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【裁判員3例目 結審(6)】「大人は何もしてくれない」…嗚咽する被告に裁判員は (4/4ページ)

2009.9.3 13:41
このニュースのトピックス自殺
傍聴券の抽選券を配る裁判所関係者。性犯罪事件を裁く初の裁判員裁判を傍聴しようと、青森地裁近くの地下道には前日の977人を超える1035人が並んだ=3日午前9時15分ごろ、青森市内傍聴券の抽選券を配る裁判所関係者。性犯罪事件を裁く初の裁判員裁判を傍聴しようと、青森地裁近くの地下道には前日の977人を超える1035人が並んだ=3日午前9時15分ごろ、青森市内

 弁護人「死にたいと思ったこともあった」

 被告「はい」

 弁護人「いつごろ」

 被告「小3ごろからだと思います」

 弁護人「実際に自殺のようなことをしましたか」

 被告「小学校のころ、自転車で国道に飛び出したり、マンションの屋上のフェンスを乗り越えたり、ビルの屋上のフェンスを乗り越えて足を投げ出して座ったりしていました」

 弁護人「どうして自殺しようとしたのですか」

 被告「さびしさに我慢しきれない自分がいて、死ねば母のところに行ける。その方が楽だと思いました。死を感じられたときだけ、生きている実感が得られたので、そういう行動をとっています」

 弁護人「小学校の時に万引したことがありますが、演技していたことと関連がありますか」

 被告「はい」

 《被告が問われている第1〜4事件は、借金の返済に追われ、窃盗目的でアパートに侵入したことから始まっている。だが、被告は高校生から窃盗を繰り返し、小学生時代にも万引をしていたという。弁護側は幼少時の心の傷が、今回の事件に影響を与えていることを訴えたいようだ》

(7)に続く

【裁判員3例目】詳報はこちら

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傍聴券の抽選券を配る裁判所関係者。性犯罪事件を裁く初の裁判員裁判を傍聴しようと、青森地裁近くの地下道には前日の977人を超える1035人が並んだ=3日午前9時15分ごろ、青森市内
全国3件目の裁判員裁判の第2回公判が開かれた青森地裁第1号法廷=3日午前

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