藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)
はなバルーンblog
あるばたいんさん、ありがとうございました
藤子アニメの老舗ファンサイト、「藤子アニメだいすき!」の管理人、あるばたいんさんが8月31日の夜に亡くなられた。享年35歳。
この事は、先ほど「高畑★SAN」の記事で知ったのだが、正直言って驚きと混乱で何を書いていいか、わからないくらいだ。
あるばたいんさんは、私がネットを始めて最初にお会いした「大人の藤子ファン」だった。藤子不二雄メーリングリストで知り合い、その後に当時名古屋の某映画館で行われていた「ドラえもん映画全作上映」企画で、始めて直接お会いして以来のお付き合いだから、もう10年以上前の事だ。
もちろん二人とも藤子ファンだったし、それに加えてお互い名古屋育ちで歳も近かったので藤子以外のアニメやテレビ番組の話などでもよく盛り上がった。はじめてお会いした大人の藤子ファンが、あるばたいんさんのようないい方だったのは、私にとって幸運だった。その後、藤子MLのオフ会に参加する気になったのも、あるばたいんさんの好印象があったからなのは間違いない。
その、あるばたいんさんがもうこの世にいないなんて、にわかには信じられないし、信じたくない。
いつも穏やかで、落ち着いて話をされる方だったが、ご自分の好きな物には強いこだわりを持っておられることは言葉の端々から感じ取られた。そのこだわりが「藤子アニメだいすき!」や「MAMI WEB」「エスパー魔美DVD化署名運動」へと繋がっていったのだろう。「藤子アニメだいすき!」は、シンエイ動画のサイトが影も形もない前世紀から、藤子アニメの情報が盛りだくさんで公開されていたのだ。
「エスパー魔美DVD化署名運動」は、間違いなく『エスパー魔美』そして『チンプイ』の全話DVD-BOX化へ向けて、力の一つとなったと思う。あれだけのファンの声が集まったからこそ、DVD発売への道が開けたのだ。
あるばたいんさんが上京されてからは、昔ほどにはお会いする機会は多くなかったが、それでも夏と冬の「ドラちゃんのおへや」オフ会にはほぼ毎回参加して下さっていたので、この機会にお会いできるのが楽しみだった。
そして、いつもあるばたいんさんは穏やかで微笑みながら、藤子アニメの話やその時々の好きなアニメ・テレビ番組の話をされていた。目を閉じると、その姿が浮かんでくる。
今年はとうとう「藤子・F・不二雄大全集」の刊行が開始されたし、秋にはDVD「ドラえもん タイムマシンBOX 1979」も発売される。藤子ファンにとっては待ちに待ったと言っていい、夢のような年だ。夏のオフ会ではお会いできなかったが、またいずれ全集について語り合える日が来るものと思っていたが、もうその日は永遠に来ない。
謹んで、心からご冥福をお祈りします。あるばたいんさん、今まで本当にありがとうございました。
この事は、先ほど「高畑★SAN」の記事で知ったのだが、正直言って驚きと混乱で何を書いていいか、わからないくらいだ。
あるばたいんさんは、私がネットを始めて最初にお会いした「大人の藤子ファン」だった。藤子不二雄メーリングリストで知り合い、その後に当時名古屋の某映画館で行われていた「ドラえもん映画全作上映」企画で、始めて直接お会いして以来のお付き合いだから、もう10年以上前の事だ。
もちろん二人とも藤子ファンだったし、それに加えてお互い名古屋育ちで歳も近かったので藤子以外のアニメやテレビ番組の話などでもよく盛り上がった。はじめてお会いした大人の藤子ファンが、あるばたいんさんのようないい方だったのは、私にとって幸運だった。その後、藤子MLのオフ会に参加する気になったのも、あるばたいんさんの好印象があったからなのは間違いない。
その、あるばたいんさんがもうこの世にいないなんて、にわかには信じられないし、信じたくない。
いつも穏やかで、落ち着いて話をされる方だったが、ご自分の好きな物には強いこだわりを持っておられることは言葉の端々から感じ取られた。そのこだわりが「藤子アニメだいすき!」や「MAMI WEB」「エスパー魔美DVD化署名運動」へと繋がっていったのだろう。「藤子アニメだいすき!」は、シンエイ動画のサイトが影も形もない前世紀から、藤子アニメの情報が盛りだくさんで公開されていたのだ。
「エスパー魔美DVD化署名運動」は、間違いなく『エスパー魔美』そして『チンプイ』の全話DVD-BOX化へ向けて、力の一つとなったと思う。あれだけのファンの声が集まったからこそ、DVD発売への道が開けたのだ。
あるばたいんさんが上京されてからは、昔ほどにはお会いする機会は多くなかったが、それでも夏と冬の「ドラちゃんのおへや」オフ会にはほぼ毎回参加して下さっていたので、この機会にお会いできるのが楽しみだった。
そして、いつもあるばたいんさんは穏やかで微笑みながら、藤子アニメの話やその時々の好きなアニメ・テレビ番組の話をされていた。目を閉じると、その姿が浮かんでくる。
今年はとうとう「藤子・F・不二雄大全集」の刊行が開始されたし、秋にはDVD「ドラえもん タイムマシンBOX 1979」も発売される。藤子ファンにとっては待ちに待ったと言っていい、夢のような年だ。夏のオフ会ではお会いできなかったが、またいずれ全集について語り合える日が来るものと思っていたが、もうその日は永遠に来ない。
