電子復刻


発微算法(関孝和)

延宝2年(1674)に発行された,関孝和「発微算法」は
「古今算法記」の遺題15問に対する解答書である.
関孝和の著作で唯一出版されたものである.
関自身の遺題は付けず,本書をもって遺題継承に終止符が打たれた.
和算が中国から独立する記念すべき書である.
なお,関の弟子建部賢弘が書いた発微算法の解説書「発微算法演段諺解」(1685)
の第1卷に集録されたものを復刻した.