1999年09月04日
第537話「卒業、そして、想いの行方LII」
テーマ:卒業、そして、想いの行方
日本で最も大きくかつ有名なポータルサイトのひとつです。
毎日10分遊びながら月2万円以上稼げちゃいます。
【その他の外伝シリーズ】
浅井武勇伝(R指定)
現在、第1~5話を連載中デス。
(内容)
浅井先生が生徒と××しちゃったお話しとか、
女の子のバイトに手をだして××…
ブログでの非公開部分は電子書籍で公開中です。
こちらのページからどうぞ♪
24時間スペシャルBGM
BGM(PC限定)
。・。・゜★・。・。☆・゜・。・゜
いくつか電車を乗り継ぎ、目的の駅について、
改札を通り抜け、エスカレーターを下ったとき…
目の前に広がった風景に…
バスやタクシーで駅前のロータリーがごった返している、
どこにもありそうな、どうってことのない平凡な風景なのに…
なんか…
無性に懐かしい想いでいっぱいになってた…
こみあげる想い…
そう…
この街は…
この街の景色は俺にとって特別なものでさ…
これを初めてみたのは…
初めて美沙のご両親にご挨拶に伺ったときだった…
いざ、ご両親が住むこの街の駅について、
ロータリーまで降りてきたのはいいものの、
あまりの緊張でガタガタ足を震わせたんだっけ…
「ど、どうしよう…
『うちの娘をお前みたいなクズと交際させられるかっ!!』
って怒鳴られたら…」
ここまできて今さらそんなこと言うかぁ?
みたいな、相変わらずダメダメな俺に…
「もう。ホント心配性なんだから。
大丈夫だって何度も言ったでしょ?
私のお父さんは…
私が選んだ人なら、信じてくれる人だから」
安心させるようにニッコリ笑う美沙。
「だ、だけど…
俺みたいなフリーターなんか…」
それでもグズグズし続ける情けない彼氏に、
美沙は…
「大丈夫だってばっ!!」
と言うや否や、
バシッ!!
って俺の背中に
思いっきり喝を入れてくれさ…
そして…
「ホントに大丈夫だから…
あなたは…
今はいろいろ悩んで苦しいかもしれないけど…
でもきっと大丈夫。
やりたいことだってきっと見つかる…
だから…
そんな卑屈にならないで。
あなたは私が選んだ人。
私が自信を持って選んだ人なんだから」
「美沙…」
「だから、ほらっ、自信持っていこっ♪
ねっ?」
あれが…
初めてだった…
結局、美沙の言った通り、
義父は暖かく俺を迎えてくれさ…
その後は、俺のことを
本当の家族のようによくしてくれて、
何度もこの街に訪れるようになったんだよね…
それが当たり前だと思ってた…
これからも何度も何度も
この街に遊びにきて、
いつか子供が出来れば、
お祖父ちゃん、お祖母ちゃんのところに
里帰りするんだろうなぁって思ってた…
この街は…
俺の第2の故郷として…
俺にとって掛け替えのない、
大切な街になるんだろうなぁって
そう信じてた…
だけど…
「もう…遅いよ…」
あれ以来、ここには来ていない。
もう来ることなんて、
一生ないって思ってた。
悲しいけど…
でも今思えばそれでもいい。
こんな形で、またこの街に来ることになるぐらいなら、
ずっと来なくても良かった。
美沙があんなことになるぐらいなら…
ここに来ないほうがずっとずっと良かった…
そんなことを思いながら…
タクシー乗り場の列にならび、数分ほど待ったあと、
やってきた中型タクシーに乗り込み、
目的の場所に向ったのです…
※ ※ ※
美沙の家は…
タクシーを使えば10数分ぐらいのところにあって、
本当にあっという間でさ…
お陰で、相変わらずの優柔不断を発揮して悩む暇もなく、
気付けば着いてた、という感じでした…
さすがに家の真ん前に車をつけるわけにもいかず、
家から10メートルぐらい離れたところで降り、
心臓をバクバクさせながら…
覚悟は出来ていたものの、
さすがに緊張しまくっていたようで…
震える足を引きずるように家のほうに歩いていったとき…
不意に…
「ヒカルさん?!」
背中のほうから呼び止められ…
「え?」
と振り向くと…
・・・・・・!!!
【問題】
え…?!
な、なんで?!
