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【裁判員3例目 結審(12)】「次も事件起こしたのでは」「借金返さず遊ぶ。考えられない」裁判員指摘に被告絶句 (2/5ページ)

2009.9.3 16:24
このニュースのトピックス裁判員制度
全国3件目の裁判員裁判の第2回公判が開かれた、青森地裁第1号法廷=3日午前全国3件目の裁判員裁判の第2回公判が開かれた、青森地裁第1号法廷=3日午前

 女性裁判員5番「信頼している叔父さんがいましたね。その叔父さんが死亡する前に、(最初の強盗強姦事件の)第1事件を起こしましたね。そのとき、お父さんのような叔父さんに対し、どういう気持ちでいたのか教えてほしいのですが?」

 被告「金銭的なこととかは話せると思っていたのですけど、やっぱり父親ではなくて、飛び込むに飛び込めないというか…。事件については絶対に言えないだろうと思っていました」

 女性裁判員5番「そういう気持ちで生活できるんでしょうかねえ?」

 被告「気持ちは落ち着きませんでした」

 《「5番」の女性裁判員は、納得がいかなそうな表情を浮かべ、首を傾けた》

 女性裁判員5番「まあ…なんとなくわかりました」

 《次に手を挙げたのは右から3番目の位置にいる「4番」と呼ばれる男性裁判員だ》

 男性裁判員4番「では質問させていただきます。(最初の強盗強姦事件の)第1事件を起こした後は冷静でいられなかったと言いましたが、なぜ次にまた事件を起こしたのですか。その(冷静でいられない)気持ちを忘れてしまったのですか」

 被告「人の気持ちを考えられない自分がいたので、相手を傷つけたという思いがなかったという感じです」

 男性裁判員4番「もう1つ。今回逮捕されていなかったら、次の事件を起こしていたという気持ちはありますか」

 被告「…。もしかしたら、あるかもしれません」

 男性裁判員4番「ありがとうございました」

 《鋭い質問に、一瞬答えに窮した田嶋被告。さらに裁判員の質問は続く。今度は、右端に座る「6番」の男性裁判員が手を挙げた。さきほど女性裁判員のマイクを直してあげた裁判員だ》

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全国3件目の裁判員裁判の第2回公判が開かれた、青森地裁第1号法廷=3日午前
性犯罪事件を裁く初の裁判員裁判。傍聴券の抽選のため、青森地裁近くの地下道には前日の977人を超える1035人が並んだ=3日午前9時10分ごろ、青森市内

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