円い月の丸い兎 - そして誰もまるくなった -

自分を責めるといふのは非常に非生産的な思考であつて、問題の根本解決には繋がらない。
私は論理性がなければ納得できない人間で、この點もそれなりに納得できてゐる。
どうせなら何か行動を起こしたはうがいい結果につながるのでせう。
しかしながら、それらを納得してゐるにも關はらず、
不必要に自分の行動に對して罪惡感を感じてゐるのはなぜか？
それどころか解決のための行動さへ恐れてゐる。
かうした行動はどのやうな思考に基づくものなのか？
昔から考へ續けてゐるのですが、
頭が惡いのか思考が同じ所でループしてしまつてゐるようです。

自分の思考・行動を客觀的に考へてみれば、
本當にどうでもいいやうなことにさへ過剩に罪惡感を感じ、
恐れを抱いてゐる、それは明らかであることを自覺してゐる。
それにも關はらずこの思考を止めたり輕減することには成功してゐない。
感じてゐる時点で既に、その思考自體もおかしいと氣付いてゐるのになぜなんだらうかね。

一體どこに罪惡感を感じる必要があるのか？
一體何をそこまで恐れてゐるのか？
・・・と自分を問ひつめたところで、
結局自分の行動・思考原理を把握しきるには至らない。

かうした思考が樣々な場面において適切な判斷を阻害してゐることは間違ひないし、
この點において自分がとんでもない問題兒であることも認識してゐる。
まさか小學生のころのちよつとした間違ひでさへも、
ときたま思ひ出しては未だに苦しめられてゐるなんてね。

個人的にはどれだけ大きな罪惡感や恐れを感じてしまうといふこと自體より、
罪惡感によつて判斷が阻害されてゐるといふ事實のほうが重大な問題であつて、
いつも正しい判斷をできる自分を演ずることができるならばさうなりたいと思ふのですが、
さういつたことはどうも苦手なやうでして、
罪惡感、恐れを隱すことばかりを優先してしまふやうです。

何れにせよとんでもない問題兒がここに一人いるのは間違ひない。
論理的思考がいい具合に他人には頼れなくしてゐるやうだし、
根本的に解決できるとするならばそれは自分以外にはゐないんだらうけど、
當分、といふかこの先何年も (あるいは一生かもしれない) 解決できそうにはない。

さて、この状況を作り出したのは自分自身の愚かな行動の結果、
どうしても自分を追ひつめてやらずにはゐられないみたい。
インターネツトは當分禁止として、一人で愚かな自分を戒める會でも開くことに致しませう。