この商品が数百万点にものぼるAmazonプライムの対象商品かどうかを確認するには、こちらからも買えますよをクリックしてください。

Click here to see in English.


この商品をお持ちですか?
マーケットプレイスに出品する
 
   
人口減少の経済学―少子高齢化がニッポンを救う!
 
イメージを拡大
 

人口減少の経済学―少子高齢化がニッポンを救う! (単行本)

原田 泰 (著)
5つ星のうち 3.7 レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

出品者からお求めいただけます。


中古商品13点¥ 1より

この商品を買った人はこんな商品も買っています

「人口減少経済」の新しい公式―「縮む世界」の発想とシステム

「人口減少経済」の新しい公式―「縮む世界」の発想とシステム

松谷 明彦
5つ星のうち 3.7 (30)  ¥ 1,995
日本の社会保障 (岩波新書)

日本の社会保障 (岩波新書)

広井 良典
5つ星のうち 5.0 (3)  ¥ 777
日本国の原則―自由と民主主義を問い直す

日本国の原則―自由と民主主義を問い直す

原田 泰
5つ星のうち 5.0 (3)  ¥ 1,890
都市の魅力学 (文春新書)

都市の魅力学 (文春新書)

原田 泰
5つ星のうち 3.6 (5)  ¥ 693
自民党政治の終わり (ちくま新書)

自民党政治の終わり (ちくま新書)

野中 尚人
5つ星のうち 4.8 (6)  ¥ 798
関連商品を見る

商品の説明

Amazon.co.jp
   エコノミストとして多くの著作を世に問うてきた著者が、21世紀の日本の最大課題である人口減少に取り組んだ。本書の主張は明快である。少子化とその結果もたらされる人口減少はけっして悲観すべきものではなく、むしろ「人口減少こそ一人当りの豊かさを飛躍的に上昇させる可能性のあること」を、著者は強く指摘している。
人口減少は消費を低迷させるだけではない。労働力不足を招き、生産力の縮小を余儀なくさせる。他方、高齢者人口割合の増大は、現役世代の負担を大きくさせるばかりである。少子化は社会の活力を奪い、子どもたちの健全な成長を阻害することも懸念される。

   このような悲観論に対して著者は、大胆な構造改革によって労働節約的な技術革新が促進され、労働力の有効な活用が進むならば、1人当たりの所得水準を向上させることが可能であるという。公的・私的な育児支援制度の充実と年金、医療、介護の効率的な運営が実現すれば、働きたい女性や高齢者の労働参加が進み、日本経済は発展して豊かな高齢社会を築くことができると予測している。有効な土地利用が進めば、人口減少は通勤地獄の解消と住環境の充実を実現するであろう。

   産業革命の本質は、生産物が増加したことではなくて、人口が増加しなかったことだという著者が引用する経済学者の言には異議を唱えたいが、人口減少が社会に貧困をもたらすとはいえない、という予測には大いに賛同する。アダム・スミス以来、経済学は成長を前提に組み立てられてきた。新しい経済学は、人口減少社会においても快適で豊かな社会を実現することができることを示さなければならない。本書が批判を受けるとすれば、人口はどこまでも減少してよいのか、ということに尽きる。人口が増えも減りもしない「静止人口」社会へのシナリオを描くことは困難であろう。この点を除くならば、実現可能で具体的な提案によって、豊かな人口減少社会への行動指針を明確に示してくれたことを、大いに評価したい。(鬼頭 宏)

商品の説明
人口減少の経済学 少子高齢化がニッポンを救う!
日本はデフレスパイラルに入る以前に、別の名前のスパイラルに取りつかれているのではないかと、最近しばしば思う。それは「悲観論のスパイラル」だ。日本の先行きについては、ありとあらゆるメディアで不安な話ばかりが取り上げられる。

悲観論蔓延の直接的な背景は立ち直らない景気だが、その先にはどうやら日本人の「人口減少」と「少子高齢化」に対する懸念があるように思う。人口の増加に支えられた戦後の高い成長を、今後はあきらめなければならないのではないかという恐れ、それに人口減少から予想される国力の低下に対する不安。実際、2004年から日本の人口は減少期に入る。