謹んで、心からご冥福をお祈りします。あるばたいんさん、今まで本当にありがとうございました。
「TBSアニメフェスタ2009」感想
予定通り、22日はTBSアニメフェスタに行ってきた。
とりあえずの感想としては、一番の目当てだった『ひだまりスケッチ×365』ステージがたっぷり楽しめたので、大満足だ。
今回『ひだまり』はアニメフェスタ公式サイトに記載されず、予定にはまったくなかった作品だったが、それでも一番楽しみにしており、ワクワクして登場を待っていた。
過去2年のアニメフェスタを盛り上げた作品であり、しかも10月に特別編のテレビ放映&DVD発売があるのに公式で全く触れていないのはかえって不自然で、「これは間違いなくサプライズ枠で『ひだまり』が来るな」と、ほぼ確信していたし、実際にその通りだった。
『ひだまり』ステージがあるなら例年通りに特別編の先行上映と主題歌のライブは当然として、今回は更なる発表があるかどうかも注目点だった。特別編の次の展開、テレビシリーズ第3期だ。
と言うのも、8月上旬にセブンアンドワイで「まんがタイムきららキャラット」次号の内容説明文に「表紙:「ひだまりスケッチ」(アニメ第3期決定)」と書かれているのが発見されて、それがわずか2,3時間で「アニメ特別編決定」に修正される事件があったからだ。はたしてこれが単なるミスか、それともフライング情報だったのか、アニメフェスタで分かるはずだと期待していた。
そして、期待通りに第3期の製作決定が、実にこの作品らしい演出で発表されて歓喜してしまった。事前に漏れていた情報だから驚きは半分くらいだったが、それでも嬉しい事には変わりはない。
『ひだまり』ステージはトリの前の「新作アニメ」枠で、時間はたっぷり50分取られていた。
その前の、時間20分の方の新作枠に来たらどうしようと思っていたが、こちらは『まほろまてぃっく』新作の発表だった。「まさか今これの新作とは」という驚きの度合いでは、こちらの方が大きかった気がする。
それはともかく、アニメフェスタ開始から5時間、新作情報の時間から休みなしにいきなり『ひだまり』の映像が流れて、舞台にはメインキャスト4人が登場。「絶対にあるだろう」と思ってはいたが、それでも実際に声優陣が出てきて「?でわっしょい」を歌い出した時には興奮した。さらに、この時間だけの特別司会としてうめ先生…ではなく、「ゆま」ことアニプレックス高橋祐馬氏が登場。司会まで身内に替えて、やりたい放題だ。
全体の流れとしては、
「?でわっしょい」
↓
「特別編第1話Aパート上映」
↓
「トークコーナー」
↓
「1期・2期を振り返る特別映像」
と進んで、最後の「特別映像」で第3期が発表されたのだが、実のところ特別編のアバンタイトルを観た時点で「これは3期発表が来るな」と確信できた。と言うのも(ここから特別編のネタを割るので文字を隠します。読みたい人は反転させて下さい)、特別編第1話は原作の第3巻に入っている自転車の話だが、アバンタイトルでいきなりアニメオリジナルの受験シーン(ゆの達の一学年下の受験)が出てきており、特別編から次の展開=3期で進級につなげる気だとしか思えなかったからだ。
また、今回は「時間の都合」でAパートのみの上映と言う事になっていたが、あの長丁場の中で10分程度はどうにでもなっただろうから、Bパートにはあの時点で観客に見せてはいけない映像があり、あえて上映しなかったのではないか、とも疑っている。はっきり言えば、受験会場で乃莉&なずなが登場する場面があるのではないかと想像している。Aパート終了時で原作1ページを残すのみだったので、Bパートの大半はアニメオリジナルになるだろうから、十分に可能性はある(特別編ネタバレはここまで)。
これが当たっているかどうかはともかくとして、「1期・2期を振り返る」と称してネタ映像(1期はNHK朝ドラ風、2期はRPG風のウソ総集編)をわざわざアスミスの新録ナレーションで流した時点で、「この後に3期発表が来る」と完全に確信した。
いかにも『ひだまり』スタッフ・キャストの好きそうな流れだし、実際その通りに、続いて流された「本当に1期と2期を振り返る映像」の冒頭で3期『ひだまりスケッチ×☆☆☆』の製作決定が発表された。映像の中身は「ひだまりランド・ゴーランド」に合わせて1期と2期を時系列順にまとめたものなので、「本当に1期と2期を振り返る映像」と言うのもウソではない。
とは言え、いつもながらの会場を巻き込んだお騒がせドッキリ企画なので、ゆま氏がまたもや土下座をして「色々とすみません」と謝っていたのが笑えた。
さらには、10月から「ひだまりラジオ」も三度の登場、そのラジオの公開録音の予定まで発表されてテンションは上がりまくった。そこに、だめ押しでキャスト陣が「スケッチスイッチ」まで歌ったものだから会場はまさにカオス状態。それまでの5時間も各作品で工夫が凝らされて楽しめたのだが、それが一気に盛り上がって爆発した感じだった。
それにしても、過去2年の実績があるとは言え、『ひだまり』は時間はたっぷり取って司会まで自前、主題歌2曲歌って
