[PR]
ニュース:事件 RSS feed
【裁判員3例目 結審(6)】「大人は何もしてくれない」…嗚咽する被告に裁判員は (4/4ページ)
このニュースのトピックス:自殺
弁護人「死にたいと思ったこともあった」
被告「はい」
弁護人「いつごろ」
被告「小3ごろからだと思います」
弁護人「実際に自殺のようなことをしましたか」
被告「小学校のころ、自転車で国道に飛び出したり、マンションの屋上のフェンスを乗り越えたり、ビルの屋上のフェンスを乗り越えて足を投げ出して座ったりしていました」
弁護人「どうして自殺しようとしたのですか」
被告「さびしさに我慢しきれない自分がいて、死ねば母のところに行ける。その方が楽だと思いました。死を感じられたときだけ、生きている実感が得られたので、そういう行動をとっています」
弁護人「小学校の時に万引したことがありますが、演技していたことと関連がありますか」
被告「はい」
《被告が問われている第1〜4事件は、借金の返済に追われ、窃盗目的でアパートに侵入したことから始まっている。だが、被告は高校生から窃盗を繰り返し、小学生時代にも万引をしていたという。弁護側は幼少時の心の傷が、今回の事件に影響を与えていることを訴えたいようだ》
このニュースの写真
関連ニュース
- 【裁判員3例目 結審(9)】裁判員見つめる中、更正誓う被告「自分はもう1人じゃない」
- 【裁判員3例目 結審(8)】「成人したので借金で“娯楽”」…裁判員はあきれ顔
- 【裁判員3例目 結審(7)】被告の不幸な境遇を詳細に質問する弁護人…裁判員は厳しい表情で思案
- 【裁判員3例目 結審(5)】「愛というものから自分から逃げた」…被告の“反省文”にうなずく女性裁判員
- 【裁判員3例目 結審(4)】「被告からの謝罪は?」「特に…」 裁判員からの質問に祖母
- 【裁判員3例目 結審(3)】「弱虫で泣き虫でした」 被告の祖母が証言台へ
- 【裁判員3例目 結審(1)】「大きな不自由なく育ててきたつもり」 祖母の調書読み上げに被告は表情変えず…
- 【裁判員3例目 弁護側冒頭陳述】育った環境が人格形成に強い影響
- 【裁判員3例目 検察側冒頭陳述】心の深い傷は癒えず
- 【裁判員3例目】初の情状証人が出廷 ビデオリンクによる被害者肉声陳述も
[PR]
[PR]