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【裁判員3例目 結審(12)】「次も事件起こしたのでは」「借金返さず遊ぶ。考えられない」裁判員指摘に被告絶句 (4/5ページ)
このニュースのトピックス:裁判員制度
《続いて女性裁判官が声を挙げた。更正を誓う田嶋被告に対し、出所後の金銭面や社会的地位などに関する覚悟について、質問を投げかける》
裁判官「現在、借金はどうなっていますか」
被告「そのままの状態になっていると思います」
裁判官「では利息が加算され、返済額も増えていることを覚悟しているということですね」
被告「はい」
裁判官「社会復帰を望んでいますが、出所しても職が見つかるとはかぎりません。金銭的にも借金があり、あなたを支えてくれる女性も見つからないかもしれません。そういう状況でも、犯罪に走らずに頑張っていこうという決意があるわけですね」
被告「はい」
《6人の裁判員は、メモを取ったり、田嶋被告に視線を送ったりしながら、プロの裁判官の質疑に聞き入っている》
《続いて男性裁判官が質問した。初公判の被告人質問で出た「強姦ならいいと思った」という発言など不可解な答えについて、強い口調で真意を問いただしていく》
裁判官「包丁を持ったのはドキドキを押さえるためということですが、最初から人の家に侵入しなければ、ドキドキしなくてすんだのではないですか」
被告「はい。ただ、金が欲しくて入りました」
裁判官「お金への気持ちがドキドキを上回っていたということですか」
被告「はい、そうです」
裁判官「あなたは暴力をふるってはいけないという感情があったのに、女性を乱暴していますね」
被告「なぐる、ける、たたくだけが暴力と認識していたので…」
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