この本はそうした悲観論を真っ向から否定し、「人口減少にこそ1人当たりの豊かさを飛躍的に上昇させる可能性がある」と指摘する。章立てからして明るい。「人口減少社会で、一人ひとりがもっと大事にされる」「生産性が上昇し、日本経済は発展」「女性・高齢者の参加で一層発展」と続く。悲観論への挑戦という意味では、一石を投じる本である。その意気込みを汲んで書店で手にした。

しかし、楽観論を売りたい気持ちは分かるが、議論がやや荒っぽい。

「日本には、人口が安定的に増加することを前提とした様々な制度がある。それを改革しなければ、人口減少社会がバラ色の未来となるのは難しい」と本質論に触れながら、では今までなぜそれができなかったのかの議論がない。それは「政治の責任」「政府の怠慢」だと指摘するが、ではそれらは今後どうしたらできるのか。

筆者は、改革にさえ成功すれば日本にも活気に満ちた人口減少社会が待っており、その改革とは「常識で考えれば、そうなるしかないようなもの」と述べて、「日本人の知恵はそのような改革を当然のものとして受け入れてくれると信じる」と書いている。しかし、歴代政権とは色合いが違う小泉純一郎政権の下でも改革が遅々として進んでいない印象を強くしているのは私だけだろうか。

恐らく、人口減少社会を真に日本人一人ひとりにとって望ましい社会とするのは、大変な力仕事だろう。時間もかかる。今までの常識をひっくり返し、年金などシステムを変更し、労働力人口の減少に適切に対応し…と続く。成長前提の経済統計の変更も必要だろう。今の日本の統計は、人口も経済規模も拡大する時代を前提としている。

自然体では「人口減少社会」を「バラ色の社会」にするのは難しい。結果はそうなるかもしれないが、そこへのプロセス、力仕事をもっと論じてほしかったと思う。

(住信基礎研究所主席研究員 伊藤 洋一)
(日経ビジネス 2002/01/14 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)


商品の説明をすべて表示する


登録情報

  • 単行本: 238ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2001/12)
  • ISBN-10: 456961695X
  • ISBN-13: 978-4569616957
  • 発売日: 2001/12
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7 レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 392,341位 (本のベストセラーを見る)

    カテゴリーランキング:

    1501位 ─   > ビジネス・経済・キャリア > 経済学・経済事情 > 経済学
    66415位 ─   > 社会・政治
  • 目次を見る

この商品にタグをつける

 (詳細)
タグは、商品との関連性が非常に強いキーワードまたはラベルのようなものです。
タグにより、すべてのお客様がお気に入りの商品の整理と確認を行うことができます。
※タグは初期設定で公開になっています。詳しくはこちら
 

 

カスタマーレビュー

3レビュー
星5つ:    (0)
星4つ:
 (2)
星3つ:
 (1)
星2つ:    (0)
星1つ:    (0)
 
 
 
 
 
おすすめ度
5つ星のうち 3.7 (3件のカスタマーレビュー)
 
 
 
 
あなたの意見や感想を教えてください:
最も参考になったカスタマーレビュー

 
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 データは豊富にある, 2005/7/29
出だしの方ではかなり楽観的な記述が書いてあり、正直眉唾ものの本かと思ったが、最後まで読めばそれなりに妥当な本だと分かった。日本の高齢化と人口構成の変化は、日本社会に対してかなり大きなインパクトを与えるだろうが、避けては通れず、どこかでトレードオフのある選択を行わなければならない。

しかし、人口構成の変化をそのまま負担をする必要はなく、それなりの改善をすることは可能であることが、本書を読めば分かる。労働生産性の欧米諸国との差はまだ大きく、彼らから学ぶことで、所得向上が見込めるし、医療費の削減にも余地がある。女性の社会進出を促進することで、多少の労働力を確保できる。本書には、こうした政策によってどれくらいの改善が見込めるのかなどが具体的に記述されている。本書を読めば、日本に絶望する前にやるべきことがまだまだあることが分かるだろう。

コメント コメント | ブックマーク | このレビューは参考になりましたか? はい いいえ (報告する)



 
5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 経済学を専門としない方にも, 2003/8/25
 人口減少。日本の近未来は今のところこの意見が有力である。確実と言っても過言ではないだろう。

 人口が減少して、日本はどうなるのか。経済に疎い私に想像できるのは「労働人口が減り」「日本経済が萎縮する」といった暗いことばかりである。このような想像をなさる方は私だけではないだろう。ほとんどの人が、私と同じ考えを持ったことがおありのはずだ。

