお祈りしたい。
 昨日、「政権実績検証大会」が開かれ、経済同友会、全国知事会、連合、日本青年会議所、言論NPO、PHP総合研究所、日本総合研究所、構想日本、チーム・ポリシーウォッチの9団体が、「政策」、「政権運営」について採点し、公表している。検証大会は学者や経済人らで構成されている「新しい日本をつくる国民会議」(21世紀臨調)の主催である。


 平均点は、政策実績は「46点」、政権運営は「40点」と、厳しい評価、判断である。このメンバー構成から見て、もう少し高い数字が出るのかと思っていたが意外である。国民から見れば、もっと厳しい評価、判断をしていることだろう。
 やはり格差の拡がる政治はいけない。都会優先で地方切り捨てはもってのほかである。政治は溝を作らず、差をつけず、バランスをとるためにあるのだ。
 この結果を見ながらも、やはり政権交代しかないと考える。国民にやる気を起させる政治が今、必要である。節度と道義を守り、額に汗して努力し、頑張った者が報われる社会にしなくてはならない。政治の流れを変えるしかないのである。
 北の大地・北海道からチェンジ!政権交代を実現していく。
 昨夜7時からの、鹿児島3区から立候補する松下ただひろさん(国民新党公認・民主党推薦)の日置市東市来町での必勝大会では、会場の熱気に圧倒され、「こんなにも熱心に応援する人がいるのか」と驚いたが、今朝9時半からの薩摩川内市での必勝決起大会にも、朝早くから500人の人が駆けつけ、大変な盛り上がりであった。4年前の郵政選挙での敗戦から、「今度こそ!」と、雪辱、リベンジ、様々な思いからくる多くの人の心に感激した。松下ただひろさんの勝利を心から祈念したい。
 12時10分鹿児島発で羽田に向かい、乗り継いで千歳に出て、更に稚内行きに乗る。今日も日本列島横断である。
 17時半から全国注目選挙区である北海道第12選挙区の稚内市で、「大地」の街頭演説。民主党公認の松木けんこうさんの奥さんも駆けつけ、「比例は『大地』、小選挙区は『松木けんこう』さん」とお願いする。反応も良く、日本の最北端稚内から政権交代の大きな火の手を挙げることができた。
 夜は「大地」の後援会関係者、郵政研関係者と選挙打ち合わせ。明日は午前中礼文島を廻り、午後利尻島へ入り、遊説する予定である。
 先月小泉元首相が「ウニ」を食べに入ったそうだが、私はそんな、なまじっかな気持ちで入らない。体を張って、全精力をこの選挙にかける思いで離島に入る。過度な規制緩和、市場原理主義の新自由主義政策によって、またその一例である郵政民営化によって、一番困っている礼文、利尻の皆さんに、少しでも勇気や元気を与えるために島に向う。生の声を聞いて、必ず政権交代を実現し、政治に反映させる。
 昼、鹿児島を出発する時は30度の気温だった。ここ稚内の夜の気温は14度である。この自然の差を、官僚政治家、世襲政治家は体で覚え、理解することができないのである。
 北海道に生まれ、北海道に育ち、北海道に骨を埋める「大地」鈴木宗男である。とことん北海道にこだわり、「政治は弱い人のためにある」という原点を訴え、男のドラマをつくっていく。
 日本の最北端・稚内で、決意を新たにする。

2009年8月2日(日)

鈴 木 宗 男

 テレビの報道番組では、朝から各党のマニフェストについての討論が行われている。日程の都合で7時半からの番組しか観ることが出来なかったが、読者の皆さんの受け止めはいかがだったろうか。4年前の選挙でも、各党は公約を出した。まずはそれについての検証が先ではないだろうか。
 衆議院は解散がない場合、4年の任期である。この4年間で、何を国民に約束するのか。1年でやるもの、2年でやれること、3年かかるもの、4年で結論を出すもの、それぞれ優先順位が着いて然るべきである。4年前の選挙で公約したことがどうなったのか、今一度冷静に考える必要があるのではないか。
 「大地」は4年前の立ち上げの際、「大地に還り、大地に学ぶ」を党の理念とした。自然に対して敬意を払い、感謝し、大地のめぐみ、恩恵によって生かされていることを考え、自然と共生して生きてきたアイヌ民族の歴史、文化に学ぶべきとして、一貫して主張してきた。私は政府に対して37本もの質問主意書を出し、その結果、昨年6月6日、政府は初めてアイヌ民族を先住民族と認めた。
 その後アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会が設置され、一年かけて提言書をまとめている。新党大地・鈴木宗男は、アイヌ民族を先住民族として政府に認めさせたファーストランナーの役を果たしたと自負するものである。北海道の地域政党として、歴史的な一つの大きな仕事、公約を実現できたと自信を持って訴えたい。
 これからもアイヌ民族の歴史、文化、環境、生活についてアイヌ新法の制定をし、更に更に差別や偏見を受けてきたアイヌ民族の側に立って頑張っていく。
 これからの政治家に求められるのは「地頭(じあたま)」であり、知恵があるかないかである。官僚、世襲の権力的発想ではなく、声なき声をしっかり受け止める「胆力」、「心」、「情」が必要である。これまでの経験を活かし、「大地」代表として頑張っていく。
 9時半から「大地」根室事務所必勝祈願。厳粛のうちに神事を執り行う。
 11時から根室市で「北方領土返還要求根室大会」に出席し、挨拶。私は「政権交代で北海道から初の総理大臣を誕生させ、鳩山首相のもとで北方領土問題解決の道筋を半年以内につけることを、鳩山代表に進言した。鳩山代表もその考えであると」と話させて戴く。
 外交はトップリーダーの裂帛(れっぱく)の気合をもって国益を考えて決断するものである。鳩山代表には十分その心構えがある。私は全力で支えていきたい。
 13時50分中標津空港発で羽田へ。羽田で乗り継いで鹿児島に向う。
 19時から鹿児島3区の松下ただひろ立候補予定者の必勝大集会に出席。松下氏は元自民党代議士で、郵政選挙で一敗地にまみれたのだが、大いなる雪辱戦である。国民新党公認で民主党から推薦を戴き、十分な手ごたえ、感触がある。昔からの仲間であり、心からのお願いをする。
 日本で一番東の中標津空港から鹿児島空港と、日本列島横断の一日であった。鹿児島でも「『大地』の鈴木さん、頑張って下さい」、「北海道の知り合いに声をかけます」等々、温かい言葉を戴き、有難い限りである。
 北の大地 北海道からチェンジ!政権交代に向けて邁進(まいしん)するのみである。

