民主党本部に入る鳩山代表=4日午前、東京・永田町 民主で人事調整本格化 鳩山、小沢氏が協力民主党の鳩山由紀夫代表は4日、新政権の閣僚や党役員、衆院議長らの人事調整を本格化させた。鳩山氏が重要閣僚で処遇する意向の菅直人代表代行、岡田克也幹事長のポストが焦点となる。党政調会長と兼務となる新設の国家戦略局担当相が重視されており、菅氏らの名前が浮上している。 次の幹事長への起用を決めた小沢一郎代表代行と協力して人選を進めるとみられる。 岡田氏については外相、財務相などへの起用が有力視されている。菅氏をめぐっては国家戦略局担当相のほか官房長官に就任するとの見方もある。 衆院議長には渡部恒三、横路孝弘元前副議長ら党重鎮を充てる方針だ。 鳩山氏は16日に召集される特別国会で首相指名される予定で、同日中の新政権発足を目指している。 閣僚候補については、政治資金問題やスキャンダルの有無などを確認する「身体検査」に、今後1週間程度かける見通し。副大臣や政務官候補についても調査を進める。党役員は小沢氏が主導して選考に当たるとみられる。 鳩山氏は10月25日の静岡、神奈川両参院補選と来年の参院選を重視した布陣を検討。10月に召集する予定の臨時国会での論戦も考慮する。 【共同通信】
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