特別編の上映に更なる新作発表と、本当に優遇されている。この後にトリで『けいおん!』が控えていたとは言え、ほぼこのイベントのメインと言っても過言ではない。そんな作品が当日まで隠し玉扱いでサプライズ参加というのはもったいない気もした。参加できなかったファンにとっては、残念だっただろう。私自身は十分すぎるほどに楽しめましたが。
今回はエントリのタイトルを「アニメフェスタ感想」にしたのに、『ひだまり』の話だけでかなり長々と書いてしまった。
他の作品も、簡単に感想を書いておく。
・『けいおん!』
今回のトリの作品。OP・EDの生歌が聴けたのはよかった。歌の時は『ひだまり』からそのまま続いて会場のテンションは上がりっぱなしだった。演奏が「フリ」だけで実際にやってないのは残念だが、どう見ても手つきは本当に演奏している様子ではないのが丸わかりだし、キャスト陣も謝ってたから、まあいいか。
特別編の上映も来るかな?と、ちょっと期待していたが、こちらは予告編のみだった。まあ、来年1月発売予定だからまだ出来てはいないか。
・『大正野球娘。』
伊藤かな恵の歌がよかった。EDは当然として、第1話で印象的だった「東京節」も生で聴けて満足。向井アナが「お願いがあるのだけど、ウンと言ってくれないかしら?」と1話の晶子さんの真似をして、「「東京節」を歌って」とお願いしていたのが面白かった。
あとは、櫻花会ナイン全員での「おじゃんでございます」があったのもよかった。OP主題歌も期待していたが、こちらはなくて残念。
・『けんぷファー』
10月からの新番組。第1話の先行上映で約4年半ぶりに野村道子さんの声をたっぷりと聞いて、懐かしい気持ちになってしまった。原作にもあるセリフらしいが、「前のしずかちゃんみたいな声」と言ってしまうのはどうなのか。だからこそのキャスティングなのだろうけど。ちなみに、会場はそのセリフの前の「田村ゆかりさんみたいな声」の方で大爆笑になっていた。
ともかく、野村さん久々のテレビアニメレギュラーだし、1話はまずまずの出来だったので、10月からが楽しみだ。
他にもいくつかの作品のステージがあったが、特に印象に残っているのはこれくらい。
第3部でテンションが上がりすぎるので、第1部はどうしても記憶が薄くなってしまう。今回は、観ていない作品が第1部に集まっていたので、なおさらだった。
これだけの内容を詰め込んで2,800円とは、本当に破格だと思う。交通費は別にかかるが、それは仕方がない。3期決定でおそらく来年も『ひだまり』ステージはあるだろうから、またぜひ行きたいものだ。
なお、『ひだまり』がサプライズだった件については、ゆま氏が「アニメメーカー横断宣伝マンブログ」で直接謝っており、氏の誠実な人柄が伺える。「第3期に合わせて、願わくば前回の厚生年金会館を越える場所でのイベントが出来る様に色々作業してます」には、期待大だ。頑張って下さい。
とりあえずの感想としては、一番の目当てだった『ひだまりスケッチ×365』ステージがたっぷり楽しめたので、大満足だ。
今回『ひだまり』はアニメフェスタ公式サイトに記載されず、予定にはまったくなかった作品だったが、それでも一番楽しみにしており、ワクワクして登場を待っていた。
過去2年のアニメフェスタを盛り上げた作品であり、しかも10月に特別編のテレビ放映&DVD発売があるのに公式で全く触れていないのはかえって不自然で、「これは間違いなくサプライズ枠で『ひだまり』が来るな」と、ほぼ確信していたし、実際にその通りだった。
『ひだまり』ステージがあるなら例年通りに特別編の先行上映と主題歌のライブは当然として、今回は更なる発表があるかどうかも注目点だった。特別編の次の展開、テレビシリーズ第3期だ。
と言うのも、8月上旬にセブンアンドワイで「まんがタイムきららキャラット」次号の内容説明文に「表紙:「ひだまりスケッチ」(アニメ第3期決定)」と書かれているのが発見されて、それがわずか2,3時間で「アニメ特別編決定」に修正される事件があったからだ。はたしてこれが単なるミスか、それともフライング情報だったのか、アニメフェスタで分かるはずだと期待していた。
そして、期待通りに第3期の製作決定が、実にこの作品らしい演出で発表されて歓喜してしまった。事前に漏れていた情報だから驚きは半分くらいだったが、それでも嬉しい事には変わりはない。
『ひだまり』ステージはトリの前の「新作アニメ」枠で、時間はたっぷり50分取られていた。
その前の、時間20分の方の新作枠に来たらどうしようと思っていたが、こちらは『まほろまてぃっく』新作の発表だった。「まさか今これの新作とは」という驚きの度合いでは、こちらの方が大きかった気がする。
それはともかく、アニメフェスタ開始から5時間、新作情報の時間から休みなしにいきなり『ひだまり』の映像が流れて、舞台にはメインキャスト4人が登場。「絶対にあるだろう」と思ってはいたが、それでも実際に声優陣が出てきて「?でわっしょい」を歌い出した時には興奮した。さらに、この時間だけの特別司会としてうめ先生…ではなく、「ゆま」ことアニプレックス高橋祐馬氏が登場。司会まで身内に替えて、やりたい放題だ。
全体の流れとしては、
「?でわっしょい」
↓
「特別編第1話Aパート上映」
↓
「トークコーナー」
↓
「1期・2期を振り返る特別映像」