 しかし、本書はその考えを否定する。様々なデータを分析し、素人にも分かりやすく「人口減少による経済の発展」を説く。説得力があり、読みやすい。経済とあるが数式は使われておらず、あくまでも読み物として楽しめる。今までの固定観念を捨て去り、もう一度視点新たに経済を、人口問題を考えさせてくれると言う点で星4つという評価にした。5つでないのはやや理論的に強引な感じがしたためであるが、一読する価値は十分にある。

コメント コメント | ブックマーク | このレビューは参考になりましたか? はい いいえ (報告する)



 
6 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 そんなに、悪くない世界??, 2004/9/7
By lemonerika - レビューをすべて見る
(TOP 50 REVIEWER)   
今後、人口が減少する日本は、良い社会になるのではないか?また、住みよい社会にするためには、何が必要か?を説明した本です。すでに、人口が減り始めているヨーロッパの国々の様子や、マクロ的な統計を利用して、説明してあります。

「何が必要か?」については、高齢化に向け必要な国の施策、という面が強かったような。。民間企業は「~すべきだ」「~が必要だ」と、いう雰囲気で、少し引っかかりました。また施策は、「高齢者や女性が働ける社会」等で、特に目新しいこともなかったような印象です。

経済学とありますが、数式や経済学の理論は、出てきません。読みやすい本です。全体的に、マクロ的な視点で分析してあり、本当に個人として住みやすい世界が来るのか、考えさせられる本でした。

コメント コメント | ブックマーク | このレビューは参考になりましたか? はい いいえ (報告する)


あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
 
 
 
この商品のカスタマーレビューだけを検索する



クチコミ

 ベータ版 (詳細)
商品やカテゴリー、トピックについて他のカスタマーと語り合う場です。お買いものに役立つ情報交換ができます。
この商品のクチコミ一覧 (0件)
  内容・タイトル 返答 最新の投稿
  まだクチコミはありません

語りたいこと、聞きたいことはありませんか? 意見や質問を書いて情報交換しましょう。
新しいクチコミを作成する
タイトル:
最初の投稿:
サインインが必要です
  [キャンセル]

   


リストマニア

リストを作成

関連商品を探す


同じキーワードの商品を探す








この本は、それぞれの上記のテーマに含まれています。

フィードバック


ビートルズ秘蔵写真
ビートルズビートルズ特集ページでは、結成から解散までの850点の写真を収録した本や人気楽譜など、ビートルズアイテムを大特集。
 

雑誌 定期購読

雑誌 定期購読

「日経ビジネス」「ニューズウィーク日本版」などの 定期購読誌 をご紹介。
 
新ノンフィクション雑誌
本
月刊現代の後継誌『g2(ジーツー)』創刊。政治とセックススキャンダル、日本人が実行した無差別テロ、創価学会問題、エイズ感染者の性生活など多様な問題を取り上げる。
 
いかに実行されるのか
本
絞首シテ執行スル(刑法第11条)──刑を執行する現場の様子と刑務官の心理をリアルに描いたノンフィクション 『絞首刑』
 

旬を先取り!新米特集

新米特集
南から北へ。全国の新米からオススメの産地品種をご紹介。新米をいちはやく予約できる。 人気の炊飯器や精米機など関連グッズもあわせてどうぞ。

新米特集 へ

 


注文した商品はどこ?

配送と返品について

ヘルプデスク

チェックした商品の履歴

 (詳細はこちら)

製品詳細ページやサーチ結果を表示した後、興味のあるページに戻る簡単な方法についてはここを参照してください。


amazon.co.jp Amazon.co.jp ホーム
インターナショナルサイト:  米国  |  イギリス  |  ドイツ  |  フランス  |  カナダ  |  中国
Amazonでビジネス: 出品・出店サービス  |  Webサービス  |  フルフィルメント by Amazon  |  アソシエイト・プログラム(アフィリエイト)  |  e託販売サービス
カスタマーサービスに連絡  |  ヘルプ  |  カートを見る  |  アカウントサービス  |  1-Click設定を表示
Amazon.co.jp について  |  プレスリリース  |  スタッフ募集
利用規約 |  プライバシー規約  ©2000-2009, Amazon.com, Inc. and its affiliates