ご協力お願いしま~す♪
人気ブログランキング
※ ※ ※
このブログのランキング登録名は、
『芸能スキャンダル』です。
毎日10分遊びながら月2万円以上稼げちゃいます。
【その他の外伝シリーズ】
浅井武勇伝(R指定)
現在、第1~5話を連載中デス。
(内容)
浅井先生が生徒と××しちゃったお話しとか、
女の子のバイトに手をだして××…
ブログでの非公開部分は電子書籍で公開中です。
こちらのページからどうぞ♪
24時間スペシャルBGM
BGM(PC限定)
。・。・゜★・。・。☆・゜・。・゜
いくつか電車を乗り継ぎ、目的の駅について、
改札を通り抜け、エスカレーターを下ったとき…
目の前に広がった風景に…
バスやタクシーで駅前のロータリーがごった返している、
どこにもありそうな、どうってことのない平凡な風景なのに…
なんか…
無性に懐かしい想いでいっぱいになってた…
こみあげる想い…
そう…
この街は…
この街の景色は俺にとって特別なものでさ…
これを初めてみたのは…
初めて美沙のご両親にご挨拶に伺ったときだった…
いざ、ご両親が住むこの街の駅について、
ロータリーまで降りてきたのはいいものの、
あまりの緊張でガタガタ足を震わせたんだっけ…
「ど、どうしよう…
『うちの娘をお前みたいなクズと交際させられるかっ!!』
って怒鳴られたら…」
ここまできて今さらそんなこと言うかぁ?
みたいな、相変わらずダメダメな俺に…
「もう。ホント心配性なんだから。
大丈夫だって何度も言ったでしょ?
私のお父さんは…
私が選んだ人なら、信じてくれる人だから」
安心させるようにニッコリ笑う美沙。
「だ、だけど…
俺みたいなフリーターなんか…」
それでもグズグズし続ける情けない彼氏に、
美沙は…
「大丈夫だってばっ!!」
と言うや否や、
バシッ!!
って俺の背中に
思いっきり喝を入れてくれさ…
そして…
「ホントに大丈夫だから…
あなたは…
今はいろいろ悩んで苦しいかもしれないけど…
でもきっと大丈夫。
やりたいことだってきっと見つかる…
だから…
そんな卑屈にならないで。
あなたは私が選んだ人。
私が自信を持って選んだ人なんだから」
「美沙…」
「だから、ほらっ、自信持っていこっ♪
ねっ?」
あれが…
初めてだった…
結局、美沙の言った通り、
義父は暖かく俺を迎えてくれさ…
その後は、俺のことを
本当の家族のようによくしてくれて、
何度もこの街に訪れるようになったんだよね…
それが当たり前だと思ってた…
これからも何度も何度も
この街に遊びにきて、
いつか子供が出来れば、
お祖父ちゃん、お祖母ちゃんのところに
里帰りするんだろうなぁって思ってた…
この街は…
俺の第2の故郷として…
俺にとって掛け替えのない、
大切な街になるんだろうなぁって
そう信じてた…
だけど…
「もう…遅いよ…」
あれ以来、ここには来ていない。
もう来ることなんて、
一生ないって思ってた。
悲しいけど…
でも今思えばそれでもいい。
こんな形で、またこの街に来ることになるぐらいなら、
ずっと来なくても良かった。
美沙があんなことになるぐらいなら…
ここに来ないほうがずっとずっと良かった…
そんなことを思いながら…
タクシー乗り場の列にならび、数分ほど待ったあと、
やってきた中型タクシーに乗り込み、
目的の場所に向ったのです…
※ ※ ※
美沙の家は…
タクシーを使えば10数分ぐらいのところにあって、
本当にあっという間でさ…
お陰で、相変わらずの優柔不断を発揮して悩む暇もなく、
気付けば着いてた、という感じでした…
さすがに家の真ん前に車をつけるわけにもいかず、
家から10メートルぐらい離れたところで降り、
心臓をバクバクさせながら…
覚悟は出来ていたものの、
さすがに緊張しまくっていたようで…
震える足を引きずるように家のほうに歩いていったとき…
不意に…
「ヒカルさん?!」
背中のほうから呼び止められ…
「え?」
と振り向くと…
・・・・・・!!!
【問題】
え…?!
な、なんで?!
ご協力お願いしま~す♪
人気ブログランキング
※ ※ ※
このブログのランキング登録名は、
『芸能スキャンダル』です。