と進んで、最後の「特別映像」で第3期が発表されたのだが、実のところ特別編のアバンタイトルを観た時点で「これは3期発表が来るな」と確信できた。と言うのも(ここから特別編のネタを割るので文字を隠します。読みたい人は反転させて下さい)、特別編第1話は原作の第3巻に入っている自転車の話だが、アバンタイトルでいきなりアニメオリジナルの受験シーン(ゆの達の一学年下の受験)が出てきており、特別編から次の展開=3期で進級につなげる気だとしか思えなかったからだ。
また、今回は「時間の都合」でAパートのみの上映と言う事になっていたが、あの長丁場の中で10分程度はどうにでもなっただろうから、Bパートにはあの時点で観客に見せてはいけない映像があり、あえて上映しなかったのではないか、とも疑っている。はっきり言えば、受験会場で乃莉&なずなが登場する場面があるのではないかと想像している。Aパート終了時で原作1ページを残すのみだったので、Bパートの大半はアニメオリジナルになるだろうから、十分に可能性はある(特別編ネタバレはここまで)。
これが当たっているかどうかはともかくとして、「1期・2期を振り返る」と称してネタ映像(1期はNHK朝ドラ風、2期はRPG風のウソ総集編)をわざわざアスミスの新録ナレーションで流した時点で、「この後に3期発表が来る」と完全に確信した。
いかにも『ひだまり』スタッフ・キャストの好きそうな流れだし、実際その通りに、続いて流された「本当に1期と2期を振り返る映像」の冒頭で3期『ひだまりスケッチ×☆☆☆』の製作決定が発表された。映像の中身は「ひだまりランド・ゴーランド」に合わせて1期と2期を時系列順にまとめたものなので、「本当に1期と2期を振り返る映像」と言うのもウソではない。
とは言え、いつもながらの会場を巻き込んだお騒がせドッキリ企画なので、ゆま氏がまたもや土下座をして「色々とすみません」と謝っていたのが笑えた。
さらには、10月から「ひだまりラジオ」も三度の登場、そのラジオの公開録音の予定まで発表されてテンションは上がりまくった。そこに、だめ押しでキャスト陣が「スケッチスイッチ」まで歌ったものだから会場はまさにカオス状態。それまでの5時間も各作品で工夫が凝らされて楽しめたのだが、それが一気に盛り上がって爆発した感じだった。
それにしても、過去2年の実績があるとは言え、『ひだまり』は時間はたっぷり取って司会まで自前、主題歌2曲歌って
特別編の上映に更なる新作発表と、本当に優遇されている。この後にトリで『けいおん!』が控えていたとは言え、ほぼこのイベントのメインと言っても過言ではない。そんな作品が当日まで隠し玉扱いでサプライズ参加というのはもったいない気もした。参加できなかったファンにとっては、残念だっただろう。私自身は十分すぎるほどに楽しめましたが。
今回はエントリのタイトルを「アニメフェスタ感想」にしたのに、『ひだまり』の話だけでかなり長々と書いてしまった。
他の作品も、簡単に感想を書いておく。
・『けいおん!』
今回のトリの作品。OP・EDの生歌が聴けたのはよかった。歌の時は『ひだまり』からそのまま続いて会場のテンションは上がりっぱなしだった。演奏が「フリ」だけで実際にやってないのは残念だが、どう見ても手つきは本当に演奏している様子ではないのが丸わかりだし、キャスト陣も謝ってたから、まあいいか。
特別編の上映も来るかな?と、ちょっと期待していたが、こちらは予告編のみだった。まあ、来年1月発売予定だからまだ出来てはいないか。
・『大正野球娘。』
伊藤かな恵の歌がよかった。EDは当然として、第1話で印象的だった「東京節」も生で聴けて満足。向井アナが「お願いがあるのだけど、ウンと言ってくれないかしら?」と1話の晶子さんの真似をして、「「東京節」を歌って」とお願いしていたのが面白かった。
あとは、櫻花会ナイン全員での「おじゃんでございます」があったのもよかった。OP主題歌も期待していたが、こちらはなくて残念。
・『けんぷファー』
10月からの新番組。第1話の先行上映で約4年半ぶりに野村道子さんの声をたっぷりと聞いて、懐かしい気持ちになってしまった。原作にもあるセリフらしいが、「前のしずかちゃんみたいな声」と言ってしまうのはどうなのか。だからこそのキャスティングなのだろうけど。ちなみに、会場はそのセリフの前の「田村ゆかりさんみたいな声」の方で大爆笑になっていた。
ともかく、野村さん久々のテレビアニメレギュラーだし、1話はまずまずの出来だったので、10月からが楽しみだ。
他にもいくつかの作品のステージがあったが、特に印象に残っているのはこれくらい。
第3部でテンションが上がりすぎるので、第1部はどうしても記憶が薄くなってしまう。今回は、観ていない作品が第1部に集まっていたので、なおさらだった。
これだけの内容を詰め込んで2,800円とは、本当に破格だと思う。交通費は別にかかるが、それは仕方がない。3期決定でおそらく来年も『ひだまり』ステージはあるだろうから、またぜひ行きたいものだ。
なお、『ひだまり』がサプライズだった件については、ゆま氏が「アニメメーカー横断宣伝マンブログ」で直接謝っており、氏の誠実な人柄が伺える。「第3期に合わせて、願わくば前回の厚生年金会館を越える場所でのイベントが出来る様に色々作業してます」には、期待大だ。頑張って下さい。
2009年夏の東京旅行
