市民が行政・議会・一部のネット族を監視するための辛口情報紙・東村山市民新聞

「変えよう!議会」(佐藤・薄井・大塚の会派)は、一体、何を変えたか?!
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議会関係 4
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「ささやかな前進」とは、実は、自・公との事前の裏取引!
(09年8月27日市議会初日)
― 「陳情不採択」を決めた上で、市民を小バカにした「変!議」の委員会審査 ― |
「(以下、敬称略)
09年9月議会初日の8月27日、冒頭で、環境建設委員会の委員長報告が行われた。
この委員会の委員長は、「変えよう!議会」の佐藤真和である。
この「変えよう!議会」という会派は、東村山生活者ネットワークの大塚恵美子が民主党と組んでいた会派を解消し、こ
ともあろうに、渡部自民市長の予算に賛成している例の佐藤と、裁判所で「当選後でも売春等を記述した性風俗ブログは
削除する必要がない」となお主張している薄井政美と結成したのだが、略称は「変!議」に同意している、というから実に
おもしろい。「変な」会派ではなく、「議会を変える」会派というつもりだろうが、「自公」市長の予算に賛成しておいて、何を
変えるのか?である。3人以上の所属議員がいる「会派」ということで、民主党がもっていた委員長ポストを、手にし、佐藤
が環境建設委員長におさまり、3人しかいないのに、大塚までこの環境建設委員会に所属した。
どうせ、またろくなことをやらかさないだろうと思っていると、やはり、環境建設委員長としての佐藤は、市民を小バカにし
た「事前の裏取引」をしていたのだ。東村山駅西口100メートルビルに反対しているかのような「ポーズ」を続け、住民投
票運動を推進しているかのような市民向けの見せかけを続けた挙句、その後、この100メートルビル関係の床フロアの
買取予算を含む自公市長の当初予算に賛成するという、とんでもない背信行為をやってみせた佐藤らしい態度だ。
問題は、市民から1500名の署名をつけて提出された「市内諏訪町の田んぼの保全を求める」陳情についての委員会
審査の実際の経過を、佐藤が隠し続け、まるで自分達が、議会をかえる努力をしているかのような事実とは正反対の呆
れた報告をしている点だ。東村山の近隣には「田無」という地名が残るほどに、水に恵まれないこの地域は水田がごく少
なく、東村山市内では、昔から3箇所程度しかのこされてはいない。水抜けしないように底に荒木田土を敷きこんで工作し
た水田は、東村山の古来の文化を知るうえで貴重な財産であるから、保全に最大限の努力ガ必要であることはいうまで
もない。
佐藤は、この問題の委員会審査について、自分のブログに、次のように書いている。
「議会は、多様な考え方を持った議員同士が、合意形成をめざして議論する場です。結論は必ずしも一致しませ
ん。しかし、だからこそ議論の過程で出される多様な意見が大切」
というのである。
が、これは事実経過とは正反対のもので、またまた、実際の経過を知らない市民向けの佐藤のいつもの手口であるこ
とが発覚したのだ。
というのも、同じ環境建設委員会に所属する自民委員(北久保正道)がブログで、裏事情を暴露したのだ。
北久保は、共産党(保延)の態度を非難したものだが、つぎのように事実を公表した。
「自民党自治クラブとして不採択の討論を、公明党不採択、変議も不採択。共産党は採択でした。田んぼに復元するこ
とは無理ですよねと合意の下に始まった委員会でしたが、『どうにか復元できないか』と考えをひっくり返した共産党の
考えは理解しにくい。」「1人だけ良い子になろうという共産党の考えが理解出来ない。」
というのだ。
北久保によれば、事前の「陳情を不採択」とする合意があり、この裏取引を前提として、この陳情を委員会で取り扱い、
自民、公明、「変議」(佐藤、大塚)は、いずれも裏取引どおり、不採択としたのに、共産党(保延)だけは、事前の裏取引
を無視して、陳情を採択したのは、許せないという主張だ。が。このような市民を小バカにするような裏取引など拒否する
ことの方が市民の利益にかなっているのは、敢て指摘するまでもない。
仮に、佐藤がブログに書いたように、「議会は、多様な考え方を持った議員同士が、合意形成をめざして議論する
場です。結論は必ずしも一致しません。」というのなら、「委員会で、事前に「陳情を不採択」とする合意をしていたの
に、共産党が『掟破り』をして『陳情採択』としたのは許せない、というような記述がブログで公表されるはずがないから
だ。正反対の内容に書き換える佐藤の事実の隠匿は、世間を欺くものといっても過言ではない。
しかも、佐藤は、
「陳情者ご本人から意見陳述をしていただいた上で審査ができたことは、正副議長はじめ各委員の理解と協力があった
結果であり、ささやかかもしれませんが、前進だと考えています。」
と主張している。つまり、「陳情」を「請願」と同じ扱いにした、とか、陳情者に意見陳述をさせたことが、「ささやかな前進」
だというのであるが、結論を「陳情不採択」と決め、この事前の裏取引を前提とした上で、陳情者に意見陳述をさせたとす
れば、真剣に意見陳述した陳情者らが、どのような気持ちになるか、佐藤、大塚、薄井ら「変議」は今一度、事前の裏取
引について大いに猛省すべきだろう。もちろん、佐藤のいう「正副議長」とは、正(公明)副(自民)である。
なお、この佐藤の委員長報告に対して、草の根・矢野議員が、「陳情は不採択とする」という「事前の裏取引」をした上
で、この陳情を委員会審査したのか、追及したが、佐藤は最後まで答弁することができなかった。その後、ブログでも何
ら、「事前の裏取引」に言及できないでいる。 ⇒ あさましい、いいわけを始めた?!
佐藤は、国政レベルで、政権交代が現実化しているのを見て、自公市長べったりから、スタンスを変えようとする見苦し
い態度だ。佐藤らしいといえば、それだけの話だが、創価系にも、政権交代に賛成、などという素っ頓狂な書き込みをす
る無節操な輩まででてきたから、実に愉快だ。 |

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