「根室事務所必勝祈願」

「北方領土返還要求根室市民大会」

2009年8月1日(土)

鈴 木 宗 男

 自民党のマニフェストが発表された。
 朝日新聞1面には「『ばらまき』公約競う自・民」という見出し記事がある。「日本を守る責任力」がキャッチフレーズと聞くが、日本をだめにした自民党ではないか。
 かつて日本には、節度と道義を重んじ、勤勉性を旨として、困った時はお互い様という互譲の精神があり、その心が地域の安心、安全、安定の大きな支えになってきた。しかし、小泉内閣による新自由主義政策以後、勝ち組・負け組の弱肉強食で格差が拡がり、国民はやる気を失い、自殺者が一日100人以上でている。また、無差別殺人等、悲惨な事件が続発している。社会が荒れているのだ。
 これは政治の責任である。政策公約の前に、政治家である前に、人としての「心」を持つ事が大事である。心を失った人に良い政治が出来るわけがない。今必要なことは、少しのやさしさ、思いやり、慈しみ、愛情である。
 「大地」は、「大地に還り、大地に学ぶ」を理念とし、自然の恵み、大地の恵に感謝するその心が、家族愛、郷土愛、国を愛する気持ちに繋がっていくと考える。失ってはいけない日本人の節度や道義をしっかり持ちながら、「政治は弱い人のためにある」という原点を訴えていく。
 政権交代をして、後期高齢者医療制度、障害者自立支援法を廃止し、生活保護の母子加算を復活させる。財源は国会議員、国家公務員の特権、無駄をなくせば出来る。政党助成金320億円を、障害者自立支援法により節約できるとする390億円に充てる。アニメの殿堂に120億円使うなら、それを母子加算に必要な180億円に回す。後期高齢者医療制度は2200億円あれば廃止できる。
 国会議員一人当たりのボーナス年間約630万円を廃止し、国家公務員がもらっている4.5ヶ月分のボーナスを半分の2・25ヶ月分にすれば、約4500億円を浮かせることができる。そこから政府が毎年抑制するとしている社会保障費の自然増分2200億円を引いてもまだ2000億円残る計算になる。
 更に衆議院議員は300の小選挙区を200にして100人を削減すると、衆議院事務局職員の削減とあわせて約144億円、参議院議員も人口100万人あたり1人、125人で充分であるから、242人の定数を117人減らすと、参議院事務局の職員もあわせて約186億円の経費が浮く。合計330億円である。
 こうした国会議員、国家公務員の税金の無駄遣い、特権をなくせば、お金は出来る。官僚政治、世襲政治ではこうした思い切ったことはできない。政権交代を果たすことで、真に国民の目線に立った、ダイナミックな変化を起すことが、初めてできるのである。
 新党大地は民主党との選挙協力で、北の大地 北海道から政治の流れを変えていく。
 午前中旭川に行き、買物公園商店街を歩き、13時から民主党の佐々木隆博さんと街頭演説。多くの人が足を止め、耳を傾けて下さる。
 13時半に車で丘珠空港に向かい、15時35分発で中標津に向う。
 途中、足寄の町が見え、大誉地の実家の上を飛ぶコースだった。懐かしい風景に触れながら、様々な想い出にふける。
 18時から根室市新党大地・鈴木宗男根室後援会の決起集会。熱心な支援者が足を運んで下さる。民主党の仲野博子さんも駆けつけてくださり、心からのお願いをされた。
 政権交代で北方領土返還を何としても成し遂げたいと訴える。
 私には夢がある。鳩山首相を誕生させて、北方領土問題を解決するという夢が。空想的ではない現実的解決を進めていく。大いなる夢を成し遂げたい。
 ここ領土返還運動の原点の地 根室で決意を新たにするものである。
 
「根室決起集会」


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