昨日も書いたが、15・16日の一泊二日で上京してきた。目的は、いつもの通りに藤子ファンのオフ会とコミケ。
今年は夏休みを例年より一日多く取った(=有休を使って一日延ばした)のだが、増やした分は主に日頃の疲労回復のために家でゴロゴロしていたので、上京は一泊のみ。それでも、なかなか密度の濃い二日間だった。
★8月15日(土曜日)
今回は、個人的な都合で直前まで上京できるかどうかがはっきりしなかったため、オフ会の幹事をケデラッタ(TOJHO)さんにやっていただいた。私は行けなかった可能性も大だったのだが、なんとか無事に参加する事が出来た。
オフ会の参加者は、私を含めて7人。このくらいの人数だと、参加された全ての方とお話しする事が出来て、ちょうどいいのかもしれない。もちろん、もっと人数が増えて賑やかな会も、それはそれで楽しいのだが。
さて、この時期に藤子ファンが集まるとなると、話題は当然「藤子・F・不二雄大全集」の事になる。全集については、ブログには書けないような「ここだけの話」も飛び出してm盛り上がった。
既に私もこのブログで書いたが、全集の置き場所に苦労しているのは誰でも同じと言う事も、あらためて確認できた。全種の刊行自体は大変に喜ばしいが、毎月どんどん本棚が埋まっていくのは悩ましい問題だ。皆さん、収納場所に苦労されているようで、「自分だけではないんだ」と、ちょっと安心した。
また、思ったよりも全集未購入の方が多かったのは意外だった。私を含めて4人は買っていたので、なんとか50%を超えた状態か。話を聞くと「買う気がない」わけではなく、それぞれに事情をお持ちのようだった。
ともあれ、ファン活動としての最優先事項は「全集を買う事」ではなく「作品を楽しむ事」だと思う。
F先生のファンの一人としては、出来るだけ多くの人に全集を読んで、F作品の世界を共有したい。そんなわけなので、無理強いはしませんが、皆さんぜひ「藤子・F・不二雄大全集」を買いましょう…ではなくて「読みましょう」。
オフ会では、他にも藤子と関係ないマニアックな話題も続出したが、誰かがネタを振ったら必ず誰か一人は反応する人がいるので、会話が途切れる事はなく、楽しい時間を過ごす事が出来た。2次会のカラオケも同様で、皆が新旧アニメ・特撮の曲を思い思いに入れていたが、必ず一人は反応してくれるので歌っていて楽しい。これは、参加者の趣味が藤子以外でも色々なところで重なっているからこそだろう。
それにしても、いきなり2曲目に酒井法子の「夢冒険」(『アニメ三銃士』OP)が流れた時には、不覚にも吹いてしまった。
23時頃、2次会のカラオケも終了。3時間歌いまくって、あっという間だった。
今回は、一参加者として楽しませていただいた。幹事のケデラッタさん、そして参加された皆さん、ありがとうございました。
★8月16日(日曜日)
この日は、コミケに出陣した。
前日の2日目が入場からかなり厳しかったと聞いていたので、3日目はもっと悲惨なのだろうと覚悟していたが、拍子抜けするほど楽だった。10時過ぎに会場について、11時前には入場できてしまった。待機列で文字通り「待機」していたのは10分弱で、あとは列がスムースに流れてあっという間だった。
今回はちょっと疲れ気味だったので、長時間の行列は避けようと思っていたが、予想より早く入場できたのでウメスのapricot+に並んでしまった。待ったのは、1時間弱と言ったところか。「神」ことウメスのお姿を拝めたのは一度きりだったが、ちょうど『ひだまりスケッチ×365』特別編のテレビ放映とDVD発売情報が出てテンションが上がっていた時なので、1時間の列はあまり苦はならなかった。それに、もしかしたらウメス(神)のお姿は次の土曜日に拝めるかもしれない。
apricot+の後は、東4〜6→東1〜3→西の順で、目当てのサークルを一巡した。2,3売り切れてしまったところもあったが、概ねは目あての本を手に入れる事が出来たし、思わぬ掘り出し物も何冊かあったので、行ってよかった。
それにしても、今回は西から企業ブースへの移動距離が長くて、閉口した。apricot+の行列待ちより、こちらの方がよほど疲れた。昔ならエスカレーターでスイスイだったが、例の事故以来、面倒くさくなったものだ。
また、今回は過去2年間で最も携帯が「使えない」状況だった。特に、メールは「送信できません」を連発して、ほとんど使い物にならなかった。これまでのコミケでも携帯が使いづらい事はあったが、今回はひどすぎた。インフラに何か決定的な問題があったのだろうか。
そんなこんなで、15時半過ぎにコミケ会場から撤退した。
財布をチェックしてみると、思ったよりも金を使っておらず、体力も残っていたので秋葉原に寄ったら思わぬ掘り出し物が…という件については、昨日書いたとおり。
秋葉原で結構時間を食ったので、自宅に着いたのは21時頃だった。新幹線の混雑を危惧していたが、こちらは自由席・指定席共に余裕がある状況で、問題なく座る事が出来た。
今回は、半ば無理を押しての一泊二日だったが、精神的にも物質的にも多くのものを得た、充実した二日間だった。さて、次の上京は…日付が変わったから三日後か。22日のTBSアニメフェスタに行く予定だ。このチケットが定価で入手できたのは運がよかった。はたして「放課後ティータイム」の演奏はあるのか。そして、「ひだまり特別編」の上映は?
