酒呑童子の里−京に鬼のいでし山ありー

大江山にある酒呑童子の里へ行きました。




2007年09月10日(Mon)
酒呑童子の里−京に鬼のいでし山ありー
酒呑童子の里鬼伝説で有名な大江山の酒呑童子の里へ行きました。 酒呑童子の里大江山を舞台に鬼伝説には有名な3つの伝説が伝わっています。ひとつは、謡曲やお伽草子で有名な大江山の鬼を源頼光が退治したもの、もうひとつは3人の鬼が麻呂子親王に退治されたもの、最後は日子坐王が陸耳御笠という土蜘蛛を退治したという話です。 酒呑童子の里京都府福知山市大江町仏性寺、福知山の山奥に大江山酒呑童子の里はあります。昭和48年まで河守鉱山という銅山があった跡地を国土庁/京都府の支援で、平成5年4月に開設されました。

山の反対側、与謝野町でも昭和14年、ニッケル鉱石が発見され、現在の「道の駅シルクのまちかや」に精錬場が完成、工場と野田川駅を結ぶ加悦鉄道もかつては引かれていました。 酒呑童子の里大江山は福知山市と与謝野町の境に位置する標高832.5mの山で、道中、鬼の像があちこち置かれています。 酒呑童子の里 赤鬼。こわいといより近所のおやっさんに山奥であった気分。 酒呑童子の里こちら青鬼。酒呑童子の里ということでみんな鬼は酒飲みです。 酒呑童子の里『あっちに僕たちの郷はあるよ』
はしょりますが、面白いのは全員名前が付いていることです。 酒呑童子の里大江山へむかう頼光達。

大江山 いくのの道は遠けれど まだふみもみず 天橋立

源頼光が四天王を引き連れて、大江山に棲む鬼、酒呑童子を退治にいくシーン。 四天王とは、渡辺綱、坂田金時、碓氷貞道、ト部末武の4人 一行は、神から神酒を授けられた後、酒呑童子が家来の鬼と酒盛りをしている座に加わり そこで神酒を飲ませ、神酒の功徳で力を失ったところを退治する。

そんな話を聞くと鬼と人間どちらが悪なのか悩まされます。 酒呑童子の里鬼の交流博物館前庭の大鬼瓦です。写真では小さく見えますが高さ5メートル、重さ10トンありでかい。 日本鬼師の会(鬼瓦製作者の会)共同制作した日本一の大鬼瓦ということです。 酒呑童子の里こちらも日本の鬼の交流館前にある青海波唐破風門の屋根です。波と雲と龍をあしらった青海波瓦を 唐波風造りの屋根に装飾した門とのことで、あちこちに鬼のモチーフを散らしています。 酒呑童子の里酒呑童子がいます。 酒呑童子の里裏門にも酒呑童子(の子?)はいました。暗闇の中ではじめて見たら怖いと思う。 酒呑童子の里交流館前にて。たしかインドネシアの鬼だったと思います。 酒呑童子の里日本の鬼の交流館館内は鬼をテーマにして鬼瓦や各地に伝わる鬼面、鬼伝説の絵巻物、鬼のわら人形、外国の鬼に似た仮面など約500点ほどを展示してありました。 酒呑童子の里飛鳥時代から現在までの年代順に鬼瓦が並んでいます。地方によって微妙に鬼の表情に違いがあり、かなり面白いです。 酒呑童子の里恐れられる鬼あれば、 酒呑童子の里追われる鬼や有り難がられる鬼あり。ひとことで鬼と云っても地方風土によって様々な受け取られ方をされていました。 酒呑童子の里天皇皇后両陛下も来られているようです。   酒呑童子の里『玄宗は高熱のなかで夢を見る。宮廷内で小鬼が悪戯をしてまわるが、どこからともなく大鬼が現れて、小鬼を難なく捕らえて食べてしまう。』
鍾馗よ彼も鬼の一族でしたか?
酒呑童子の里交流館を含めて温泉やキャンプ場もある大江山は子供でも大人でも楽しめる場所だと思いました。 酒呑童子の里 最後に

鬼は想像上の存在であるのに、大昔から現代までずっと人間と共に生き続けてきた あるときは畏怖すべき鬼神として あるときは人を食らう恐ろしい怪物として またあるときは人に福をもたらすものとして・・・・ 鬼は何故邪悪なものとされ、排除される運命を担わされてしまったのか。 酒呑童子の里私たちは、ふるさとの伝説大江山の酒呑童子を通して、鬼の本来の姿をさぐり現代に生きる糧としたい 鬼とは何者なのか

その答えを出すのはあなた自身である。

鬼の交流館パンフレットより

追伸 酒呑童子殿。なぜ『酒飲みわらべ』とそなたは名付けられたのか?お教え下さい。

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