今年は夏休みを例年より一日多く取った(=有休を使って一日延ばした)のだが、増やした分は主に日頃の疲労回復のために家でゴロゴロしていたので、上京は一泊のみ。それでも、なかなか密度の濃い二日間だった。
★8月15日(土曜日)
今回は、個人的な都合で直前まで上京できるかどうかがはっきりしなかったため、オフ会の幹事をケデラッタ(TOJHO)さんにやっていただいた。私は行けなかった可能性も大だったのだが、なんとか無事に参加する事が出来た。
オフ会の参加者は、私を含めて7人。このくらいの人数だと、参加された全ての方とお話しする事が出来て、ちょうどいいのかもしれない。もちろん、もっと人数が増えて賑やかな会も、それはそれで楽しいのだが。
さて、この時期に藤子ファンが集まるとなると、話題は当然「藤子・F・不二雄大全集」の事になる。全集については、ブログには書けないような「ここだけの話」も飛び出してm盛り上がった。
既に私もこのブログで書いたが、全集の置き場所に苦労しているのは誰でも同じと言う事も、あらためて確認できた。全種の刊行自体は大変に喜ばしいが、毎月どんどん本棚が埋まっていくのは悩ましい問題だ。皆さん、収納場所に苦労されているようで、「自分だけではないんだ」と、ちょっと安心した。
また、思ったよりも全集未購入の方が多かったのは意外だった。私を含めて4人は買っていたので、なんとか50%を超えた状態か。話を聞くと「買う気がない」わけではなく、それぞれに事情をお持ちのようだった。
ともあれ、ファン活動としての最優先事項は「全集を買う事」ではなく「作品を楽しむ事」だと思う。
F先生のファンの一人としては、出来るだけ多くの人に全集を読んで、F作品の世界を共有したい。そんなわけなので、無理強いはしませんが、皆さんぜひ「藤子・F・不二雄大全集」を買いましょう…ではなくて「読みましょう」。
オフ会では、他にも藤子と関係ないマニアックな話題も続出したが、誰かがネタを振ったら必ず誰か一人は反応する人がいるので、会話が途切れる事はなく、楽しい時間を過ごす事が出来た。2次会のカラオケも同様で、皆が新旧アニメ・特撮の曲を思い思いに入れていたが、必ず一人は反応してくれるので歌っていて楽しい。これは、参加者の趣味が藤子以外でも色々なところで重なっているからこそだろう。
それにしても、いきなり2曲目に酒井法子の「夢冒険」(『アニメ三銃士』OP)が流れた時には、不覚にも吹いてしまった。
23時頃、2次会のカラオケも終了。3時間歌いまくって、あっという間だった。
今回は、一参加者として楽しませていただいた。幹事のケデラッタさん、そして参加された皆さん、ありがとうございました。
★8月16日(日曜日)
この日は、コミケに出陣した。
前日の2日目が入場からかなり厳しかったと聞いていたので、3日目はもっと悲惨なのだろうと覚悟していたが、拍子抜けするほど楽だった。10時過ぎに会場について、11時前には入場できてしまった。待機列で文字通り「待機」していたのは10分弱で、あとは列がスムースに流れてあっという間だった。
今回はちょっと疲れ気味だったので、長時間の行列は避けようと思っていたが、予想より早く入場できたのでウメスのapricot+に並んでしまった。待ったのは、1時間弱と言ったところか。「神」ことウメスのお姿を拝めたのは一度きりだったが、ちょうど『ひだまりスケッチ×365』特別編のテレビ放映とDVD発売情報が出てテンションが上がっていた時なので、1時間の列はあまり苦はならなかった。それに、もしかしたらウメス(神)のお姿は次の土曜日に拝めるかもしれない。
apricot+の後は、東4〜6→東1〜3→西の順で、目当てのサークルを一巡した。2,3売り切れてしまったところもあったが、概ねは目あての本を手に入れる事が出来たし、思わぬ掘り出し物も何冊かあったので、行ってよかった。
それにしても、今回は西から企業ブースへの移動距離が長くて、閉口した。apricot+の行列待ちより、こちらの方がよほど疲れた。昔ならエスカレーターでスイスイだったが、例の事故以来、面倒くさくなったものだ。
また、今回は過去2年間で最も携帯が「使えない」状況だった。特に、メールは「送信できません」を連発して、ほとんど使い物にならなかった。これまでのコミケでも携帯が使いづらい事はあったが、今回はひどすぎた。インフラに何か決定的な問題があったのだろうか。
そんなこんなで、15時半過ぎにコミケ会場から撤退した。
財布をチェックしてみると、思ったよりも金を使っておらず、体力も残っていたので秋葉原に寄ったら思わぬ掘り出し物が…という件については、昨日書いたとおり。
秋葉原で結構時間を食ったので、自宅に着いたのは21時頃だった。新幹線の混雑を危惧していたが、こちらは自由席・指定席共に余裕がある状況で、問題なく座る事が出来た。
今回は、半ば無理を押しての一泊二日だったが、精神的にも物質的にも多くのものを得た、充実した二日間だった。さて、次の上京は…日付が変わったから三日後か。22日のTBSアニメフェスタに行く予定だ。このチケットが定価で入手できたのは運がよかった。はたして「放課後ティータイム」の演奏はあるのか。そして、「ひだまり特別編」の上映は?
ついに『ぴちぴちピッチ』のDVDが揃った
15・16日はオフ会&コミケのために上京してきた。
本来なら真っ先にその感想を書くべきところだが、16日のコミケ帰りに寄った秋葉原で思いもよらぬ収穫物があったので、その件を先に書いておきたい。
その収穫物とは、『マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ』のDVD第8巻・BOX付きの初回版だ。『ぴちぴちピッチ』のDVDをバラで集め始めたのが2005年の正月だから、全巻集めるまでに4年半以上もかかった。
![](/contents/028/630/985.mime7)
こんなに時間がかかったのは、ひとえにこの第8巻が見つからなかったからだ。
さらに正確に言うなら、見つからなかったのは「BOX付きの初回版」だ。同様にBOXが付いた1巻は、DVDを集め始めた頃から新品でも中古でも比較的よく見かけたので簡単に手に入ったが、8巻は逆に新品・中古のいずれでも箱無ししか見かけなかった。おそらく、シリーズ後半は生産本数自体が少なく抑えられて、その中でも8巻箱付きは特少なかったのだろう。「箱無しの初回版」なら、新品でそこそこ置いてあった。
もちろん、リアル店舗だけでなくネット販売にもあたってみたが、8巻を売っている店に箱の有無を問い合わせても「無し」か「不明」ばかり。オークションにも目を光らせていたが、今に至るまで箱付き8巻単品の出品はなかった。もっとも、全14巻セットでの箱付き出品は何度か見かけたので、これで箱自体の存在を確認できたのはありがたかった。この全巻出品の写真を見なければ、箱の存在自体を疑っていたかも知れない。
この4年半の間には、何度も「もう一生手に入らないのでは」と諦めかけたし、「1巻の箱付きをもう一つ買って、代わりにそれに8〜14巻を入れよう」などと考えた事もあった。1〜7巻が綺麗に箱に収まっているのに対して、9〜14巻がむき出しのままなのは収まりが悪いし、DVDに対して申し訳なくも感じていた。
今回、箱付き8巻を入手できたのは、大げさではなく奇跡としか言えない。何しろ、当初は16日に秋葉原による予定はなく、コミケが終わったら名古屋に直帰するつもりだったのだ。
しかし、コミケで思ったより予算も体力も余ったので、せっかくだからと秋葉原に寄ってみた。そして、たまたま入った店で見かけたのが、箱付きの1巻だった。最近は『ぴちぴちピッチ』のDVDを見かける事自体が少なくなっていたので、ここで久しぶりに1巻を見かけたのも何かの縁かと思い、他の店にも行って8巻を探して見ようと思い立ったら、2軒目であっさり見つかってしまった。
実物を見つけた時は、「こういう事もあるのか」と、本気で鳥肌が立つ思いだった。4年半探しに探して、初めて目にした実物なのだ。今思えば、最初に箱付き1巻を見かけた時点で「もしかしたら」と言う予感があった。箱付き8巻が、私を秋葉原に呼んでくれたのかも知れない。
これで、『ぴちぴちピッチ』について、ようやく一区切り付ける事が出来た。
非公式なものではあったが、初めて声優のライブに行った記念すべき作品で、今も思い入れは強い。DVDを揃えたい気持ちはやはり消せなかったし、諦めなくて本当によかった。
8巻の箱に帯が付いていない点だけは残念だが、今後更に探して帯付きを見つける自信はない。箱が見つかっただけでも奇跡的なのだ。9〜14巻は8巻と共に、ようやく収まるべき所に収まった。大切に保管して、またいつか作品を観返したい。
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全巻並べての記念撮影
本来なら真っ先にその感想を書くべきところだが、16日のコミケ帰りに寄った秋葉原で思いもよらぬ収穫物があったので、その件を先に書いておきたい。
その収穫物とは、『マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ』のDVD第8巻・BOX付きの初回版だ。『ぴちぴちピッチ』のDVDをバラで集め始めたのが2005年の正月だから、全巻集めるまでに4年半以上もかかった。
こんなに時間がかかったのは、ひとえにこの第8巻が見つからなかったからだ。
さらに正確に言うなら、見つからなかったのは「BOX付きの初回版」だ。同様にBOXが付いた1巻は、DVDを集め始めた頃から新品でも中古でも比較的よく見かけたので簡単に手に入ったが、8巻は逆に新品・中古のいずれでも箱無ししか見かけなかった。おそらく、シリーズ後半は生産本数自体が少なく抑えられて、その中でも8巻箱付きは特少なかったのだろう。「箱無しの初回版」なら、新品でそこそこ置いてあった。
もちろん、リアル店舗だけでなくネット販売にもあたってみたが、8巻を売っている店に箱の有無を問い合わせても「無し」か「不明」ばかり。オークションにも目を光らせていたが、今に至るまで箱付き8巻単品の出品はなかった。もっとも、全14巻セットでの箱付き出品は何度か見かけたので、これで箱自体の存在を確認できたのはありがたかった。この全巻出品の写真を見なければ、箱の存在自体を疑っていたかも知れない。
この4年半の間には、何度も「もう一生手に入らないのでは」と諦めかけたし、「1巻の箱付きをもう一つ買って、代わりにそれに8〜14巻を入れよう」などと考えた事もあった。1〜7巻が綺麗に箱に収まっているのに対して、9〜14巻がむき出しのままなのは収まりが悪いし、DVDに対して申し訳なくも感じていた。
今回、箱付き8巻を入手できたのは、大げさではなく奇跡としか言えない。何しろ、当初は16日に秋葉原による予定はなく、コミケが終わったら名古屋に直帰するつもりだったのだ。
しかし、コミケで思ったより予算も体力も余ったので、せっかくだからと秋葉原に寄ってみた。そして、たまたま入った店で見かけたのが、箱付きの1巻だった。最近は『ぴちぴちピッチ』のDVDを見かける事自体が少なくなっていたので、ここで久しぶりに1巻を見かけたのも何かの縁かと思い、他の店にも行って8巻を探して見ようと思い立ったら、2軒目であっさり見つかってしまった。
実物を見つけた時は、「こういう事もあるのか」と、本気で鳥肌が立つ思いだった。4年半探しに探して、初めて目にした実物なのだ。今思えば、最初に箱付き1巻を見かけた時点で「もしかしたら」と言う予感があった。箱付き8巻が、私を秋葉原に呼んでくれたのかも知れない。
これで、『ぴちぴちピッチ』について、ようやく一区切り付ける事が出来た。
非公式なものではあったが、初めて声優のライブに行った記念すべき作品で、今も思い入れは強い。DVDを揃えたい気持ちはやはり消せなかったし、諦めなくて本当によかった。
8巻の箱に帯が付いていない点だけは残念だが、今後更に探して帯付きを見つける自信はない。箱が見つかっただけでも奇跡的なのだ。9〜14巻は8巻と共に、ようやく収まるべき所に収まった。大切に保管して、またいつか作品を観返したい。
全巻並べての記念撮影
映画『サマーウォーズ』鑑賞
盆休みに入って、ようやく昨日『サマーウォーズ』を観てきた。
前売り券を買い忘れたので、割引のあるレイトショーで鑑賞。最近は夜型人間になりつつあるので、遅い時間も苦にはならない。
大ざっぱな感想として、面白いか面白くないかの二択なら「面白い」と答えるが、面白さの度合いについては、正直言って微妙に感じた。
三年前の『時をかける少女』の時には「あの『時かけ』が、こんな作品になってしまうのか!」と、いい意味での大きな驚きがあったのだが、今回は、話があらすじから想像できるほぼそのままに展開していったので、「驚き」の面では物足りなさがあった。まあ、事前にテレビで宣伝特番を観て、余計な知識を付けてしまったのがよくなかったのかも知れないが。その点、『時かけ』は、ほぼ予備知識なしで、監督・細田守&キャラクターデザイン・貞本義行の名前で観に行ったようなものだった。
とは言え、時間を忘れて画面に没頭できる面白さは相変わらずで、エンタテイメント作品としては十分に楽しめた。つまらない映画だと「あと何分で終わるのだろう」と途中で時計を確認したくなってしまうが、本作や『時かけ』にはそれがなかった。今回は「家族」が大きなテーマとなっており、陣内家の人間が大勢登場していたが、2時間弱という限られた時間でも各人の個性がしっかり描き分けられていて、「これ、誰だっけ?」と、ならないあたりはさすがだ。
本作も、専業声優でない人が多数出演していたが、いわゆる「棒」のせいで映画が台無しと言う事はなかった。神木隆之介も、ピー助の頃から成長したのだなと、しみじみと思ってしまった。オリジナル作品だから既存のキャラのイメージに影響される事はないし、演技指導もしっかり行われていたのだろう。
そんな中で、永井一郎・中村正両氏の存在感は「さすが」としか言いようがない。特に、永井一郎演ずる万助は観ていて気持ちのいいおっさんキャラだった。このような役だと、本当に永井さんの声はよくはまっている。
それにしても、我ながら単純だとは思うが、舞台となった長野県上田市を訪れたくなってしまった。やはり、劇中で描かれていた風景を実際にこの目で見る事が出来るのであれば、見てみたいものだ。
名古屋からも比較的近いから日帰りも可能だ。そもそも、愛知県と長野県は、一応お隣同士なのだし。もっと涼しくなってから、秋口にでも一度、行ってみよう。
さて、細田守監督の次回作はどうなるのだろう。そろそろ、たまにはテレビアニメの演出作品も観たいのだが、次も劇場映画なのだろうか。「鬼太郎対三匹の刺客!」のような徹底したギャグ作品も、また見せていただきたいものだ。
前売り券を買い忘れたので、割引のあるレイトショーで鑑賞。最近は夜型人間になりつつあるので、遅い時間も苦にはならない。
大ざっぱな感想として、面白いか面白くないかの二択なら「面白い」と答えるが、面白さの度合いについては、正直言って微妙に感じた。
三年前の『時をかける少女』の時には「あの『時かけ』が、こんな作品になってしまうのか!」と、いい意味での大きな驚きがあったのだが、今回は、話があらすじから想像できるほぼそのままに展開していったので、「驚き」の面では物足りなさがあった。まあ、事前にテレビで宣伝特番を観て、余計な知識を付けてしまったのがよくなかったのかも知れないが。その点、『時かけ』は、ほぼ予備知識なしで、監督・細田守&キャラクターデザイン・貞本義行の名前で観に行ったようなものだった。
とは言え、時間を忘れて画面に没頭できる面白さは相変わらずで、エンタテイメント作品としては十分に楽しめた。つまらない映画だと「あと何分で終わるのだろう」と途中で時計を確認したくなってしまうが、本作や『時かけ』にはそれがなかった。今回は「家族」が大きなテーマとなっており、陣内家の人間が大勢登場していたが、2時間弱という限られた時間でも各人の個性がしっかり描き分けられていて、「これ、誰だっけ?」と、ならないあたりはさすがだ。
本作も、専業声優でない人が多数出演していたが、いわゆる「棒」のせいで映画が台無しと言う事はなかった。神木隆之介も、ピー助の頃から成長したのだなと、しみじみと思ってしまった。オリジナル作品だから既存のキャラのイメージに影響される事はないし、演技指導もしっかり行われていたのだろう。
そんな中で、永井一郎・中村正両氏の存在感は「さすが」としか言いようがない。特に、永井一郎演ずる万助は観ていて気持ちのいいおっさんキャラだった。このような役だと、本当に永井さんの声はよくはまっている。
それにしても、我ながら単純だとは思うが、舞台となった長野県上田市を訪れたくなってしまった。やはり、劇中で描かれていた風景を実際にこの目で見る事が出来るのであれば、見てみたいものだ。
名古屋からも比較的近いから日帰りも可能だ。そもそも、愛知県と長野県は、一応お隣同士なのだし。もっと涼しくなってから、秋口にでも一度、行ってみよう。
さて、細田守監督の次回作はどうなるのだろう。そろそろ、たまにはテレビアニメの演出作品も観たいのだが、次も劇場映画なのだろうか。「鬼太郎対三匹の刺客!」のような徹底したギャグ作品も、また見せていただきたいものだ。
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